Flightpath のレビュー

Bitsummitで試してまあまあかなとおもったので購入したのがこちら。 一応10ステージ3キャラクターの縦STGで キャラによりステージ構成がちょっと変わるなど気の利いたシステムも積まれてはいますが、 基本的にはザコがショット1発で死なないいつもの海外Shmupsです。 コイン稼いで自機パーツ買ってカスタマイズして無双ーといいたいところですが、 発電機というパーツがあって発電力に見合わない武器を積むと特殊武器のチャージが遅れ、さらには弾切れを起こすようになっています。 だからバランス良く強化しろって話なんですが、最高性能のジェネレータを買ったとしても所謂「フルパワーアップ」すると 弾切れを起こすぐらいにはエネルギーの減りが激しく、「全部位に最強の武器ひっつけて無双」とはいかないのがポイントか。 それはそれでいいんですけど、見た目の派手さ（敵弾だって隠れるぞ！）に対して敵に効いてる感じが薄いし、途中の防衛ミッション（特定の物体に敵弾を当てさせない）は一度撃たれた敵弾をどうにもできないから負けるし、といろんな所であと一歩が足りないもどかしさがあります。 ストーリーはよくわかりません。せっかく立ち絵があるなら表情差分あってもよかったんじゃないかなあ。 あと日本語はキャラの口調が見た目とあってない感じがする。 ステージ数は多いんですけど敵のバリエーションが弱く道中は一本調子気味です。ボスはそれなりに違いがあります。 分岐システムによりちょっとストーリーが変わりますが、基本的にステージ構成はあんまり変わらない感じです。 どうせならもっと全然違うステージとかに分岐してほしかった。 ということでお勧めする・しないの境界線上にある感じのタイトルですが、現状ではちょっとお勧めできそうでできない感じ。惜しい所にあるのでパッチ等で改善されることを期待しておきます。

紹介ビデオが良く出来すぎていて、内容を誤解させてしまう キャラクターイラストも悪くなく、ストーリーも楽しめそうな感じだし ¥ 1,200円程度の内容があるのだろうと購入してみたものの シューティング部分は作りかけのような非常に退屈で苦痛な出来だった UIが全般的にバグったような動作をするが、特にキーコンフィグが上手く動作せず キーアサインが消えてコントローラーで操作出来なくなり キーボードで移動、マウスでショットという変な操作になってしまった それが治ったとしても継続してプレイしようとは思わない

