Fhtagn Simulator のレビュー

从这款游戏中我学到一个道理： 邪神的力量不过镜花水月，人类的信仰铸就永恒的荣光。

クトゥルフ神話をモチーフにしたソロプレイ専用カードゲーム。特にホラー要素やスプラッタ要素は押し出されていないので、怖いのはちょっと……と言う人も安心。 シンプルなルールと操作に加え、英文もそこそこ簡潔に書いてくれているので、日本語化されていないもののプレイにそんなに支障はない。Slay the spireを英語環境で遊べるプレイヤーなら余裕。 ゲームのルールは「Fhtagnボタンを押すとターン開始。デッキにあるカードをランダムにカードスロットに配置され、各スロットを1回ずつ順に実行したらターン終了」「ターン終了時、新たなカードを選択肢から選んでデッキに加えてもよい（スキップ可）」「7ターン終わるとSpiritを規定量支払う。支払えなければ敗北、支払えたら永続効果を持つレリックを獲得。この支払いを7回完遂すればクリア」というもの。 ターンの進行そのものは全自動で、プレイヤーがターン中に何かをすることはない。基本的にはターン終了時に新しいカードを選んだらFhtagn!するだけでOK。 スロットに置かれて実行されたカードは、カードに書かれた数字（spirit value）と同じだけspiritを生み出すので、これを集めて支払いに充てる。 もちろん、何も考えずFhtagn!しているだけではspiritが足りない。「Destroyされた時に効果を発揮することが多いHuman」「自身の両隣に置かれたHumanをDestroyすることで効果を発揮することが多いMonster」「実行後に自身をDestroyすることが多いSpell」「スロットに直接置かれず、他のカードに付与されるItem」「実行されるとターン中持続する効果を全カードに展開するEnvironment」を取捨選択してデッキに追加していき、デッキ全体のspirit産出量を上げていくことになる。 ターン終了時の新カードを選ぶ中で、今回のデッキをどの方向に進めるか臨機応変に判断していくのがプレイヤーの腕の見せ所。MonsterのためのHumanをどう確保するか？　強力だが他のカードを妨害するBurningやFreezing効果を持つカードをどう活用するか？　いっそMonster不採用でやってみるか？ ドラフトの楽しみを手軽にさくっと味わいたい人におすすめ。カードのドローを固定するPlaceや、デッキに不要となったカードを除外するBanishといった、ゲームが運任せになりすぎないようにする要素があるのも嬉しい。