CaveFiction のレビュー

[h1]現代社会はまるで底の見えない洞窟のようだ！[/h1] [b]"ここは夢と同じように現実的だ！"[/b] [b]"最高のフライドチキンはなく、最高の牛肉と安価な思い出しかありません。"[/b] [b]"クソ男という言葉は、あまりにも現代的で、21世紀の色合いにあふれています。"[/b] [b]"彼女に出会ってから、毎日牡蠣10個食べたような気分です。"[/b] 「何を言っているんだ」と思われるかもしれませんが、これらの文は全て本作からの引用だったりします。 『ケイブフィクション』はプラトンの古典哲学の影響を色濃く受けた前衛的なテキストアドベンチャー。冒頭の紹介で何となく察せられるかと思いますが、本作を一言で表すなら「荒唐無稽」が一番しっくりくるでしょう。真面目に読んだところで何も分からないと思いますので、フィーリングで楽しむのが良いでしょう。高熱でうなされてる時に見る夢みたい。(褒め言葉です) 日本語はAIによる機械翻訳なのでおかしな言い回しが多いですが、意味深な世界観も相まって一周回ってアリかもしれない。 [h1] 気になった点 [/h1] ▷音量調整ができない ▷バックログ機能がない ▷セーブ機能がない。各章を読み終えるまでは経過が保存されないため、1~2時間くらいのまとまった時間がある時にプレイすることをおススメします。 [h1] その他 [/h1] ▷選択肢ありのマルチエンディング(？) ▷プレイ時間は実績コンプまで約3時間 ▷スキップ機能はESCキー ▷実績あり(12個)。全てのエンディング(？)を見ることでコンプ可能。 [h1] 総評 [/h1] 作者曰く「偽善的で不道徳で下品な人が作った詐欺ゲーム」です。変なゲームが好きな人にはおススメ。 個人的にはこういうの好きです。

青年達の青春を追っていく夢の中？幻想の内？投影された世界？の哲学的ノベルアドベンチャーゲームです。 AIによる翻訳がいい意味でゲームに味付けをしてくれていて、文章を読んでいて良い意味で狂っている感じが出ていて面白かったです。 作者さんの説明によると、そのうちに人間による翻訳に変わるそうなのでAI翻訳に興味があるお方は今のうちにプレイしておきましょう。 全実績を解除するまでに６時間半ぐらいかかりました。 感の良い方ならばもっと早く解除できるかと思います。 マルチエンディングです。エンディングは全部で３つあります。 ゲーム内容は偽文学的青春ドラマ哲学風味といった感じでわかるようなわからないような作者さんの趣味が爆発しているような感じで、私はプレイしていて一昔前に流行った自由奔放なフラッシュゲームを思い出しました。 基本、文章を追っていくだけのゲームなので（マルチエンディングなので選択肢による分岐はありますが）AI翻訳が合わないお方や「あまり意味がわからない文・脈絡のない文」を読み続けるのが苦手なお方には少しつらいかもしれません。