Malebolgia のレビュー
Abandon all hope, ye who enter Malebolgia! Explore this haunted palace and fight the terrible demons and beasts within, as you struggle to escape the cold and desolate wasteland of Hell.
アプリID | 318860 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | DascuMaru |
出版社 | DascuMaru |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, 部分的なコントローラーサポート, Steam トレーディングカード |
ジャンル | インディー, アクション, アドベンチャー |
発売日 | 6 5月, 2015 |
プラットフォーム | Windows, Mac |
対応言語 | English |

136 総評
84 ポジティブなレビュー
52 否定的レビュー
賛否両論 スコア
Malebolgia は合計 136 件のレビューを獲得しており、そのうち 84 件が好評、52 件が不評です。総合スコアは「賛否両論」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Malebolgia のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
388 分
パッと見からすると想像できない ちょっと意外な良いゲーム。
でも フルプライス 1280円払うだけの価値は無いと思います。 私は90%オフの128円でこのゲームを買いましたが この値段での購入なら大いに満足できる良い買い物だと言えます。 あえて適正価格を考えるなら800円から半額の640円の間、もしくはそれ以下の値段になるでしょう。
PVやスクリーンショットは一見するとローポリ的で見た目のリアルさや面白味に欠けているように思えるかも知れませんが、プレイしている内に慣れてきて このグラフィックについては コレはコレで悪くないんじゃないか と思えるようになるはずです。 というのも、単にリアリティに欠ける楽なデザインに逃げているワケでははなく、雪や炎などの無形物が ◯ ・ △ ・ ❑ のような単純な図形に落とし込む手法で創意工夫をもって描き出されており、それが私には存外に本物っぽく 美しく見えてこないこともなかったからです。 シンプルながらも童話やおとぎ話の描かれた絵本のような雰囲気を持ったダークファンタジーの空気感を作り出そうという意欲が感じられました。
しかし、ほぼ左右対称なデザインの城の中を延々と歩きまわって、鍵を持ったボスを探しだして倒し、奪った鍵で錠の掛かった扉を開けて先に進む、というのを繰り返すゲームデザインになっている上、マップ画面上でキャラクターが現在 どの方角を向いているかが分からない表示になっているので 道に迷ってしまいやすい ことは否定できません。
窓の外の雪が照り返す淡い光とロウソク、暖炉の炎しか明かりのないメレボルジアという名前の城の中を、中世的なデザインの鎧を纏って 左手には松明、右手にはハルバードのような長柄武器を携えた戦場を駆けるライオンこと、レオポルドおじさんになって道中邪魔をしてくる悪魔を倒しつつ何故 メレボルジア城が悪魔に支配され雪に閉ざされることになったのかを、城内を探索して解き明かしていくというようなストーリー。 各章のボスを倒すと文章による解説がベースの短いムービーが挿入されて次の章へ、という仕組みで進行していきます。 城内を探索していると[spoiler]やたらとフレンドリーで人語を操り会話のできる悪魔[/spoiler]と出会うことがあり、そいつらの話している内容の重要部分が読み取れる程度の英語力がないと、錠の掛けられた扉を開くための鍵を求めて 手掛かり無しの総当りで城の中を駆けずり回らなければならなくなるので、若干の英語力は必要と思われます。
PV、スクリーンショットを見ると何となく分かる通り、完全に 『DARK SOULS』 を意識して作られたオマージュ・パスティーシュ作品に当たるゲームになっています。 アクション、探索、グラフィック、ストーリー等全てがシンプルで取っつきやすく簡単になった “簡易版 『DARK SOULS』” を想像して頂ければ そのイメージと今作、『Malebolgia』 のプレイ感覚やあらすじは それほど離れてはいないでしょう。 武器は最初から持っている松明とハルバードのみで防具は無し、プレイヤーが使える飛び道具は弓も 魔法や呪術も無い仕様になっています。
Xboxコントローラーでプレイする場合の操作方法は、左スティックで移動、右スティックでカメラを動かせ、調べられる物を調べたり扉を開けたりするのには接近してからAボタン、城内にいる会話のできる人物と会話するにはRBボタンを使います。 戦闘態勢に入るには、敵の方へカメラを向けてからRBボタンを押してロックオン。 Aボタン連打で三段までの通常攻撃コンボ、Yボタンで隙は大きいが与えるダメージも大きい強攻撃を繰り出せます。 敵の攻撃には通常のガード可能な攻撃と、敵の目が光る等の合図の後に発動されるガード不能な特殊攻撃があり、ガード可能な攻撃は一度RBボタンを押して敵をロックオンした状態を保ったままLBボタンを押すか、後退しながらAボタンを押すことでガード可能ですが、敵の攻撃のタイミングに合わせてガードを発動させないと狙ったとおりに被ダメージを防ぐことが出来ないので少し慣れが必要です。 ガードすることの出来ない特殊攻撃については、これも敵をロックオンした状態で 後方か左右の任意の方向へ左スティックを倒しながらBボタンを押すことで回避行動を取ることができるので、タイミングを見計らって入力すれば通常攻撃・特殊攻撃どちらも回避することが可能です。 戦闘時に大切なのは 敵との距離を適切に保つこと。 ロックオン状態で敵と接近しすぎた時にはXボタンを押して松明を一振りして炎を食らわせ、敵を後退させることができるので有効に使いましょう。 松明は最も素早く繰り出せる攻撃ですが、与えるダメージが低く射程の短い、敵を下がらせるための武器です。 受けてしまったダメージの回復は、扉の脇にある火の灯いていないロウソクに近づいて Aボタンで松明から火を注いでやることによって可能です。 壁際の特定位置に立っている振り子時計の傍でAボタンを押すと、進行状況をセーブすることができます。
