なつもん！　２０世紀の夏休み のレビュー

田舎にサーカス興業に来た団長の息子（10歳）になり、 1ヶ月間の滞在を通じて夏休みを満喫したりサーカスを公演したりします。 時代設定は1999年ですが、田舎であることを加味してももうちょい古いと思う。95年くらい？ 誰が呼んだか、ぼくのなつやすみブレスオブザワイルド。 アクションゲームとして野山や海を駆け回ることができ、 あっちのゲームのようにほとんどの場所をよじ登ることが出来ます。 どんなに高いところから落ちても足がじーんと痺れて終わり。サーカス団の血を引いているからね。 虫取りや釣りなどのアクティビティもあり、割と広いマップは色々探索しがいがあります。 時間経過を長いに設定するとゲーム1日がリアル1時間くらいになり、1周クリアで30時間弱遊びました。 終わった時は30日間の積み重ねが思い出され、寂しさでじーんとしてしまいました。 以下はシナリオとか触れます。ネタバレあり。 [spoiler] 感じたこととしては、町の住民は皆主人公を子供扱いしたりしなく、 一人の人間として尊重して扱ってくれます。 大体の住民にはバックボーンやそれぞれの関係性があり、 30日間かけて徐々に読み取れたり理解できていけます。 また、大人としてのリアリティも個人的には感じられました。 人間関係だけでなく、仕事に対してのリアルさというか、 それぞれが完全に望んでない仕事であってもこなさなければいけない感じというか。[/spoiler] 他のレビューでは交流要素が薄いとかありましたが個人的には楽しめました。 確かに深堀りしたりガッツリとしたシナリオは無かったですが、 皆無ではないですし、ある程度は毎日読み重ねていけます。 30日間過ごしてキャラが同じセリフを言うみたいなことがあんまりなく、 大体日々変化、展開していたと思います。 私は本家？のぼくなつをしてないのでわかりませんが、 ノスタルジーとか人間関係の会話などに重きを置く方には ちょっと合わない部分があるのかもしれません。 [spoiler] とはいえ良子さんのシナリオはもうちょいあっても良かったと思う！！[/spoiler]