Metro: Last Light Redux のレビュー
時は2034年。黙示録後のモスクワの廃墟の下、地下鉄のトンネルの中で、人類の残党は外部からの、そして内部からの致命的な脅威に包囲されていた。荒涼とした地表の地下ではミュータントが地下墓地を闊歩し、上空では毒に汚染された空で狩りをしている。
アプリID | 287390 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | 4A Games |
出版社 | Deep Silver |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, フルコントローラーサポート, テレビでリモートプレイ, Steam トレーディングカード |
ジャンル | アクション |
発売日 | 27 8月, 2014 |
プラットフォーム | Windows, Mac, Linux |
対応言語 | English, French, Italian, German, Spanish - Spain, Russian, Czech, Dutch, Polish, Ukrainian |

68 381 総評
61 886 ポジティブなレビュー
6 495 否定的レビュー
非常に肯定的 スコア
Metro: Last Light Redux は合計 68 381 件のレビューを獲得しており、そのうち 61 886 件が好評、6 495 件が不評です。総合スコアは「非常に肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Metro: Last Light Redux のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
2638 分
[h1]●ゲームの概要等[/h1]
Metro2033の続編。ただし前作のグッドエンディングというか、カルマ値が高い際に選べるエンディングではなく、通常エンディングの方の続編。
見方によってはバッドエンディングの続編の為、少し複雑な想いでのプレイになるかもしれない。
ゲーム性としては探索+サバイバル+FPS+ステルス+不殺プレイ。ストーリーは前作同様ダークワンが絡む話。ついでに人間同士の戦いまで複雑に絡む。ダークワン関連は詳しくは前作からプレイすることをお薦めする。
■ゲームの要素
▼本編のプレイ時間は15時間弱。DLCは計測していないが10時間前後はあった気がする。これ以降の要素はほぼ前作と同じ。前作のRedux自体がこれの無印版のシステムを一部流用している為、ほとんど似たシステムになっている。
▼日本語なし。ストーリー重視のゲームなので、英語がある程度読めるか、日本語化しないと魅力が下がる。しかし日本語化は非公式の為、自己責任とリスクが存在する。
▼難易度は、Normal、Hardcore、Ranger Normal、Ranger Hardcoreの4つ。Rangerが付く難易度はUIやHUDが制限される。進行上必要な行動すら表示されなくなるので訳が分からなくなる可能性がある。またその他にも色々と制限される難易度でもある。モードはSpartanとSurvivalの2つで、前者を通常とするならば、後者は弾薬がかなり制限されたモード。
▼基本的に一本道でステージをクリアしていく方式。
▼FPSだが、本編はステルスで敵を避ける必要のある場面がやや多い。今作ではメトロ内を移動するレールカーを操作できる章が存在し、ボス戦が追加。
▼QTEあり。基本的には特定のキーを連打する事が多い。
▼ガスマスクの自発的な装着、ガイガーカウンターの音への警戒、ライターやヘッドライトで明かりを灯し、ヘッドライト等に使う電源が切れれば、握るタイプの手動発電機で充電とサバイバルを意識した行動が求められる。弾薬や武器も乏しい世界の為、これらも道中の死体等から回収しないとすぐに無くなってしまう。
▼カルマシステムの様なものが存在、善行、やむを得ない場合を除いた暴力行為や殺生を控える、人の話をよく聞くことで一瞬視界が光り上昇する。またはその逆を行えば一瞬視界が暗くなり下降する。カルマの値はエンディングが分岐する条件の一つになる。つまりマルチエンディングゲームでもある。
