Train Valley World Steam統計とチャート

Train Valley 2の大ファンで今作も楽しみにしていた。 今作は決して悪いゲームではないが、列車の衝突を気にする必要が無くなったことで、考えたり閃く余地の少ない単純なパズルゲームになってしまった。 列車の衝突を管理する緊張感が楽しみたければ Train Valley 2、 ハイスコアを目指すチルなパズルゲームが好きなら今作がおすすめ。 6/10

現状の全２０ステージをクリアしました。６：４でお勧めです。 列車が衝突しない標準モード（片方の列車が一時停止して透明になるやつ）と、 列車が衝突する信号モード（信号の配置をミスると衝突する）があります。 「ハリウッド」マップ以外は信号モードでクリアしました。 1本ずつ列車を発車させていた前作と違い、今作だと列車はルートを指定すると往復・巡回します。 放置しても無限に資金を生み出してくれる一方、信号モードだと「続行運転」できずサクッとクリアできません （列車の配置＝購入、列車の撤去＝買値の半額で強制売却なので、どのみち資金が乏しい序盤では不可能）。 前作は画面内にマップ収まりましたが、今作はスクロールが必要なほどマップが広くなり、 ワンステージのクリア時間も数倍になり１時間ぐらい必要。 そのため途中セーブの機能が追加されました。 インターフェース簡略化のため、信号の設置ボタンが１種類しかない（右側・左側・両側通行と撤去をクリック数で切り替える）のが非常に面倒で、信号の設置ミスを誘発します。 「複線区間の威力と、自分の鉄道知識を見せつけてやる」と意気込んでいる鉄オタの皆さん。 このゲームの列車ＡＩは中々おバカで融通が利かないので期待を裏切られます。 複数の経路がある場合、駅だけでなく途中の線路も分かりやす～くクリックしてあげないと「大回り乗車」したり「ミステリートレイン」と化します。 信号設置に苦労しながら複線区間を作っても結果がコレです。 結局「単線並列」の線路を何本も並べる羽目になって萎えるかも知れません。 本作では駅を２番線以上に拡張できるのですが、線路が繋がってないルートへ行く列車も全て１番線から発車しようとするのはイカれています。 一部のゲーム企業は「改善するの面倒だし、この面倒臭い操作性や理不尽な仕様がゲームの味やペーソスに成るから放置しても問題ない」と考える傾向があるので憂鬱です。 前作よりもグラフィックが繊細で美麗に向上した、視野を９０度ずつ回転することさえ出来ない２Ｄゲームですが、３Ｄゲーム並にパソコンが発熱するのが謎です。 今後のアップデートに期待しますが、現状では割高感があります（前作は本作の２．５倍、５０ステージをＤＬＣ無しで遊べます）。 追記：先日のアップデートで「ステージクリア後も無限に遊べるモード」が追加されました（リザルト画面で「もう１本」（！？）をクリック）。 ただし、現状では運行できる機関車の上限は最大１０本までの縛りは取れないので、需要の有る全ての区間に列車を運行して、他の鉄道輸送ゲームみたく無限に鉄道王国を拡張できる訳ではありません。