ややもするとチープでつまらなさそうだと感じられ、その時点で興味を失ってしまいかねないグラフィックの質素さ。 それから受ける第一印象だけで、どうせ面白くないゲームだろ、日本語対応してないし、と捨て置いてしまうには ちょっと惜しいと言えるくらいの面白さを充分に隠し持っているアクションゲームです。 まぁまぁのボリュームもありますし、セールの時にでも開発して積みゲーしておいて、暇になったら試しにプレイしてみるのにも丁度良いゲームだと思います。 流石に本家 『DARK SOULS』 ほど骨太な難易度を期待すると大きく肩透かしを食らうことになってしまいますが。
いつか 『DARK SOULS』 シリーズをやってみたいと思っているけど、メチャクチャな高難度と聞いてどうも手を出すに至っていない というような人には予行練習 ( のさらに練習みたいな感じかも知れない) として大いにオススメ。
[spoiler]深淵を覗くとき、深淵も またこちらを覗いているのだ ~ ニーチェ ~ (蛇足)[/spoiler]
補足修正を入れておくと、メレボルジアは城ではなく “Palace” と表記されているので本当は “宮殿” でした。 この宮殿というのにはおおまかに分類すると、儀式等を行うことを目的として建てられたものと、それに加えて居住スペースを設けてあるものの二種類があるそうで、今作のメレボルジア宮殿の実態は言うなれば、[spoiler]「悪魔崇拝のために建てられた居住スペース付きの宮殿」[/spoiler]だと思います。 有りがちだけど このゲーム、オチも好きなんだよなぁ。
👍 : 7 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
407 分
クリア時のVer.は不明。所要時間は約5時間。
[h1]Pros:[/h1][list]
[*]先の展開が気になる
[*]気持ちよく遊べる難易度になっている
[*]世界観や雰囲気に統一性がある[/list]
[h1]Cons:[/h1][list]
[*]章ごとの移動可能範囲は狭いが割とよく迷う
[*]一度クリアしてしまうとリプレイ性は低い
[*]実績やUI周りにバグが残っている[/list]
[h1]灯りと影、想像と真相の対比に妙[/h1]
荒れ狂う吹雪により橋の往来は絶たれている。寂寥感を覚える廃墟と化した宮殿に日の光は差し込まず、火を灯さねば足元すら見えない。人の気配がないその宮殿内に老騎士は囚われていた。いつからか、なぜなのか、は定かではない。確実に言えるのは、闇の中で悪魔や幽鬼が跋扈しており、日没が迫っているということだけだ。
本作は章仕立ての3人称視点で進めるアクションアドベンチャーである。セルシェーディングで描かれたローポリ風味のテクスチャーには陰影が色濃く現れ、手にした松明の灯がなければ画面は本当に真っ暗になってしまう。外から聞こえる吹雪の音が、暗い屋内をより一層心細いものにし、時折流れるBGMは孤独を感じさせる。作り出された雰囲気は初期のKing's Fieldに似ている。
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=796412327
暫く進めると、冒頭に書物の記述を見て以降、殆ど文字情報が出てこないことに気付く。幾つかの人ならざるNPCより進行に必要な手掛かりは得れど、主人公の置かれた境遇や状況に対する背景は多く語られず、物語はユーザーの想像に委ねられる。この点が本作の最大の肝と言ってよい。しばらく悶々とした状態でイメージは作られ続けるが、終盤にしっかりと回収される。語られる種明かしまでの待たされ具合は丁度よい長さに感じられたし、世界観に合ったプロットであったように思う。進行に詰まりさえしなければ、文字情報がなくてもデモを見ているだけで何となく話が分かるのがありがたい。
宮殿内には様々な敵や初見殺しが待ち受けている。セーブはオートではなく、セーブポイントで行わねばならない。死んだ際にすぐその場から再開できないのは難しく感じるかもしれないが、敵の攻撃パターンや配置はプレイしていると段々分かってくる。主人公の武器は槍で、リーチが思っている以上に長く、与えるダメージも大きい。入力のレスポンスも良く、敵の攻撃をブロックしたり回避することも簡単にできる。また宮殿内の蝋燭に火を灯すと失ったライフを回復できるのだが、そこら中に蝋燭はある。つまり慣れてくると主人公の性能の高さが際立って死ななくなり、リトライの即時性はそれほど気にならなくなるのである。存外、攻略難易度は低く、気持ちよくプレイできる。
http://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=795890603
マイナスの要素についても述べておく。
次に向かうべき目的地が分かりづらい。ボスを倒すと鍵を入手して先に進めるようになるのだが、このボスがどこにいるのかは周到に探さないといけない。探しづらい一つの要因として、マップの複数階を同時表示させ半透明処理していることで、現在いる階層と表示の重なっている箇所の通路の有無が視認しづらいのだ。
リプレイ性も低い。装備は初期装備のまま完全固定である。故にパターン化しやすい反面、多様性に欠く。クリア後の追加要素などもない。
そしてバグである。このゲームは最後までプレイすると完全に実績がオープンするハズなのだが、なぜか3つまでしか解放されない。一度エンドクレジットを見てからゲームを終え、再びゲームを起動してラスボスを倒すことで解放された。フォーラムにも同様の記述がある。また幾つかのデモではスキップのボタンを連打すると、デモの中断処理がうまく機能しないところがあった。割と陥りやすい状況のように思う。
全く期待せずに買った割には結構遊べた。ストアページのタグにホラーと表示されているがホラー要素は強くない。初期のKing's FieldやEcho Night、初代Diabloのような、暗い雰囲気が漂うゲームが好きな人にオススメしたい。
👍 : 7 |
😃 : 0
肯定的