Psycho Patrol R Steam統計とチャート

Beautiful.

If you liked cruelty squad it's like that except bigger and with mechs.

40ドルって聞いてたからスプリングセールは何も買えなかったよ。 ワールド間を移動するたびにロードが挟まるタイプ。探索しがいのあるマップ。 すでに面白い。前作ファンは財布と前向きに相談。英語は雰囲気。 itchioで雑誌風の入門書が出ている。まだ見てない人＆世界観味見してみたい人はぜひ。 [url=https://datasparrow.itch.io/orientation-an-introductory-zinelet-to-psycho-patrol-r]こちら[/url] [3/29　追記] 現時点でのエンディングを見たので追加レビュー！　と思ったけど詳しい日本語レビューはすでに出てしまっているので遊ぶ際に大切なことを少しだけ。 これはCruelty Squadではありません。レベル上げも装備収集も必須です。Cruelty Squadのようなスピーディーで派手な展開はありませんが、Psycho Patrol Rにはゆったりとした焦燥感と生活感があります。Cruelty Squadとして遊ぶのではなく、RPGのように地道に遊んでください。 おそらく序盤が一番厳しいからどうかそこで折れないで！　イエイ☆

　一切情報がない上、40ドルという、正直今アーリーアクセス開始するゲームの中でも高いなぁ...という未知のゲーム。 　PVも、21世紀、戦場は変わった！みたいなことや、長々と怪しい陰謀論の固有名詞みたいなものが飛び交っている。銃を撃てばバラバラになるし、パッケージ画像も、なんか怖い。 　一人でも多く、このディープウェブから這い出て来たようなゲームの魅力を知ってほしいので、レビューします。 [h3] このゲームの魅力 [/h3] 　実銃が多く、シャッガン、狙撃ライフル、SMG、アサルトライフル、そして遺伝子を組み替えてグチャグチャにする銃など、プレイヤーの好みとシチュエーションに適した武器のラインナップ。 　ブリーフケースに偽装出来る有名なSMGは、民生モデル、10mmモデル、通常の9mmモデルもあります。 　発射地点から垂直にロープを垂らせるロープガン、短射程ながら鍵縄のような扱いの出来る投げ縄で、秘密のルートを見つけられる探索要素。 　アキンボ、デュアルワイド、つまり！！！銃の二丁持ちで火力も二倍！カッコいい！！！ 　説明が無く高難易度に見えるが、セオリーとルールを学んで習熟できる、原始的ながら、高度に構築されたゲームの魅力。 　ゴア表現は抑えめ。少なくとも、内臓は出てこない程度には。 　怪しい陰謀論、耳障りなビジネス用語、生命エネルギーと性のエネルギー、適当な投資アドバイス、エセ科学で世界観をトッピングすれば、今作が出来上がります。 　あえて言えば...このゲームは現状、難易度が変更できません。おそらくバグです。また、エンディングも（多分）1つしか実装されていません。これは後々解消されるかと思います。 　このゲームは進行、探索、ルール説明におけるゲーム内情報が不足しており、自力で調べるか、ひたすら街を練り歩くしかありません。 　シューティングとしての難しさの話をするのであれば、弾薬の威力はジュール換算のみで表現されています。 　それも含めて探索の楽しみでもありますが、反面、決してお手軽とは言えないものです。 　 [h3] PVで説明されていないこと [/h3] 　今作の序盤は特に難易度が高く、最初はスラム街に迷い込んだ観光客のような歓迎を受けるでしょう。 　5分もあれば、20回は簡単に死ねます。PVを見てください。このメックは、数万ドルの金を社用車に掛けた素晴らしい奴隷が、誰でもできると偽っているものです。[u]これは本質情報です。[/u] 　その上、クエスト目標にマーカーはありません。