TY the Tasmanian Tiger のレビュー

オーストラリアのどこかの島が舞台の3Dプラットフォーマー/コレクタソン(Collectathon)。コレクタソンとは、バンジョーカズーイやスパイロのような箱庭ステージを飛び回って、アイテムを集めることで進行するタイプのゲームです。このゲームはまさにそんな感じなので、同ジャンルのゲームをやったことがある人には説明不要な内容です。[b]ストアページは日本語ですが、日本語では遊べません。[/b] まず、カラフルなグラフィックと個性的なアートスタイルのキャラクターは見ていて楽しいです。これがこのゲームの一番の魅力だと思います。 キャラクターは、みんな個性的で印象に残るし面白いです。とくに鳥のおじいちゃんは声優さんがノリノリで演技されるので好きです。みんなオーストラリア英語のスラングを使って話すので、何を言ってるかわからないことがありました。 収集物は、サンダーエッグ、オパール、黄金の歯車、ビルビー（ウサギっぽい生き物）、額縁があります。ゲーム進行に必須なのはサンダーエッグです。オパールとビルビーはステージ内のものを全部集めるとそれぞれエッグが１つ手に入ります。マップを探索してアイテムを拾い集めるだけじゃなく、NPCの頼み事を聞いたり、いろんなミニゲームをクリアすることで、アイテムが貰えたりするのも面白いです。 操作性は、ヘンな慣性などもなくキビキビ動くのでイイです。ただ単純すぎるのがイマイチです、例えばマリオ６４なら横宙返りとか三段跳び、壁キックみたいな練習しないと難しいアクションありますけど、このゲームにはそういう、練習して上達したら嬉しくなるアクションとかがないので地味です。基本的に走り回ってジャンプするだけです。 戦闘もかなり単純で、基本的にブーメランを投げつけたり、噛みつき攻撃をすれば、ほとんどの敵は一撃で倒せます。一部の敵は大げさなリアクションをして倒れるので見ていて楽しいです。 基本的にそれほど難易度は高くないですが、精密なジャンプが必要な場所があったり、見つけるのが難しいアイテムがあったりします。 一番の不満点は移動速度が遅く、ダッシュ（スプリント）がないことです。いくつかのマップはあまりにも巨大なので、移動がかなりダルいです。実績コンプリートを目指す場合は、広大なマップを長時間さまようことになると思います。 この手のゲームでは「アイテムがあと１つ見つからない！」ってことがよくありますが、このゲームも例外ではないです。すべてのアイテムを見つけなくてもゲームクリアできるので、完璧主義にならずに遊ぶほうがストレスにならなくていいかも。必須アイテムのサンダーエッグの位置は地図にヒントが表示されます。 １００％クリアすると隠しエンディングが見られるらしいですが、２０秒ぐらいのよくわからない映像なので正直そこまでして見る価値ないと思います。（私はYoutubeで見ました） 3Dプラットフォーマーが好きで、キャラクターの見た目とかが気に入ったならオススメです。 楽しむコツ ・ジャンプして一番高い位置についたところでもう一度ジャンプボタンを押すと少しだけ浮き上がることができます、ちょっとした二段ジャンプみたいな感じです。これを使わないと到達できない場所があります。 ・Grass Qualityを下げると草の密度が減って、草むらに隠れたアイテムを見つけやすくなります。見栄えもそんなに悪くなりません。 ・ステージごとに300個のオパールがあります。オパールの所持数数が297~299ぐらいのときにバスケットを破壊してマグネットを手に入れると、残りのオパールが引き寄せられてすぐに手に入ります。 ・Picture Frame（額縁）は半透明の箱を壊すと出てくるのですが、これを自力で見つけるのはかなり難しいです。しかも１つのマップに２０個以上あったりするのでコンプリートするのがかなりしんどいです。黄金の歯車をたしか45個（3つ目のブーメラン）コアラ博士に渡すと、Infarang というブーメランを作ってもらえるので、それを使えば少しは探しやすくなるのでそれまでは無視するといいかもしれません。Picture Frameを１枚集めるごとにコンセプトアートがアンロックされます。 おもしろいよ BONZA!