Villages & Dungeons Steam統計とチャート

タイトルはアレだが普通に面白い

これはおもしろい マルチプレイあったら最高

デッキ構築バトル…ではあるのですが、あくまでもローグライトでありカード資産を増やして次のランに備えるようなタイプではありません。 一応周回して溜めたポイントで買うルーンというプレイヤーに能力を追加するシステムもありますが、これも単独ではそこまで強くはないので、ただただ続けても強くはなれずプレイヤーの知識の蓄積で強くなるしかないタイプのゲームです。ローグ味は比較的強めというべきでしょう。 特筆すべきは敵味方のカードは共通であり、またカードが持つ能力は全て別の能力で対策できるというシステムです。 直接攻撃に対しては防御力と盾（ターン制限ありの軽減）、その防御力と盾に対しては毒（防御盾無視のターン毎ダメージ）、毒を含めたデバフを消す浄化、回復と回復阻害、モンスターの攻撃時能力を封じる沈黙…などなど。わりと簡単になんらかの能力に特化したデッキを台無しにしてやることが可能です。つまり、自分の特化型を台無しにされるリスクも常にあります。 その為このゲームは敵と遭遇した際に相手のデッキを見てから自分のデッキを再構築することが許されています。他のレビューの方が言っている通り、後だしジャンケンだが勝つ手があるとは限らない…ということです。逆に言えば、後だしで勝てるようなカードの確保がポイントになります。 カードの引きが悪いとその対策ができないままエリートやボスと戦わざるを得なくなって積んだりするので、運ゲー要素はやや多いかも…まあローグ系はそんなものという部分はありますが。 なお、このゲームにおけるカードの色は赤が青に強いとかの相性ではありません。 モンスターにも支援にも、無条件に発動する能力と特定のカード色複数をデッキに入れてるときだけ発動する強力な能力の二種類が設定されており、そのトリガーを引くために色があります。 特定の色4枚とか要求されたり、複数色要求されたりする強力な能力を発動させたいけど色が合致するカードにその能力と相性のいいカードないや…諦めよ…とかなるのもまた一つの醍醐味。 カードにはレベルとレアリティが存在し、なんだかんだでレアリティ（カード中央部に表示されている◇の色）が高い方が強く、特にモンスターについては低レアだと能力なしのバニラだったりもするので、不要な商人に売って資金に変えてしまいましょう。前述の通り今使っていないカードでもメタ用に確保しないといけないとはいえ、それでも同じ役割のカードがダブってきますので。 小ネタとしては、ダンジョンのモンスター以外の部屋（回復やポータルなど）はそこに移動しても回復などのイベントを後回しにできます。一度移動しないとその部屋より後の部屋に移動できないシステムですが、自分の生命力満タンなのに回復部屋出てきたな…とかの状況があると思いますが、そういう時は無駄に回復とかせず「後で」を選んで先へ進みましょう。 このゲームの長所は構築という作業そのものの楽しさ。シナジーとメタで飯を食おう。 短所は頻繁にカードの入れ替えと構築しなおしをするし戦闘自体も中盤以降中々の時間がかかるためどうしても１ランが長くなってしまうこと。そしてゲームのタイトルが言うほど村要素あるか？って首をかしげたくなること。

オススメ！ とにかくBGMがかっこいい！ 突き詰めて勝つためのプレイするには色々思考能力が問われる作品だと思いますが、 雰囲気で適当にプレイしてて負けてもなんか楽しいです。 強いて言うなら日本語タイトルもうちょっとなんとかならんかったかな。 こういう訳なら原題のままのほうが全然良いと思うｗ