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ゲーム内
874 😀
188 😒
78,33%
評価
$13.99
Beyond Good & Evil - 20th Anniversary Edition のレビュー
アプリID | 2556990 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Ubisoft |
出版社 | Ubisoft |
カテゴリー | シングルプレイヤー, フルコントローラーサポート |
ジャンル | アクション, アドベンチャー |
発売日 | 24 6月, 2024 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | Portuguese - Brazil, Simplified Chinese, Traditional Chinese, Japanese, English, Korean, French, Italian, German, Spanish - Spain, Dutch, Polish, Russian |

1 062 総評
874 ポジティブなレビュー
188 否定的レビュー
ほとんど肯定的 スコア
Beyond Good & Evil - 20th Anniversary Edition は合計 1 062 件のレビューを獲得しており、そのうち 874 件が好評、188 件が不評です。総合スコアは「ほとんど肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Beyond Good & Evil - 20th Anniversary Edition のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
761 分
最高のゲーム
「Beyond Good & Evil」は、2003年にユービーアイソフト(Ubisoft)によって開発・発売されたアクションアドベンチャーゲームで、PlayStation 2、Windows、Xbox、GameCube向けにリリースされました。(Wikipediaより)
そして、本作のアニバーサリーエディションは、20年の時を経てグラフィックやカメラワークを現代に合わせてアップデートした強化版です。元々名作として評価されていましたが、より遊びやすくなったことで、ぜひこの機会に多くの人に触れてほしい作品です。
ゲームの概要
このゲームの最大の魅力は、圧倒的な世界観にあります。 舞台となるヒリスは架空の惑星で、地球に似ていますが、星の表面のほとんどが海に覆われており、人々は点在するわずかな陸地で生活しています。
主人公であるジェイドは、養父のペイジとともに、灯台のある島の孤児院で親を失った子どもたちと暮らしています。
ヒリスは、ドムズという異星人の侵略を受け、人々はその脅威に怯えながら暮らしています。ジェイドはジャーナリストとして生計を立てていますが、孤児院の子どもたちを養いながらの生活は決して楽ではありません。
ゲームの冒頭、ドムズの襲撃が突然始まり、ジェイドは島を守るために防御シールドを展開しようとします。しかし、電気料金を滞納していたために電力供給が停止されており、シールドを張れずに敵の攻撃を直撃してしまうのです。
このような展開は、他のゲームにはない独特のリアリティを生み出しています。 電気代を払っていなかったせいで敵に襲われる主人公が、ほかにいるでしょうか?
しかし、これは単なる笑い話ではありません。 このような細かい出来事の積み重ねが、登場人物や物語にリアルな質感を与え、プレイヤーをより深く物語に引き込んでいくのです。
ヒリスは海に覆われた惑星であり、その移動手段として水上を走るホバークラフトが欠かせません。
しかし、このホバークラフトも決して万全な状態ではなく、整備が行き届いていないため、海に出た途端にエンストを起こし、海上で立ち往生してしまいます。こうしたトラブルは本作では日常茶飯事ですが、すべて挙げていてはきりがないので割愛します。
このオンボロホバークラフトは、単なる移動手段ではなく、探索、戦闘、さらにはレースまでこなす、まさにもう一人の主人公と呼ぶべき存在です。その愛嬌のあるシルエットも相まって、プレイヤーは次第に愛着を抱かずにはいられません。
ゲームのシステムは、3Dゼルダをイメージすると分かりやすいでしょう。
『時のオカリナ』のようにダンジョンを探索し、スイッチを見つけて扉を開けたり、新たなアイテムを入手して移動範囲を広げたり、ボス戦で活用したりする要素が含まれています。
しかし、ゼルダと決定的に異なるのは、ジェイドの目的です。 彼女は単に敵を倒すのではなく、ジャーナリストとして政府の不正を暴くことを使命としています。
そのため、ゲームの構成自体はゼルダと似ていても、その精神性はまったく異なり、結果として独自のゲーム体験を生み出しているのです。
さらに、ジェイドはヒリスの生態系調査の仕事も請け負っており、ハエやアルマジロ、クジラ、さらにはドムズのエイリアンまでもカメラに収め、依頼主に送ることで報酬を得ることができます。
このカメラを活用したゲームプレイこそが、本作を他のゲームと一線を画す要素のひとつです。
美しいヒリスの世界を巡り、そこに生息する生き物を発見し、写真に収める――この体験は、ゲームの中でも特に素晴らしいものです。
他のゲームを貶めるつもりはありませんが、例えば『ポケモンスナップ』のような、あらかじめ設計されたテーマパーク的な世界とは異なり、本作では実際に機能しているオープンワールドの中で生物を発見し、撮影する楽しさが味わえます。
『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』でも野生動物やモンスターを写真に収める機能がありましたが、あくまで補助的な要素にとどまっています。
しかし『Beyond Good & Evil』では、カメラがゲームの核となる重要なツールであり、ジャーナリズムと調査というゲームプレイの本質に深く結びついているのです。
残念な点
本作の街には様々な店があり、買い物やミニゲームを楽しむことができます。 (回復アイテムや探索用アイテム、さらには新聞まで購入可能!)