少なくとも情報が出そろっていない現状では、自力で答えがあるかも分からない探索を繰り返して、ゲームに慣れる必要があります。 　 [h3] ゲームの進行 [/h3] 　ゲームの進行としては、まず大きなクエストが提示され、それを捜査する過程で、更にクエストが生まれて...というタイプのゲームです。オープンワールドゲームあるあるですね。 　今作はしっかりと文字を読み解くゲームであり、Escキーで開けるジャーナルで内容や経過の保存はされるものの、ある程度は内容を理解しないと話が進められません。 　手元のスマートフォンにGoogleレンズがあれば、どんどんと撮影し、翻訳し、それをスクリーンショットすれば、200MBを超えるまでにはクリアが出来るはずです。 　前作より難解ですね。会話内容は記録されますが、誰かを殺して後は報告だけだったとしても、それをプレイヤーが覚えていないといけません。 　それと、今作で特に注意してほしい事が、進捗が変化している場合、直接的な関係者以外にも、会話オプションが増えていないか確認してください。 　プレイヤーはカスみたいな評判とはいえ、警察組織に所属しています。猟奇殺人事件なら、拠点に専門家がいませんか？この事件について話してくれそうな人がいませんか？ 　プレイヤーが嫌われていても、この世界は資本主義の加速した世界。相手の手持ちを見て、袖の下を握らせてあげましょう。きっと口も軽くなります。 　その周囲の人が全て死んでしまっても、進行に必須な人は幽霊になります。その人にも袖の下を握らせれば、おしゃべりしてくれます。 　それでも分からなければ、現実のインターネットでクエスト名を調べてみましょう。Redditにも板がありますし、Steam掲示板、スレッドも活発です。 　きっとこのレビュー投稿一か月後には、疑問に思う人と、それを答えたい人がコンテンツを食べつくしてくれると信じています。 [h3] お金を入手するコツ[/h3] 　新興のベンチャー企業のドサ周り役のようなプレイヤーは、資本主義社会においてカーストの最下層にいる雑魚で、資金もフィジカルもない。 　ただし、それもこの世界での立ち回りを覚えるまでの間です。 　私はそれに気づくまでに15時間程度掛かり、ゲーム内時間で1夜の間に5万ドルの負債を負い、それを実時間4時間で返済しました。[u] その成功の秘訣を皆様だけに特別にお伝えします。[/u] 　ガチな話をするのなら、あなたの請け負ってるクエストをそのまま掲示板やガイドに入力し、攻略手順通りに進めて数万ドルの報酬をポンと貰う事ではあるのですが、それ以外の方法があります。 　今作はRPGゲームのような方法で金策が可能です。任意の場所で銃を撃ち、お金を回収してください。慣れればそのエリアで資金を回収しやすい場所で、効率的な手順が身に付きます。 　PVをご覧になっていますよね？そのエリアで特に話題のありそうなNPCはもういませんよね？では銃を構えてください。文字通りの稼ぎ作業を犬の道と言われてもやるんですよ！ 　そうやってステータスを上げ、クラスの高い防弾チョッキを身に着け、メックもアホほど金を食う武装を搭載して引き撃ち、急いで逃げるための横ダッシュを駆使して生き延びてください。 　メック武器は金を湯水のように消費してリターンはカスなので、気を付けてください。 　 [h3]稼ぎプレイのすすめ [/h3] 　実際、絵面は非常によろしくないですが、好みの場所での効率的な作業はとても楽しいと感じました。 　ファストトラベルポイント周辺にいる人員を、自分の好みの方法で抹殺し、ついでに市民を撃ってアイテムと金を回収し、それを数時間繰り返す。 　ここで銃を撃てば反応するからあらかじめおびき寄せて...この位置からグレネードランチャーを撃てばまとめて仕留められるから...という、タイムアタックを楽しむような感覚は非常に新鮮でした。 　任意の目標を、任意の方法で数をこなす作業プレイは、大きな損失の前にロードすればやらなくてもいいと思いつつ、個人的には、このゲームの良い部分として挙げたいです。　 [h3]ネタバレのない世界観説明 [/h3] 　この世界の舞台は、整った景観に見えて、実際は世紀末全夜のような退廃具合です。 　コカイン撲滅を掲げる欧州警察は、実際の所、グレードAのコカインを常用する必要がありますし、プレイヤーの所属する組織は設立後に株式市場へ上場し、警察組織に組み込まれています。 　プレイヤーは新規採用者で、このこの会社で扱う銃火器の経費を毎日支払う必要があります。 　何度も死に、最適解を探し、経費精算からの借金地獄になり、汚職に手を染め、効率的に市民を撃ち、株券を購入し、配当を得て、人生の勝者となることで、初めてこの暗夜の世界で、自由に歩くことが出来ます。 　もちろん、[u] あなたがたった一つの冴えたやり方[/u]として、ステータススキルへの投資と株券への投資を早めに行えれば、ブルシットなジョブに何時間も掛けなくても大丈夫ですよ。 [h3] ネタバレのある世界観説明と所感 [/h3] 　[spoiler] 　 　オルゴン 　今作はオルゴンと呼ばれる、燃料にもなる物質が空気中に漂っています。これは人々の思考や意識にも影響を与えます。 　概念としては、気、あるいはやる気や活力、生命エネルギーのようなものですが、高濃度であれば可視化できます。 　メックはこれを用いて推進力としています。設定上、メックの兵器にも転用されているらしいです。 　しかし地球から発せられるエネルギーが汚染されている、だから精神が汚染され、治安が悪くなる、という前提で物語は進行します。 　その結果、このパン・ヨーロッパではファシストが多く、暴徒が多く、治安も最悪なものと上司は仮説を立てています。 　これは部分的には作中で事実であり、この現実のように、大げさに語られている事を意図して隠しているにすぎません。 　作中、欧州原子核研究機構（CERN）を元にした、CERHと名称のつけられた組織が存在しており、彼らは難解ながらも、ここで行われているすべての事を公表していると話されています。おそらく事実でしょう。 　少なくとも作中では、シャンプーに使われている化学物質の一つががんの原因になることはありません。 　そこの会社の社長は、効率化の為に人体を5つ以上融合させているという秘密がある位です。 　上司、ロレンツォ・ヴィスコンティについて 　ではなぜ上司はそれを隠して、いるのでしょうか？上司は自信満々にオルゴンエネルギーの汚染を語り、文才も弁も達者で、しかしながら、正確な知識を持ち合わせていません。 　そういった人が影響力を持った結果、周囲の人は、まるで正しいと信じてしまいます。 　そういった結果の一つとして、この世界では優れた遺伝子を選別し、残そうという動きが活発になっています。 　一応、現実社会では良いものとはされていませんよね？その原因の一つは、それを歴史上やった国家が存在するからです。 　ではそれが無い世界であれは？私達の立っている歴史と、このツインテラと呼ばれる世界の違いは、欧州が統一されていることと、司法の守り手の欧州連邦警察が、サイコパトロール部門なんて得体の知れないものを設立せざる負えないほど、政府の力が弱まり、冷酷な資本主義が加速していることです。 　　 　 　主人公の自我 　主人公の書いたログを見ると、上司のロレンツォ・ヴィスコンティに心酔しており、その敵はすべて排除するべきと考える、忠実な犬のような人間であることが伺えます。 　とはいえ、嫌いなものは嫌いだと表明をしっかりと出来る根と、仕事であれば暴力的な選択肢も取れる考えを持っています。 　ただし、比較的善良で、同僚は助けるべきだし、困っている人がいたら（ダイアログでは）助けるべきだとしています。もちろん、すごくいい銃の情報が手に入ったら、ホントは駄目だけど、どうやっても欲しい！と書いてしまう程度には少年の心を持っています。 　主人公の内面的自我だと思われる、バイオンと名乗る青い球場の物体は、それをさらに強くしたような善良な存在です。