[h1]フリーゲームかと思った[/h1] 買う前からわかっちゃいたが完成度が単純に低すぎる。 商用のSTGを作ったことがないところが作ったような粗さである。 [h1]ゲームデザイン[/h1] 2019年に発売された海外作品のSky Force Reloadedに似たゲームデザインとなっており、スマホアプリにも似たのはある。 本作はゲーム内で敵機を破壊することでドルアイテムが手に入り、それを使って機体強化ができる系の縦STGだ。 通常のドルが10で☆ドルが50となっている。 Sky Force Reloadedと違うのはステージが1ステージ区切りではなく1ステージ終わったらそのまま次のステージへ進むという通しで続いていき、ファンタジーゾーンやトラブル ウィッチーズよろしくステージ中にSHOPがあるのでそこへ立ち寄って機体強化が施せる。 強化が施せるのは前方、中央、サイド、後方武器。 ボム、防御力、ドル吸収マグネット、容量アップといったものになっている。 武器はそれぞれ容量を食う仕様になっていて限界を超えるとオーバーロードとなり、ボムが撃ちにくくなる欠点を抱えることになるが、容量アップを買うことで武器の装備制限幅が広くなるという仕組みである。 機体の耐久に関してはバリアがまず存在し、被弾してバリアを剥がされると以後は装甲ゲージにダメージが入り、最終的に撃沈となる。 （幸い本作の場合、自動で装甲ゲージを回復してくれるので数発で堕ちることはなく、短い期間で被弾しまくらなければ割と耐えてくれる） このあたりはSky Force Reloaded系と大きく変わらない。 とりあえず序盤はタダでもらえるレーザー以外の部位は全部マシンガンにしておけば当面しのげる。 [h1]自機当たり判定と敵弾[/h1] 当たり判定は見た目通りなので弾幕の隙間を縫うように動くというよりは大きく動いて弾幕ごと回避することになる。 敵弾は自機狙い弾が多めで、一般的な等間隔で撃つ敵もいればある程度こちらが近づくことで撃つ敵もいる。 敵によっては雷電の如く画面下にスクロールアウトするまで撃ち続ける敵もいるが、本作は何をトチ狂っているのか[b]スクロールアウト後[/b]も撃ってくる。 [b]敵が見えなくなった後に後ろから弾を撃たれると困るんだが…。[/b] またステージクリア後はクリア演出が入るまで自機はショットが撃てなくなるが、局面によっては雑魚が残っていたり追加で出現して弾を撃ってくるというこれまたどうかしている仕様だ。 なぜこれらの動作を許容してリリースした。 [h1]視認性関連[/h1] 武装が増えれば増えるほど自機から発せられるエフェクトの光量が増えて見づらくなり、余計な被弾が増える。 画面右下にはシーンによってはキャラ同士の会話が表示されるがそこへ自機を移動させても透過処理が甘いので敵弾が来ると回避が難しくなる。 制作者はユーザビリティって言葉を多分知らないのだろう。 もしくは無関心か無神経なのか。 （どうでもいい経験談だが、「普段から趣味でゲームをやらないゲーム制作者」ほど当然ではあるがゲームのインプットが少なく、ユーザーの立場に立っている時間はそれだけ少ないのでユーザー視点も欠けていてユーザビリティに無頓着な人が多い。ついでに時代遅れなゲームも作りがち） [h1]動作・遊びやすさ関連[/h1] 本作はステージ中に会話が始まるとデフォルトでゲーム全体の速度がスロー状態になるのだが、会話が終わった瞬間に通常の速度に戻り、当然初見は「どのタイミングで会話が終わるのか」なんてのはわからないのでいきなり敵弾の速度が上がったように見えて敵弾に当たりやすくなるのはどうかしていると思った。 オプションで設定をオフにすることはできるが、ステージ中に変更はできずメインメニューに戻らないとできないという驚異の仕様。不便さに気づいて変更したくなるのはステージプレイ中なんだが？ それから動作速度だが現代弾幕STGでは高密度弾幕の場合、意図的に処理落ちをかけて回避しやすくさせるが、本作は明らかにそれとは違った不自然な処理落ちが所々で発生する。 さらに途中の雪原ステージでは著しく動作が重くなり、プレイヤー側が大きなハンディキャップを背負っているような不利な戦いをさせられるという明らかにテストが不足している動作不具合がある。オンラインゲームで例えるとラグい状態でのプレイに近い。 [h1]グラフィックとサウンドの質[/h1] グラフィックはチープ寄りで見どころ無し。 敵戦闘機のデザインはやる気が見られない。 サウンドはデフォルトだとBGMもSEも小さすぎてろくに聴こえない。 特にSEはそれによって撃ち込み音が全然ないような感じなので撃っていて楽しくない。 [h1]まとめ[/h1] ただの駄作。 「お、これは本作独自の機能だ。おっもしれぇな～」なんてものはない。 一から十までどこかで見たようなオリジナリティのない作品でそのくせ出来が悪い。 1月12日の体験版ダウンロード時にはなぜか中身がからっぽのファイルをダウンロードさせられて体験版なのに何も体験できない結果となったが、製品版の中身はお粗末なものである。 いや、はっきり言おう。 お粗末であろうことは買う前からわかっていた。 サムネイル画像を見た瞬間「あ、こりゃつまんねぇやつだ」と自分の駄作センサーがめっちゃ反応した。 そして想定通りの中身だった。それだけだ。 何もかもが洗練されておらず、グラフィックは安っぽく、ゲームとして品質が低すぎる。 「フリーゲームじゃないの、これ？」と言いたくなる出来。 制作側にSTGのインプットが少なすぎる。 或いは技術力が低すぎるのかどちらにせよ、つまらんゲームであることは確かだ。 価格も驚きである。 [h1]この出来で1700円！？[/h1] しかも発売初日なのに割引もないという強気な売り方だが、どんだけ自分に自信があるんだ。 プレイヤーが所持金を貯めて徐々に強くしていくSTGを楽しみたいならSky Force Reloadedをやればいいし、真っ当なSTGがやりたいならあえて本作をやる理由はない。キャラクタ同士の掛け合い（見所もない）が見たいのであれば別にSTGで遊ぶ必要もないので本作ならではの強みもなく、ゲームとしての面白さも標準の域に達していない未完成品にも等しい有料のナニカである。