Just Cause™ 3 DLC: Reaper Missile Mech DLC

まず前提としてこの兵器は第二段のミッションパックのＤＬＣメックランドアサルトがないと真の力が発揮できない。 （以降ＭＬＡ） ただ第二段ＤＬＣをクリア出来るのは後半になってくるので購入しただけで初期からメックに乗れるというのは大きな利点だと思う。 本ゲームに登場する地上兵器の戦車は耐久力も攻撃力もなかなかのものだが車両という特性上地形や障害物に阻まれやすかった。個人的に一番気になったのが砲塔旋回速度。基本的にモッサリしていて俊敏な機動性を売りにして動き回る主人公を使用した後に乗ると不便さを感じてしまった。すぐ飛び出したくなる衝動にか駆られた人も多いのではないかと思う。 その点この四足戦車はどのような方向にでもスイスイ進めるしさほど高くはないが跳躍も可能だ。機動性の問題は戦車と比べるとかなり快適になっている。特筆すべき点は右手に装備された重力兵器で、近場のものをまとめて持ち上げて振り回したり、衝撃波で吹き飛ばしたりすることができる。これで障害物に阻まれたり迂回したりすることなく進軍できる。 ここからは問題点も挙げていこうと思う。まず最初にDLC紹介部分にバベリウムミニガン装備と書いてあるがついていない(笑)多分別ＤＬＣのＭＬＡに登場するＭｅｃｈと間違えているのだと思う、因みにそちらにミサイルランチャーはついていない(笑) なので遠距離はミサイルランチャーのみなのだがこれがロックに少し時間がかかるために敵がわらわら出るようになると即応性に欠けてくる。無論結構な速さで連射できるミサイルランチャーはかなり強力だがロックオンしないとサイトが向いている方向に追従してきてしまうので結局はターゲットに命中するまで視認し続けるかロックしないといけない。そのため歩兵がわんさかでてきたり車両に囲まれたりしたときは必然的に右手の重力兵器で薙ぎ払うような近接戦法をとるようになるのだが、このＭｅｃｈいかんせん初期状態では耐久力がいまいちで歩兵火器でも結構目に見えて削られていく。耐久力が減ってきたら敵兵が乗ってきたものに乗り換えて戦える戦車と違い破壊されたらまた要請しなおさなくてはいけないのでこの継戦能力の低さは中盤以降力不足を感じるようになる。ＭＬＡには他にも2種のＭｅｃｈが登場するがミサイルを装備したものは本機体のみだ。初めにも書いたが、Ｍｅｃｈのバージョンの一つがＭＬＡをクリアせずとも購入時点から使用することができますよ、というのがこのＭＯＤの利点だろう。単体での評価はここまで。 終盤まで優秀な兵器として使っていくためにはメックランドアサルトＤＬＣが必須になる。ＭＬＡで開放されるＭｅｃｈ用のＭＯＤは本機体の性能を劇的に向上させる。特に難点であった耐久面の事情は大きく変わる。常時展開式のバベリウムシールドが実質第二の耐久力扱いになるが、これが非常に強固でなかなか破られることはない。これにより重力兵器での接近戦を行っても被弾を気にすることなく敵を圧倒できる。ＭＯＤの効果で近接武器や機動性なども向上するので、もしこの機体を気に入って終盤まで使い続けたいという気があるならば、ＭＬＡも導入も検討することをお勧めする。因みに本機体は丸みを帯びた流線型の外観をしているがMLAの他2種類は角張っていて無骨な外観をしている。