また、最初は開かない扉も、鍵を入手すれば開けられるようになり、その先には敵のアジトや隠された財宝が眠っているなど、限られた空間の中にしっかりと探索要素が詰め込まれています。
しかし、問題なのはその制限のかかり方です。 例えば、水路を挟んだ向かいの街並みは目の前に広がっているにもかかわらず、一切干渉できず、手に入るのはたった一つのアイテムだけ。
特に酷いのが、ベルーガ(飛行船)を入手したときだ。
空を飛べるようになることで、それまで遠くから眺めていた景色に直接到達できるようになり、プレイヤーの期待は一気に膨らむ。
ところが、いざ近づいてみると、実際に干渉できるのは火山の頂上くらいで、それ以外は単に飛んで通り過ぎることしかできない。結局、ベルーガで行ける新しい場所は、広大な月面と、そこにポツンと存在するわずか一つの施設だけなのだ。
「世界が拡張されたのに、それに伴う有効な広がりがない。」 この落差が、ただただ虚しさを生む。
『Beyond Good & Evil 2』への不安
現在開発中とされる『Beyond Good & Evil 2』は、惑星間を移動できる広大な宇宙が舞台になるという。
だが、それは本当に実現可能なのだろうか? 一体どこにそれほどの開発リソースがあるというのか?
このままでは、広大な宇宙を舞台にしたはずが、結局は月のように無駄に広い土地に、わずかに点在する施設しか干渉できない――そんな虚しい空間が広がる未来が目に浮かぶ。
いかん! 気づけば文句ばかり言っている!
そうじゃない、このゲームは本当に素晴らしいのだ。 不満が出るのも、それだけこのゲームが圧倒的なポテンシャルを秘めているからこそ。
私はこのゲームを好きというレベルではなく、愛している。 もう、依存しまくっている。
Ubisoftへのお願い
開発が難航している『Beyond Good & Evil 2』よりも、ぜひ1のリメイクを作ってください!
このゲームほど、オープンワールドの探索に向いている作品は他にありません。 ヒリスの美しい世界をホバークラフトで巡り、野生動物を写真に収め、洞窟や建物を探索する体験は、他のオープンワールドゲームを圧倒するはずです。
そして、1をオープンワールドとして作り直すことこそ、このゲームの本質を正しく見つめ直す機会となり、2へのポジティブなフィードバックにもつながるはずです。
長くなったのでこれで終わりますが、もしリメイクするなら『Beyond Good & Evil 2』のようなフォトリアルな路線はやめてください。ぜひ、今回のアニバーサリーエディションのパッケージビジュアルのようなカートゥーン調でお願いします。
『Beyond Good & Evil』のような夢のあるファンタジー世界は、フォトリアルにすると魅力が死んでしまいます。 「これはSFであってファンタジーではない」という意見もあるかもしれません。
しかし、それでもなお、この世界に宿る、言葉にしがたい愛おしさは、フォトリアルでは決して再現できないのです。
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肯定的