Labyrinthine Dreams のレビュー

日本語無いからよくわからんがカード落とします!

1.ぶす貌の女主人公 2.多数設置されている操作性劣堊の「一筆書き」謎謎 3.意思不明な脚本 好い個所がひとつもないですね。買うといらいらすることを保證します。

悪夢の中を探索‥探索っていいのかしら。まあ探索。しながら‥謎を‥うーん、謎を解くというか、ストーリーを読むゲーム。 一本道アドベンチャーゲームにカテゴライズされるのかな。 「RPGツクールで作りました感」を隠そうともしていない潔さは良し。 「謎を解く」というよりは「ミニゲームをこなす」だし、ミニゲームの種類も乏しく、難易度もとても低い。 メインのストーリーはそんなに悪くない気もするけど、全編英語なのでそこそこの英語力がないといいところのないゲームと言えるかもしれない。 総プレイ時間も1時間に満たないくらい。興味がある人はセールで2ドル以下のときを狙ってみることをおすすめします。

※本作はラブストーリーです。後述する要素により物語が非常に強くプレイヤーに刻み込まれるため、人により「ああああああ何で何で何で俺はこういう俺に若い頃クソッこんなクソッ！　クソックソッ！！」という精神状態に陥る場合があります。恋愛映画などを観て、感動とは逆方向に冷静さを失ったことがある方はご注意ください。 　本作はプレイヤーに物語を体験させることを至上命題とし、不必要な要素は徹底的に削ぎ落として作られた、そんなゲームです。 　物語は主人公Bethの過去からスタートし、彼女が自由を制限されながら目的地を目指し、強力な悪意に囚われそうになるのを何とか誤魔化し、ルールに迷いながら進みます。これはストーリーラインではなくゲームプレイの概要で、これら全てが物語と強く結びついています。すなわちプレイヤーは彼女の物語をプレイしており、知らず知らずのうちに彼女の物語を仮想的に生きることになります。この体験は非常に強烈で、終盤はあまりの悲痛さで本当に胸が苦しくなるほどでした。 　物語が感動的なゲームは数多くありますが、ここまで強く突き動かされたのは本作が初めてです。 　 　Labyrinthine Dreamsの物語は等身大で悲痛な、しかし特別に独創的なところはない、ごくありふれたものではあります。これはゲーム以外のジャンルでは、ひとつの作品として成立させるのが難しいのではないかと思います。もちろんつまらないとか質が悪いということではなく、例えば映画ならば極めて高いレベルの演出や役者、シナリオやカメラワークが、小説ならば批評家と読者に待ち望まれ続ける洗練された筆致が要求される、ということです。 　ゲームで物語が主軸というと（あまり好意的でない含意のある言葉ですが）電脳紙芝居のようなジャンルがありますが、本作がそういった形態を採らなかったのは、以上のような理由によってのことではないでしょうか。制作チームのうちの誰かにとって、何としても他者に経験してほしい、大事な物語だったのかもしれません。 　本作には強力な敵をなぎ倒したり障害物を盛大に破壊したり、といった要素は一切ありません。ですが、世に発表される「物語」のフレームワークが、ゲームによって少しずつ変わりつつある、そんなことも実体験させてくれるとても稀有なゲームです。 　ゲーム内の英語もさほど難しくありませんでした。わからない単語について辞書をひくことを骨惜しみしなければ難解な点はありませんし、テキスト量もそれほど多くありません。