I Am Sakuya: Touhou FPS Game のレビュー

DOOMに弾幕ゲーを掛け合わせたようなゲーム、だだっ広いステージで大量の敵を蹴散らすのが楽しい

　DOOM系のFPS。パッドでプレイしましたが操作性は悪くないですしボリュームも満足です。東方のキャラを知らなくても特に問題ないかと。実際あまり知りません。 　難易度が結構高めで、ある後半のステージでは何度もコンテニューしました。体力が１００％と表示されていても一発でゴリっと減るので、数回あたるだけで昇天します。その際に咲夜の顔がどんどん血まみれになっていくのがDOOMを感じさせますね。好きなキャラの場合は注意しましょう。 　BGMは結構好みでした。

DOOMリスペクト東方FPS とにかくキャラクターが可愛い！でも難易度はかわいくない！ 咲夜さんが主人公なので時止めなんかもできるぞ！

　一応オススメにしてるけど、ゲームの出来は微妙です。 　DOOMライクなオールドスクールシューターに東方キャラと弾幕要素を取入れた方向性自体は好きなんだけど、ただっ広い空間に大量の敵を配置しただけのステージばかりで、レベルデザインが大味なんですよね。 　アイテムもレベルの開始地点にまとめて置いてあって、弾数も2000とかですから、弾のリソース管理も必要ありません。 　一応シークレットはあって、正規より少し早くショットガンが使えるとかはあります。 　でもショットガンのリロード遅くて、本作のショットガンはそこまで強くないです。 　そもそもたいていの敵はハンドガン一発で倒せるので・・・ 　投げナイフは壁や床で跳ねて乱反射するので屋内で大量にばらまくと強いです。 　時間停止は本作において最大の個性的な武器で、うまく使えば動画のようにスタイリッシュに敵を屠れます。 　ただし武器なので、使用するにはメインウェポンであるハンドガンから持ち替える必要があり、ボムのように緊急回避的には使えません。 　ハンドガンは初期武器にして主力武器。これだけあればクリアできます。だた常時マウスをクリックしっぱなしなので、指は疲れます。 　ボスに関しては、良く出来てきています。 　見た目も可愛く、弾幕によってボスごとに個性が出ていて、戦っていて楽しい。 　ザコ敵にしてもスプライトは良く出来ていると思います。 　本作は、gzdoomで作られているので操作感はDOOMそのものです。アップデートやMODによってより面白くなる可能性はあります。ワークショップに対応しており、バグ修正やアイテムのボクセル化、サウンド変更やボス追加なんてのもあります。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・DLCについて 　上記のレベルデザインの不満はDLCで大きく改善しており、本編より探索要素が増えていたり、敵の湧き方にも工夫が見られ、単調さは軽減されています。 　本編より明らかに質は向上しているので、購入される方はDLC込のバンドルがオススメです。