Within a Dead City のレビュー

面白いだけに色々と惜しい所がある作品。 ギルド経営RTS…なのだが圧倒的に説明が足りない。 ユニットや建物の大雑把な説明はあるものの、全体回復を始めとし一切説明のないコマンドが多く、一度試さないと分からない。 何なら試してもよく分からないコマンドも存在する。 また、建物等の説明も大雑把なので実際に試してみないと分からない、試してみても実感しにくいことが多い(翻訳の問題？)。 せめてチュートリアルが欲しい所…。 特定の職業以外が使いにくいのは召喚タイミングの問題なのか、それともそういう仕様なのかも分からないのはプレイしててお世辞にも快適とは言えない。 他の方が書かれている通りユニットが突撃することや上記の説明不足も相まって難易度は高め。 とは言え雰囲気、ゲーム性共に好みなために今後に期待です。

RTSとして難しい攻めが大事なゲーム。情報の精査はしていないが、遊ぼうと思っている人向けに最低限抑えないと楽しくならなそうな情報をまとめておく。 このゲームはユニットを雇用し、育て、位置の判明していない敵陣に突撃させる、あるいはラッシュから本陣を守る事が主な内容となり、そのバックアップとして拠点の拡張を行っていくゲームである。 その為ユニットの優先順位を操作し、盤面をコントロールするのが最も大事な要素となってくる。 ユニットには種別の優先順位と、共通した優先順位があり、その優先順位は単純で攻略条件の達成を最短経路で追い求める傾向が強い。 まずユニット毎の傾向としては大まかに以下の感じである。 ・戦士タイプ(戦士、魔道士、僧侶、吟遊詩人？) 　拠点→敵ユニット→視界・地点探索 ・斥候タイプ(斥候) 　視界・地点探索→敵ユニット→拠点 ・商人タイプ(商人) 　市場→拠点改造→破損した拠点 上記のユニット毎の優先順位とは別に敵拠点、敵ユニットに報奨金を出すことでユニットの行動をある程度コントロールすることが出来る、キャラクターがガンガン前に出るこのゲームで、進捗を管理する最も多用する重要な要素となっている。大体の感じは下記の通り。 +10.重要拠点(ゴブリンの巣や霊廟、オベリスクなどの攻略対象) +5.強敵 +1.報奨金10 0.敵ユニット、敵拠点 (ステージや状況によって2～3倍程度の補正が必要な事がある) 個人的にはカジュアルに楽しめる難易度高めな理不尽ゲーとして楽しめたが、正直ユニットがありえないレベルで前に出るので、戦術云々を求めてやるゲームではない、どちらかと言えば突撃しか指示が出せない中でどうリソースを割り振る事で状況をコントロールするか悩む、戦略のゲームだと感じた。 意識しなくても問題ない要素として、こちらの提示する報奨金は対象を討伐したユニットの懐に入り、稼いだユニットはその金を使い買い物をする、そうやって経済が回っていくのに気がついてから上記内容に気がついたので、コンセプトやその表現がかなり尖った良いゲームであり個人的には高評価。

とてもシンプルなギルド運営RTS風ゲーム。 ユニットの行動が戦闘寄りなので、すぐに死ぬことがあり戦術的な部分ではそこが課題。 オールドマック、モノクロコンピューター時代のマッキントッシュに入ってそうなくらいシンプルなので、本当に値段相応か無料ゲームくらいの幅。 ぶっちゃけ日本に限れば「グラフィックの差異で類似ゲームが同人で沢山存在している」「敢えて英語で頑張れるほどの魅力が無い」という点がオススメできない点として重くのしかかる。 個人的には好きでオススメしたいが、日本で勧められるかと言われると言葉に詰まる。 製品として完成しているとなると、これ以上の大きな変化は見込めず、そうなると買っても雰囲気を楽しんで終わる程度になってしまう可能性がある。 繰り返すが、「面白いけど勧められない」でありつまらなくは無い。単に「このゲームだからこそ」に魅力が乏しいというだけだ。サンプル画像が全てで、あの雰囲気が好きなのは需要がニッチすぎる故の評価だ。