Tumbleweed Express のレビュー

[h1] 西部、ドリル、そして飛行船 [/h1] 飛行船輸送が鉄道輸送に取って代わった仮想世界の19世紀西部アメリカにおいて、唯一残された装甲列車を運行するアクションシューター。 プレーヤーは列車の砲手として、襲い来るドリルギャング（ドリルのついた蒸気車両に乗るギャング。なんでドリルかですって？　うん、なんでだろうね）や飛行船軍団を蹴散らし、列車を無事に目的地まで送り届けなければならない。 基本的に列車の走行そのものはコントロールできないので、文字通りのレールシューターと言える。 ちなみに、ミッションをクリアした際に獲得したお金で列車や武装を強化する要素があり、新しいタレットを搭載したり装甲を強化したり、自動タレット搭載の貨物車両を連結できるのが面白い。過去にクリアしたミッションを周回して稼ぐことも可能だ。 ゲーム内容はいかにも単純だが雰囲気が良く、かつ気軽にプレイできる佳作。全12ミッションという点は物足りないが、その分価格も安いのでぜひ抑えておきたい。

レイルシューターゲーム。 1885年、産業革命期のアメリカ、飛行船艦隊に土地と金が支配されていた。抑圧された人々を救うために列車"Tumbleweed Express"を改造して飛行船艦隊と戦うという物語。 プレイヤーが操作するのは列車という文字通りのレイルシューターだ。線路通りに進む列車の砲撃で襲ってくる敵を倒しゴールを目指す。ミッションをクリアすることで金が手に入り、その金で列車のアップグレードを行い、次のミッションへというのが基本的な流れとなっている。全12レベルでボスも登場する。 [難易度バランス] とにかくアップグレードすれば誰にでもクリアできるバランスだ。アップグレードの強化幅は大きく、あまりアップグレードしすぎるとほぼ死ななくなる。売却によるダウングレードが可能なので、この辺は自分でお好みに調整していくと良いだろう。 シューターであるが敵の動きは速くなくAIM力はあまり必要としない。その代わりに砲はオーバーヒートしやすいので調整しながら撃つのが必要になっている。ミッションについてはクリアタイムで3段階評価がつき、コントラクトというサブ目標を付けることで報酬金額を上げることができる。 [列車] 3タイプの車両で編成されている。 ・先頭車両: 移動に関係し、アップグレードでブースト移動が可能になる ・タレット車両: 自動で攻撃するタレットを設置できる ・後部車両: プレイヤーがAIM操作する車両 修理による回復のための整備士とタレットの性能を上げる砲撃手を車両に配置でき、ゲーム中に人数配分を調整できる。 難易度バランスが大味なのが残念だ。しかし、襲撃してくる敵をタレットともに砲を撃ちまくっていくコンセプトは良く、低予算ゲームながらも十分に遊べる内容になっている。もっと金をかけてキッチリ作って欲しいと思えるコンセプトだ。自分が戦艦か何かの1人の砲撃手となって多くの敵を撃退するようなシューターをプレイしたいのなら良いゲームだと思う。