Football Coach: College Dynasty のレビュー

[h1]NCAAFの魅力が凝縮されたマネジメントシミュレーション[/h1] NCAAFはアメリカの大学フットボールで、収益がMLBを上回るほどの人気コンテンツです。 百聞は一見に如かず、YoutubeでNCAAFを検索してその熱量を感じてください。 このゲームのビジュアルは非常に地味で、画面表示されるのはテキストと数値、スタティックな画像だけです。 なんとBGMすらありません。 人物名は架空ですが、大学名が実名なのでやけにリアルに感じられます。 このゲームには大きく分けて３つのフェーズがあり、それを毎週繰り返すことになります。 [olist] [*] リクルーティング [*] チームマネジメント [*] 試合 [/olist] [b]1. リクルーティング[/b] 選手の勧誘活動です。 かなりの手間がかかりますが、チームが強くなるか弱くなるかは、8割方これで決まるため非常に重要です。 [list] [*] コーチが勧誘する [*] キャンプやホームゲームに招待する [*] NIL（インフルエンサー稼業）と称するお金をオファーする [/list] といった活動でポイントを稼ぎ、他大学と勧誘レースを繰り広げます。 NILではなんと数億円積むこともあります。恐ろしい世界です。 高校生を狙ってじっくり育てる選手を狙うのか、 即戦力だが3年生への編入となるジュニアカレッジの選手を狙うのか、 リソースを全力投入して競争の激しい超有望選手を狙うのか、 確実に取れそうな2番手3番手の選手を狙うのか、 毎週変動するポイントとにらめっこしながら行動を決めていきます。 [b]2. チームマネジメント[/b] リクルーティングで有望選手を獲得できたから安泰だ、とは必ずしもいかず、 出場機会が少なかった有望選手はシーズン終了後に他大学に行こうとすることがあります。 それを引き留めるには、来シーズンの出場機会を約束するか、お金をオファーするかになります。 来シーズンの出場機会を約束した場合、その選手が十分に育っていなくてもある程度は試合に出す必要があります。 そこで、どの試合をベストメンバーで戦うのか、どの試合で弱いメンバーを使っていくのかと悩むことになります。 ただ、同様に他大学から出てくる選手もいるので、これは弱いポジションを即戦力で補強するチャンスにもなります。 また、今年は3年生のレベルが高くてプレーオフ決勝まで行ったから来年は安泰だ、とも必ずしもいかず、 育った選手は卒業を待たずNFLのドラフトでごっそり引き抜かれることもあります。 残留交渉が可能な場合もありますが、やはり多額のお金が必要です。 お金はスタジアムの改修や大学のレベルアップなどにも必要で余裕が無いので、使いどころに悩みます。 [b]3. 試合[/b] 毎プレーの作戦を細かく指示できるのですが、 自分は専門的なことはよく分からないので、パスかランかだけ決めて適当に選んでいるだけです。 ディフェンスに至ってはすべてコーチ任せです。 でも、4thダウンチャレンジや、逃げ切りを狙った時計戦術の決断は勝敗への影響も大きく、 逆転に次ぐ逆転で、残り数秒でフィールドゴールで逆転勝ちしたときは大興奮しました。