Blood II: The Chosen + Expansion のレビュー

序盤でいきなり連射ロケットランチャーを装備した敵が狭い部屋の四隅に配置されているゲームが好きな人向け

Windows8.1ではゲームが起動しないっス。 （起動するようになったら評価変えます。）

[b]「お前に選択肢をやろう。そこをどくか、ここで死ぬかだ」[/b] [b]「ここは通さん！」[/b] [b]「じゃあ死ね」[/b] [hr][/hr] ゴシックホラーからSFアクションへと転換した続編。前作で邪神を滅ぼしたあと、100年ばかり無為な殺戮を繰り返していた主人公ケイレブが、宿敵たるカルト組織が暗黒メガコーポへと姿を変えて存続していたことを知り、ウッキウキで滅ぼしに行くお話。前作で死亡した仲間たち（Chosen＝チョーズン、選ばれし者。朝鮮ではない）も復活したが、嫁がビッチ化していたり、なぜか女体化してるやつがいたりで、ファンからの評判はいまいち芳しくない。 3DFPS黎明期の作品とあって、現代環境で動かすのが難しいゲームである。というか本作に使われているLithtech 1.0というやつは、当時からして非常に問題の多いエンジンだった。パッチで起動不可能になるような致命的な不具合が追加されたり、最新版が初期版より安定しているとも言い難いという残念な点もある。OSや環境に依存するところも大きく、一概に「これをやっておけば大丈夫」と言い切れないのが難点だ。 いちおうリテール版（ソースネクスト発日本語マニュアル版）も所持しているが、いままでも何の問題もなくスムーズにプレイできた試しがない。今回Steam版をプレイして、本作にBGMがあったことをはじめて知ったくらいだ。（環境によってBGMが再生されないのは数多くの不具合のなかでも割と代表的な例） 自分の環境（Win 10、GeForce GTX 1660 SUPER）ではdgVoodooを使うことで快適なプレイが可能になった。がただ導入すればいいわけではなく、設定によってはまともに動作しなかったり、ゲーム内オプションでの設定解像度が高いとメニュー画面表示やローディング時にスタックするためdgVoodoo側の設定で解像度を強制変更したりといった工夫が必要だった。あとはautoexec.cfgを直接編集してキーバインドを書き換えたり、有志のワイドスクリーン修正アドオンを導入する等、なにかと準備が必要である。ともかく、普通に起動してまともにプレイできると思わないほうがいい。（ビデオドライバ側の設定をいじるくらいではまともに動かない） 巷ではガッカリ続編の典型のような扱いだが、それでも見るべき点のある作品ではあり、個人的にはかなり気に入っている。しかし購入にあたっては、レトロゲームの起動を工夫できる最低限の予備知識が必要になる点を考慮しておくべきだ。

前作「Blood（1997）」の続編。 デュークニューケム風の３Dから完全３Dに移換したことにより、なめらかな表現が可能となっており、限定された空間だった前作とは異なったゲーム展開が売りである。 惜しむらくは前作のおどろおどろしいゴシック風の内容が、本作ではダークヒーローものに変更されているため、前作のテイストを好む方にはお勧めできない。だが、人間の死骸がつまった洗濯機など狂った世界観は再現されている。 初期のFPSなので、３Dが稚拙なこと、バグが多いことに目をつぶれば、面白いだろう。