Notch - The Innocent LunA: Eclipsed SinnerS のレビュー

HISASHIがモテモテで畜生！ HISASHIがやたらとカッコいいムーブばかりして畜生！ HISASHIが主人公のYUHITOなんかよりよっぽど存在感があって畜生！ 主人公のYUHITO?やっこさん他人の幻想の中で死んだよ 以下ネタバレにならない？程度に感想 英語でプレイ 小難しい英語表現が他の英語VNゲームと比べてかなり少なく サクサクと読み進めていける、が文章量はやや多め 作中の某最強さんが全く最強でなく不憫？すぎる…所詮は敗北者じゃけぇ もう少し早いスキップがあると良かった＆メッセージウィンドウにスキップがあると良かった 世界観が随一だと思うが、色々と釈然としない部分も有る(統治機構、警察、病院、人口規模そもそも孤島？etc...) 天使のような悪魔はいるが、悪魔のような天使はいなかった SHIOのスカートはずり下ろす一択→あ、憧れの幼馴染のパンティ見ちゃったたはは…→この後滅茶苦茶 なんやかんや書いたけどお勧めのゲームです

全ED通過＆実績コンプ済。 ミステリーVN。とある事情によって外界と切り離されている町で連続殺人事件が起こり、それに主人公たちが巻き込まれて……という話。 ホラーや流血、若干のグロ要素が含まれるため苦手な方は注意。 わかりにくいけど既読スキップあり（画面上部の「系?(S)」→「前?到下个??(F)」をクリック）。 CG鑑賞、音楽鑑賞あり（クリア後に解禁）。 選択肢を選んで文章を読み進めていくタイプの一般的なVNなので、最悪ガイドなり攻略サイトなりに頼れば詰まることはないはず……と思っていたらガイドに書かれていない部分で詰まったので、本レビューの末尾にちょろっと解決法を書いておきました。 [b] ◆GOOD[/b] ・OPムービーでも触れられているように「愛とは何なのか、憎しみとは何なのか」をテーマにストーリーが描かれていて、ほとんどのキャラクターがこのテーマに関わるものを抱えている。そのせいかそれぞれのキャラクターの行き着く先が切ない。悲恋が好きな方にオススメ。 ・中国語でプレイしたけど文章が読み取り易かったので中国語初心者の方にもオススメ。 [b] ◆BAD[/b] ・話が冗長すぎるシーンがいくつかあって、テンポは良くないと感じた。 ・UI周りの演出がモッサリしている。メニュー項目がゆっくり表示されるタイトル画面、画面を切り替えるたびに演出が入るオマケモードなど。 ・背景にエフェクトがかかっているシーンの途中でセーブすると、次回ロードしたときに背景が消えるバグ？がある。背景が切り替われば治るしゲーム進行に支障はないけど残念。 ・女キャラと男キャラの立ち絵の画風が違いすぎて、最後まで気になって仕方なかった。 [b] ◆何度やってもBAD5に分岐してしまう場合[/b] （攻略についてのネタバレなので伏せ字） [spoiler]自分がプレイしたときがそうだったというだけなのでハッキリとは言えないけど GOODENDへ分岐するための前提条件として予めBAD10を見ておく必要があるようです。[/spoiler]

