Warhammer 40,000: Armageddon のレビュー

[H1] 40kユニバースの正統派ストラテジー [/H1] 雑に説明するならば、Warhammer 40kのスキンをのっけた『Panzer General』。 要するに、ユニット生産要素のあるターン制ストラテジーである。 40kが何のことやら分からん、という人は今さら少ないと思うが、遥かな未来でローマ帝国をこじらせたような管理社会に発展した人類と、宇宙オークがショバをかけて戦う話である･･･という理解で当面は十分であろう。 本作ではヘクスマップを採用しており、40kユニバースの似たようなゲームである『Sanctus Reach』あたりと比較しても、古き良きストラテジー感が強い。 キャンペーンは制限ターン数でマップ内の拠点を制圧するか、敵を排除すればクリアとなり、次のマップに進むことができる仕組み。 ユニットの成長要素と引き継ぎ要素があり、生き残ったユニットは、そのまま次のマップで使用することができる。 ユニットは歩兵に戦車、砲兵に航空ユニットとよくある構成だが、SFテーマだけあって巨大ロボ（タイタン）が出てくるのが特徴だろうか。 ゲーム内時間の経過と共に各カテゴリのユニットの種類が追加されていき、アップグレードも可能となる。 主人公は惑星アルマゲドンの防衛軍指揮官という立場のため、前半は「アストラ・ミリタルム」のユニットで部隊を編成し、エリート部隊である「スペースマリーン」が救援に来てからは、これらのユニットを使うこととなる。 ユニットはバリエーションが豊富で、射程や威力の異なる武装を細かく選択できるのはいいのだが、使えるユニットは限られている。 基本的には高コストなものほど強く、あとは囮として使う最低コストの歩兵がいくつかあれば良い程度。 低コストな「アストラ・ミリタルム」の装甲車などは、ゲーム後半においてカテゴリごと死んでしまう印象がある。 航空機なども制圧力が弱いわりに、なぜか地形のギャップを越えられない特性があり、キラーユニットである対空砲もろとも空気に近い。 それでもシステムの素性の良さもあってストラテジーとしては楽しく遊べるし、40kのフレーバーも十分に感じられて良かった。 [table] [tr] [th]言語依存度[/th] [th]★★★☆☆[/th] [/tr] [tr] [td]難易度[/td] [td]★★★☆☆[/td] [/tr] [tr] [td]コミッサール度[/td] [td]★★★★☆[/td] [/tr] [/table] https://store.steampowered.com/app/502370/?snr=1_5_9__205