SlipDream Resonator のレビュー

日本語のレビューがなかったので。 「音ゲー」として買おうか悩んでいるそこのあなた。ちょっとお待ちを。 これは音ゲーというより、[b]アクションやシューティングに近いもの[/b]です。 [h2]ざっくりとしたゲーム内容説明(※念のため)[/h2] 左スティックと左トリガーの[b]【左アーム】[/b]と右スティックと右トリガーの[b]【右アーム】[/b]で、８方向から流れてくるノーツを処理していくゲーム。 ノーツの種類は普通にトリガーするだけの「通常ノーツ」、いわゆる同時押しにあたる「デュアルノーツ」、長押しの「ロングノーツ」、アイテムを取得できる「アイテムノーツ」がある。 取得したアイテムは左右のアームに記録され、それぞれLB/RBを押すことで任意のタイミングで使用可能。 [h2]気になった点[/h2] [b]・音ゲーならではの気持ちよさがない[/b] 日本語対応してないので、自分が気づいてないだけかもだけど、このゲーム、ノーツをヒットしたときのいわゆる「打鍵音」がない。 そのため、音ゲーならではの「演奏感」が皆無といっていいほどない。 ならばノーツ処理が曲とリンクしているかというと、そこまででもなく、総じて音ゲーとしての気持ちよさがない。 [b]・操作が独特[/b] 通常の音ゲーと違い、「スティックで方向を合わせて」「トリガーを引く」という２つのアクションを行わなければならないため、難易度が上がっていくにつれ、スティックでの方向合わせに集中してしまい、もはやノーツをただ処理していくだけのアクションやシューティングに近いものになってしまう。 ノーツも左と右の指定が特にないので、デュアルノーツ以外片手で処理した方が楽という状態。 (もしかしたら高難易度曲だと左右指定があるかも？) [b]・アイテムの存在が邪魔[/b] これは好みにもよりそうだけど、個人的にはアイテムが邪魔でしかない。 もちろんアイテムを使用せずに曲をクリアすることは可能だけど、アイテムを使った方がスコアは上がる。 しかし、スマホ音ゲーによくある自動発動型のスキルと異なり、任意のタイミングで使用できてしまうのが問題。 任意ということは、音ゲーにおいて「リズムに関係ないタイミングでボタンを押す」ということになり、どうしても使いにくさの方が上回ってしまう。 アイテムノーツがあるなら、即座発動でもよかったのに。 そのほか、微妙なところでは「使用されてるフォントが読みにくい」ことや「演出が単調」などなど。 プレイしてみた感じ、使用されてる楽曲そのものはそこまで悪くないのにゲームシステムがうまく「音ゲー」になりきれてないのがすごくもったいない。 アーリーアクセスならまだ先の可能性があるが、これで製品のようなので将来性にもあまり期待ができそうにないので、現状は「おすすめできない」感じ。