[h1] 中国産の名作ビジュアルノベル [/h1] ※日本語非対応 仏教の言葉で「業(カルマ)」というものがありますが、これによると善い行いも悪い行いもいつか全て自分に返ってくるとされています。ところで、もし一生をかけても償いきれないような業を犯してしまった時、その人は一体どんな報いを受けるのか...。 中国のデベロッパーが送る長編ヴィジュアルノベル。複数の登場人物の視点から語られる群像劇。 イラストがとても可愛らしく、重厚なストーリーを楽しめるのでおススメです。 https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=3245504562 タイトルに「Sinners」とある通り、「罪人」が作中を通して一つのテーマとなっています。割とえげつない大罪を犯したキャラクターが何人も登場しますが、彼らが自らの罪をどう捉え、そしてどういった末路を辿るのかが見所になっています。 ミステリーの側面もあり、まったく先の読めない展開が面白いです。現実世界とは別に精神世界のようなものが登場するのが特徴で、この辺はファンタジーっぽさがあります。常識が通用しない何でもありの世界観なので続きが気になってどんどん読み進めてしまうでしょう。登場人物がかなり多く、また複数の視点から物語が進行します。話の全容を掴むまでに時間がかかると思いますが、その分全て理解できた時のカタルシスは中々のものがあります。 [h1] 気になった点 [/h1] ・ゲームを立ち上げなおすと音量調整が設定前に戻ってしまう 　→起動のたびに調節し直す必要があるのが面倒でした。 ・ルート分岐が複雑 　→エンディングは全部で14個ありますが、分岐が結構複雑です。複数の選択肢の組み合わせでルートが決まるため、要するに何回もやり直しが必要になります。自力で全エンディング回収は至難の業なので、一度詰まったら攻略を見ることを強くおススメします。 ・英訳が平坦 　→英訳がかなーりシンプルです。私のような非ネイティブからしたら読みやすいので助かる一方、英語が母国語の人からしたら決して無視できないポイントになってくると思います。(実際英語圏のレビューでは英訳の質について触れている方は多かったです。) ・エンディングが若干投げやり 　→ネタバレになるため詳細は触れませんが、エピローグがかなりあっさりしており「え、これで終わり？」と拍子抜けしてしまいました。終わり方自体は綺麗にまとまっているのですが、正直物足りなさは否めませんでした。 [h1] その他 [/h1] ・プレイ時間はグッドエンド到達まで約30時間ほど。 ・実績あり(20個)。全エンディングに到達すればだいたい解除できますが、一部イースターエッグ的な隠し実績があります。 ・アートブック(中国語のみ)とサントラのDLCあり。 [h1] 総評 [/h1] 2012年発売なのでそれなりに古い作品であり、システム的に取っつきにくい部分はありますが、それ以上に引き込まれるストーリーが面白いです！咎人に焦点を当てているため、悪役が魅力的に描かれているのがとても良いです。主人公より悪役が好きな人や、悪役が味方になる展開が好きな人には特に刺さるかも。 割と頻繁に65%オフになるので買うならセール時が良いでしょう。 中国ヴィジュアルノベルの面白さの片鱗を伺うことができる良いゲームだと思います。

中国ノベル史にその名を残す歴史的名作、古典のうちの一つ。 謎が謎を呼ぶサスペンスで、敵か味方か分からない登場人物を軸にした物語がプレイヤーをぐいぐい引っ張ってくれます。そして本作最大の魅力が複雑な愛憎劇。運命に翻弄される中で己の意思を貫こうとする人々の物語は読者の中で忘れがたい存在として記憶される。中でも悪魔的な魅力を放つ見上音央（みかみひさし）は本作随一の強烈な印象を残す人物です。 随所に挟まれるいわゆる一枚絵が美しく、音楽も良い。日本語の歌詞で歌われる『堕落之花』や『金色の蝶』（原題ママ）などの楽曲は反則もの。歌詞が物語の展開にリンクしているからたまりません。 ただ、難点もいくつか。まず、（特に後半）同じような表現が繰り返される所がある。英語が相当シンプルなので翻訳ゆえなのかもしれませんが、大事な場面で少し間延びしてしまいます。それから分岐条件が複雑。これについてはSteamの掲示板でかなり研究されているので、行き詰ったらそちらを参照しましょう。とはいえ昔の作品なのでこの辺は仕方ない。ちなみに既読スキップは画面上のメニューもしくはＦキー、強制スキップはCtrlキーです。あと、これは作品の性質というものですがグロテスクな表現がわりとあります。 粗探しはいくらでもできるけれど、本作にはそれを上回る魅力が間違いなくあります。中国の歴史的名作が今こうして遊べることに感謝したい。外国語でも構わない人には強くおすすめします。続編『刻痕零』も開発中のようですよ。