Kentucky Route Zero: PC Edition のレビュー
KENTUCKY ROUTE ZERO: PC EDITIONは、ケンタッキー州の地下洞窟を走る秘密のハイウェイと道路を旅するミステリアスな人々を描いたマジカルリアリズムアドベンチャーゲームです。
アプリID | 231200 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Cardboard Computer |
出版社 | Cardboard Computer |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, フルコントローラーサポート, テレビでリモートプレイ, 字幕があります |
ジャンル | インディー, アドベンチャー |
発売日 | 22 2月, 2013 |
プラットフォーム | Windows, Mac, Linux |
対応言語 | English, Portuguese - Brazil, French, Italian, German, Spanish - Spain, Simplified Chinese, Traditional Chinese, Japanese, Arabic, Russian, Korean, Spanish - Latin America, Turkish, Polish, Swedish, Thai |

190 総評
171 ポジティブなレビュー
19 否定的レビュー
非常に肯定的 スコア
Kentucky Route Zero: PC Edition は合計 190 件のレビューを獲得しており、そのうち 171 件が好評、19 件が不評です。総合スコアは「非常に肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Kentucky Route Zero: PC Edition のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
652 分
[h1] この世で最も難解なADV [/h1]
待望の翻訳改善と聞いてプレイ。
steamには癖が強く、作家性があり、人を選ぶと呼ばれるゲームが山ほどある。そういうゲームを幾つかプレイし、すっかり自分には楽しめるものだと勘違いしていたのだが、ここにきて全く愚かな思い上がりであるとわからされてしまった。私は本作を1μmも理解できずAct4でプレイを断念し、今これを書いている。全体の進行度的には80%くらいか。
断念したのは本作の品質が悪いからではない。真逆だ。それはこのページ冒頭の紹介画像を見ただけでもわかる。むしろ独創性に富んでおり、極めて洗練されている。しかし磨く「材料」が問題だ。
あなたが物語を楽しもうとするとき、どう読もうとするだろうか?シンプルに物語の熱量にライドしたり、キャラクターに感情移入したりする人が多いと思う。あるいはもう少しマニアックに、物語の構造を分析したり、寓意を解釈したり、研ぎ澄まされた詩的な言葉を味わったりするかもしれない。
このいずれも本作には通用しない。
本作はおそらくある種の感覚や感情を「材料」としてそれを磨き上げて作られたのだと思う。それは例えば、徒労感、虚脱感、体力が全快しないうっすらとした疲弊感、茫洋とした風景、いまだ癒えない静かな悲しみなどだ。その結果本作は何もかもが希薄である。物語の熱量、キャラクター、作りこまれた世界観や設定、意義深いメッセージ性、教訓、美しい言葉。それらもないわけではないが、それ以上に [b] 圧倒的な量の無のテキスト [/b] が広がっている。難解で何かを示唆していそうだが実際には何の意味もない。雰囲気ゲーだがそのatmosphereは限りなく薄い。呼吸できないほどに。
これが3時間のアート映画なら中々成立しない解釈をいじって楽しんだり、素直に圧倒されたことを友人と語らったりできるだろう。しかし本作は能動的にプレイしなければならない10時間超のゲームである。次に来るテキストもまた大した意味がないだろうと分かりつつも、大量の選択肢をクリックし続けられるだろうか?勿論万が一パラグラフに込められた意味を見逃してはならないので真剣に読み解き、テキスト全体との関係や位置づけを絶えず考え直し、必要ならメモも取らなければならない・・・私にはできなかった。
さて、そろそろ言いたいことも書ききったので最後に本作をおすすめする人しない人の区別について書いておく。 [b] Act1と1つめの幕間劇をプレイし、ゲームが提示する先述の「材料」に深く感じ入ったり、何かを想起したりした人 [/b] にのみ私は本作をおすすめする。私は先ほど難解で何かを示唆していそうだが実際には何の意味もない、と書いた。しかしそれはゲーム内において意味がないということである。実際には、これら文章はプレイヤーに想起・共鳴させるために仕向けられている。ゲームが意味を語るのではなく、あなたがゲームに感化され意味を語るのである。一方Act1と1つめの幕間劇をプレイし、ほんの少しでも退屈だと感じたあなたは今すぐアンインストールし永久に本作を忘れ去るべきだ。決して私のように何かを得ようとプレイし続けてはならない。
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否定的