▼武器モジュールが豊富で、武器も敵から拾え、店で購入することも可能。ちなみに通貨の代わりに強力な弾薬を通過の代わりとして使用する。この弾薬は実際に戦闘にも使え、使用すると敵が燃える上に所持数が多い。
▼グロテスク表現とセクシャルな表現あり。
[h1]●良い点[/h1]
[b]・前作同様演出面は良い[/b]
ムービーや展開は荒々しく変化するので飽きにくく、没入感を感じさせる演出や効果が多く楽しめる。戦闘シーンでは集団戦や迫力のある演出が増えた。
[b]・戦闘面が強化された[/b]
武器種の追加、敵ミュータントの追加、ボス戦の追加等、戦闘のバリエーションが増えた。そのおかげで飽きにくく、挑戦的な戦闘を楽しめる。またギミックも存在し、考えて戦う必要性も少しだけ増えた。ちなみに一部は無視しても勝てる。
[b]・ややボリュームが増えた[/b]
プレイ時間とステージ数等を見るに、本編に関しては1.5倍前後はボリュームが増えた。さらにDLCも含めると2倍近くあるので、遊びごたえは十分あると思う。
[b]・マップの広さが少し広がった[/b]
これにより探索の楽しみが増えた。
[b]・DLCの多くが戦闘系[/b]
シリーズの殆どの本編が物語特化かつステルス推奨の為、FPSを好むプレイヤーには若干物足りなかっただろうが、その分DLCでは探索と戦闘を楽しめると思うので、こちらで発散できる。
[b]・色々な没入感等の体験補強要素(前作レビューと同一項目) [/b]
▼サバイバル:飲食や睡眠の概念はないが、放射能によるダメージ、少ない金銭の代わりである弾薬の管理。アイテムの探索。任務をこなしながらも生存が厳しい世界で生き抜くといった感じが良く伝わる。
▼武器:豊富な武器種に豊富なカスタマイズ要素。デザインも手作り感溢れ、世界観にマッチした作り。投擲武器も複数使用可能でTABキーを押している間にマウス操作で選択できる。
▼アクション:マスクの装着。マスクの汚れを拭く動作。ライターで明かりをつける。電気を消して見つかりにくくする。ナイフ投げ等の各種投擲アクション。行動できるアクションが豊富なので、様々な行動を試せるのが面白く、また臨場感を補強してくれる。
▼ステルス:敵の視野ははっきりしないが、音で警告してくれるというシステム。また敵の後ろに近づくとキルとノックアウトを選択できる。また消音系の武器も照明の破壊等にも使える。
[h1]●微妙な点[/h1]
[b]・戦闘難易度が上昇した[/b]
ギミック戦やステルスなしの銃撃戦が増えたので、正確な射撃や位置取りが必要になり、前作よりも戦闘の難易度が上昇している。
特に顕著なのがDLCで正確にかつ、相手の視界と配置を正確に把握するシナリオや、ウェーブで攻めてくる敵に冷静に対応する等、FPSとしての難易度がかなり高いシナリオまで存在する。
アリーナのような場所で、ウェーブ制で連続戦闘するシナリオが個人的にはかなり難しかったので、FPSプレイヤーでもきついかもしれない。
[h1]●悪い点[/h1]
[b]・シリーズ通しての悪い点 [/b]
▼カルマイベントでエンディング分岐するので、会話を最後まで聞く、不殺プレイと完全ステルスプレイをしなければならない等。良いエンディング見たい場合は行動が縛られる。またカルマに影響のある行動がいまいちわからないことがある。
▼物語重視かつ会話イベントが多いので、リプレイ性が低く、テンポも悪い。前作よりも街中でのイベントが多く、待機時間が前作よりも長い。
▼地形が複雑かつ、ルートの案内が限定的で迷いやすい。一応コンパスがあり、基本的に一本道の場所が多いので、完全に迷うことは少ないと思うが地上マップでは迷いやすい。
▼グロテスクや気味の悪い表現がある。クモや死体等がそれに該当する。
▼オープニングムービーが長く、操作不能。(特定の方法で回避可能)
▼理不尽なゲームオーバーが多い。人間の敵の強さが理不尽に強いという意味合いもあるが、エリアオーバーでの即死や沼地で沼に嵌った際に攻撃され、更にはイベントによる即死まで存在する。イベントに関しては処理が複雑なのか、バグっぽいので、終わったと思って近づいたら死亡することもあるので理不尽に感じる。
[b]・細かい悪い点やバグ[/b]
▼字幕が出てこないことがある為、聞き取りづらい会話は理解できないことがある。
▼NPCは遮蔽物があるのに正確に射撃してくることがある。
▼武器の変更が出来なくなるバグが発生する。
