Tavern Talk のレビュー

機械翻訳じゃない！いいぞ！

[h2] 良いゲームだと思いますが、求めるものによっては合わないです [/h2] このジャンルのゲームに、 あたらしいドリンクを開発すること・どんなドリンクを作るといいかをそれまでの会話から推察すること…を求めている人にはあまり向いていないです。 （ドリンクはシナリオの分岐を選択する装置でおまけ程度とお見受けしました） ハイファンタジーな世界観で、自分は冒険に直接参加しない第三者として 冒険者たちの様子を見守る（時には命運を握る）というジャンルの ノベルゲームをプレイしたいのであれば大変面白くプレイできると思います。 １週目クリア済み（おそらくノーマルエンド…？） 一部のキャラクターやシナリオ、システム面で肌に合わないところがあり、 可もなく不可もなく、金額分は楽しめました。 「素早さ・賢さ・防御力・攻撃力・魅力」をそれぞれの能力UPする魔法薬と、 ストーリー進捗により追加されるスパイスを組み合わせて クエストを助けられるようなドリンクを作る…という方式です。 そのドリンクのレシピは組み合わせて自分で見つけるのではなく、話がすすむことで解放されますので、 限られた手数（廃棄上限など）の中で冒険者の要求を満たすレシピが作れないか試す…という要素はありません…。 「ひらめきの1杯を」とリクエストされたときも、「じゃあ賢さ３かな？」と考える必要はなく、 レシピ選択の画面で、要求ステータスをきちんと教えてくれます。 求めている答えを推察してすすめる、という要素が弱いため、ニーズに合ったドリンクを出せた、 という点の達成感は薄いです。 [h3] 〇好きなところ [/h3] [list] [*]丁寧なグラフィック 　☞Live2Dによる丁寧なアニメーションがドリンクにもついていて、かわいい [*]かわいいマスコット 　☞メロメロです　かわいー [*]キャラクターごとに用意されているらしいBGM [*]ハイファンタジーな世界観 [*]ある程度丁寧に作られている翻訳 　×違和感のない　〇機械翻訳感のない [*]個性的なキャラクター [/list] 　 [h3] ×合わなかったところ [/h3] [list] [*]ドリンクづくりの自由度がほとんどない 　☞シナリオ分岐のための作業感が強く、オーダーにこたえる手探り感がない [*]良い結果に導けるドリンクの選択の判断材料があまりない 　☞集めた噂のヒントから良い結果を導くという推理要素が浅く、結果の達成感が弱い [*]オーナーの設定が想定より重厚 　☞プレイヤーが知らない秘密が多く、やや置いてけぼりになるところもあり…[spoiler]結局オーナーが一因では…？ [/spoiler] [*]知らない間にキャラ同士の関係性が構築されている 　☞別のタイミングでしか来店していないのに店外で友人となっており、そこの友情の構築は見せてもらえないんだ…となることがあった [*]たまに表情付けがミスマッチ [/list] ドリンクの発注時、最後はこちらにゆだねてくるのに 残念な結果となった際、オーナーが100悪いという顔をしてくるキャラもいらっしゃり、 ちょっともやもやしました。 また、致し方ないことですが、 「それって素敵」など、日本語としては間違っていないが口語では使わない…という 翻訳がちらほらあるため、世界観にどっぷりと浸るにはややノイズになるかも。 個人的には一番にメロメロになった[spoiler]なんか最初に入ってきた烏 [/spoiler]に関する終盤の展開が かなりかなしく、しかもおそらく全シナリオ共通の内容なので… 提供ドリンクによるシナリオの変化を確認するために二週目以降をやりたいかというと… 気が向いたらスキップしながらやろうかな　程度の温度感です シナリオについては、[spoiler]展開次第ではで一方的にオーナーが非難されるなど、ぎすぎすしているときの空気がマシマシで [/spoiler]合わない部分もありましたが、おおむね王道ハイファンタジーという感じで個人的には悪くないです。

レビューを読んで、気楽なストーリーと思っていたら泣かされたんですけど…。 話が進むにつれて、各キャラの素敵な面が出てきますし、親密になっていくのも微笑ましい。 ドリンク選択の分岐がある場合、失敗はつらい話になるし落ち込む。 個人的にはどのキャラにも、主人公にも、感情移入できました。 ノベルゲームは遊んだことが無くて、結構疲れたな。 でも1周目でハッピーエンドではありましたが、取り返しのつかない失敗があったのでもう1周しますね。 あとDLC安いので買いました。