Ara: History Untold のレビュー

AIが馬鹿なので途中で張り合い無く飽きる AIの難易度設定は他国への攻撃性のみです。AIの自国の都市計画性はどの難易度でも変化は無く一貫して弱い。 ただ領土を拡張するだけで生産性バフ連鎖などを全く考慮してない無秩序型の都市計画。 なので中盤で既に「威信」「人口」「地域数」「軍事力」「生産力」で圧倒的な差が生まれてヌルゲー化する。

少し感想を書いてみます。 良い点 独自の要素である都市開発のQoL（生活の質）、アメニティ、そしてクラフトシステムは、まだ改善の余地があるものの、非常に良いシステムだと思いました。QoLを高めることで生産性が向上し、健康を改善すれば人口増加にプラスの効果が得られるなど、戦略性が求められます。どの要素を伸ばすべきかが明確に示されている点は、他の4X に無い非常に優れた設計だと感じました。 また、道具や資源を施設に割り当てて生産効率を上げる要素も好印象です。道具の生産が遅れると施設の効率が改善されず、一方でQoLの改善も重要になるため、工業とQoLのバランスを取る必要があります。このあたりの駆け引きが楽しいです。 ただし、通知が不足しているため、問題に気付きにくいという難点もあります。例えば、時代遅れの道具を作り続けていたり、施設に道具を割り当て忘れていたりと、重要な情報が見逃されがちです。施設のアップグレードも自分で探す必要があり、もう少しユーザーフレンドリーな設計が必要かと思います。 他の良い点 ゲーム内で随所に歴史に関する小話が挿入されるのが、知識欲をくすぐられて非常に面白いです。また、同時ターン制を採用しているため、AIのターン待ち時間がほとんど無く、テンポ良く進行するのも好印象です。 悪い点 政府の形態に応じた都市数の上限に達してしまうと、それ以上の拡張が不要になり、内政しかやることがなくなる点が少し退屈です。その内政においても施設の改善が1つずつ設定する必要があって煩雑で都市を増やしたい気持ちになれないと感じました。 また、文明ごとに固有のユニットや施設がないため、ゲーム内での「ピークタイミング」が存在せず、一度優位に立つと逆転されることがほとんど無くなってしまいます。 総評 全体として、バランス調整といくつかの改善が求められますが、ポテンシャルは非常に高いゲームだと思います。 ■ストア store.steampowered.com/app/2021880/Ar…