▼勝手に使用する弾薬が変更されるバグが発生する。章を跨ぐ時に勝手に変更されるのかもしれない。
▼ノックダウン後や何かしらの操作後に勝手にステルス状態を解除されるバグがある。
▼シーンが変わったのに、前のBGMが鳴り続けて雰囲気が台無しになるバグがある。
▼アイテム等の購入画面でフレームレートが低下する。(PC環境によるかもしれない)
▼クモやハエが集る死体等の不快な表現が一部存在する。
▼長文だとテキストの進行が早く、読みにくい。
[h1]●お薦めな点・感想等[/h1]
大まかには、ストーリー、戦闘の強化、ボリュームの増大、地上マップの広域化以外は殆ど前作と同じ。
続編ではあるが、システム的には前作のマイナーチェンジ版や強化版と言っても良い仕上がり。
ただステージの広域化は迷いやすくなり、戦闘の強化でやや難しく、そしてストーリーでのカルマイベントのシーンが延長するという風にデメリットも増えたが、概ねは前作よりも良くなっている。後はシナリオの好みによるだろう。
取り敢えず前作のゲーム性に満足しており、FPSに自信があるのであればお薦めしやすい。ただFPSが苦手な場合、いくつかの戦闘シーンが難しいと思うので動画等で要相談かもしれない。
ストーリーの流れは前作とそこまで酷く変わった印象はないので、前作が気に入っていれば問題ないと思うが、これは人によって思考が違うので、何とも言い難い。
今作初めてであれば、ステルスと物語のシーンの多さに辟易しないのであれば取り敢えず遊べると思う。
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😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1015 分
■ お勧めできるゲームか?
シリーズ3作のバンドルを格安セールで購入できるならアリだと思います。
1作目よりシナリオもゲーム性も向上。ゲームとしてのボリュームも増加しています。
とはいえ、本作はデフォルトでは日本語対応していません。
有志の方々による日本語化MODは必須です。(日本語化MOD製作の方々に深く感謝いたします。)
古いゲームである点と、進行不能になるバグに2度遭遇したので、定価での購入はお勧めできないと思いました。
■ 気に入った点
1作目とくらべ、シナリオに物語の舞台が広がりや深みを感じられるようになったのは良かったです。3作目に通じる重要キャラたちとの出会い、人間関係を構築してゆく様子もある程度わかり、シリーズものとしての作品の作り方が巧みになっているのを感じました。また、ミュータントの存在の重要性も非常に大きなものとなっており、彼らの置かれた立場を考えると切なくなる程でした。
■ 気に入らなかった点
やはり日本語がデフォルトで設定さえれていないのは残念です。いくら有志の方々によるMODがあっても、すべての会話が日本語化されているわけではないからです。また、本作をDLした直後に日本語化MODを入れても起動承認が上手くいかないのは1作目と同じでした。まずはゲームをDLした後に英語設定のまま起動。ある程度ゲームを進行させ自動セーブが行われた後で一端ゲームを終了。その後日本語化MODを入れ、最初からプレイしなおすようにしないといけませんでした。
また、本作ではゲーム進行が出来なくなる不具合に何度か遭遇しました。
1)セーブデータをロードできなくなった。
本作には本編だけでなく追加シナリオがいくつか存在します。その中の「クシャトリア」をプレイしている時にその不具合が発生しました。ある程度進行していた状態のセーブデータでゲーム再開しようとしたのですが、「つづき」のボタンを押すと、ゲームのクライアント自体が落ちてしまう。
2)複数の敵を目の前にした状態で自動セーブされてしまい積んでしまった。
敵に見付かると即ゲーム終了となってしまうステルスミッションを進行中、敵に見付かってしまった。その直前のタイミングで自動セーブが勝手に行われてしまい「つづき」で再開すると、3秒程度後に即終了となってしまう状態に。
シナリオ自体は1作目より遥かに良いものになっていると感じたので、セール時なら購入をお勧めしたいのですが、こうした不具合のせいで、ゲーム内容とは別の部分で萎えてしまう可能性がある事も承知しておいてください。
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肯定的