声も可愛い。 　幼く多くの事を知らない人が、強く、圧倒的で、雄弁なものに惹かれた結果も、これまた現実の歴史上多く見られます。今作はビジュアルでの残忍さは薄くなりました。代わりに、前作でもあったそれ以外のおぞましさは、より洗練された形で表現されています。 　私は前作での経験から、上司は実はファシズムの権化で主人公を使いつぶすのかと思いましたが、SLS事件を終息させたエンディングでは上司からの扱いはいいし、この終わってる世界で思想警察の立ち上げと、より大衆の反抗が出来ない未来のファシズムの台頭にも関われたので満足です。 　主人公もバイオン君も多分満足してるだろうし。みんなハッピー。 [/spoiler]

※2025年3月27日現在でのメインタスククリア済み時点でのレビュー 初プレイ時のクリアまでおよそ12時間程度(一回破産したのでやり直し込み) 結論から言わせて貰えばとにかく探偵イマーシブシムとして滅茶苦茶面白い 最序盤の放り出され具合やいきなり紛争地帯なマップをどうにかして抜けさせられるなど難易度スパイクが異常ともいえるがそれを乗り越えるとようやくゲームが始まるといっても過言ではないのでここがマイナスの分かれ道だとも言える。 HITMANライクの赤点のターゲットを殺して帰還すればいい至極シンプルなデザインの過去作Cruelty Squad(以下CS)とは打って変わり、徹底してSystem Shockのログから全てを推察するように各地のNPCに事件についての聞き込みを行い、それらの情報を元に次に何をするかをマーカー等の補助はなく自分で考えて解決に導くといった刑事アドベンチャーとなっている。(一度出会ったNPCに対してはトラッキングは可能だったり、事件簿に主人公の行動方針が書かれたりはする。) 戦闘システムについてはCSのスタイルを踏襲しつつ新たにV-Stalkerと呼ばれるメックを駆使するハイブリッドなスタイルと変化し、装備群もParasonic製武器など一部は続投しつつもバイオパンクから一新してより地に足のついた物となった。(CSでいう所の臓物グラップリングが天井からロープを垂らす弾になるなど。) アーマーに関しては殆ど機能していなかったCSと違い、敵の弾が貫通しなければHPより先にアーマーの耐久度から削れていくようになったので余程のことじゃない限り早めに着よう。 成長システムに関してはオーグメントを入れ替えるのではなく、DARK SOULSのように様々な方法で手に入るユーロを用いて本部の端末からステータスを振ったり武装を購入するなどして自身とV-Stalkerを強化するものとなった。 経済システムに関しては成長システムのインスパイア元の性質上一回死ぬと死亡地点に金を落とし、それを回収できずにもう一度死んでしまうとロストするようになった。 そのため、CSでは単なる金稼ぎにしか過ぎなかった株式投資に不慮の事故が起こった際に流動資産として保護するという重要なシステムへと変化した。 また、メックゲーにありがちな弾を浪費するとそれだけ給料から天引きされるので節約しよう。 探索システムに関しては面クリア式だったCSと変わり、比較的大きなマップが10個程度あり、EXITポイントから隣のマップへ移動したりEXTRACTIONポイントからセーブと既に見つけたEXTRACTIONへのテレポートを行うようになった。 しかし移動すると黄色いネームドキャラ以外はリスポーンするので敵をちょっとずつ減らしながら攻略というわけにはいかないので注意すること。 当然ながら探索して武装を見つけたり開かない扉を爆破したりするのは変わらぬ楽しさである。 その他 敵意がある人物に対して賄賂を握らせて話を聞かせたりハッキングと称して意味のありそうな単語を見つけ出してそれをパスワードとして入力するなど殺すだけが正解じゃないというのがよりRPGらしくなったなと感じた。 バグに関しては致命的なものは見受けられず好印象。