Not It: Spookiest Edition のレビュー
Not It: Spookiest Edition is a horror-filled visual novel full of suspense and mystery where you navigate Katie through a living nightmare. Her move-in day on Halloween throws her into a centuries-old curse. Can she make it through the night? Will her new neighbors perish? Decide their fate.
アプリID | 1719770 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Snowhaven Studios |
出版社 | Snowhaven Studios |
カテゴリー | シングルプレイヤー |
ジャンル | カジュアル, インディー |
発売日 | 12 10月, 2021 |
プラットフォーム | Windows, Mac, Linux |
対応言語 | English |

28 総評
22 ポジティブなレビュー
6 否定的レビュー
賛否両論 スコア
Not It: Spookiest Edition は合計 28 件のレビューを獲得しており、そのうち 22 件が好評、6 件が不評です。総合スコアは「賛否両論」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Not It: Spookiest Edition のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
255 分
普段はビジュアルノベルの類は全くしない為参考になるかどうかは分かりませんがレビューします。海外のレビューニキ同様キャラクターに惹かれて本作を購入しました。
本作は大雑把に言うとワンナイト人狼のようなストーリー+かまいたちの夜のような大量の選択肢によるストーリー分岐で構成されたビジュアルノベルです。
4時間程度ですべての実績を取れるほどなのでビジュアルノベルとしては普通の長さなのかなと思います。
全編フルボイスの為インストールする容量は4.1Gb強と比較的ボリューミーですが、一巡(ストーリーの最初からクレジットまで)はスキップ等を駆使しなければ30分ほどだと思います。死亡パターンを引くと20分くらいですかね。ビジュアルノベルの為謎解き等の要素もないためサクサク進みます。
ストーリーは主人公(Katie)がハロウィンの日にEasthollowと呼ばれる小さな町に引っ越して来る。しかし町には全く人影が無い。その為怪訝そうにしていると、通りかかった公務員の男性より「ハロウィンの日には町内には呪いがかかるため、住民は町外に避難しているという話を聞く。町の資料館で呪いについて調べたところ、過去に町の中でMatthew Hayerという男性が殺されており、Hayerは恨みから死に際に町全域に呪いをかけたという。呪いの内容はHayerの魂が命日であるハロウィンに町に戻ってきてランダムに一人の人間に憑依し、他の住民に対して復讐を行うというもの。呪いは町の外に出ると効力が発生しなくなるため主人公と他の住人はハロウィンが終わるまで車で町外への避難を試みるが様々なアクシデントに見舞われ避難に失敗し、近くにあった町の宿屋で呪われた一夜を明かす事になる。
宿屋ではHayerに憑依された人間を殺すために住民間で殺人が発生する、果たしてHayerに憑依され復讐者となったのは誰なのか。自分が殺した相手は本当にHayerに憑依された人間だったのか、それは朝になれば分かること。
良い点
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[*]適度な長さ
[*]充実した音量設定、そして質の良い声優
[*]セーブできる量が多い
[*]個性豊かな登場人物
[*]手頃な値段
[*]ゴア表現が苦手な人への配慮
[*]見ていない会話はスキップ不可
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[olist]
[*]一周が30分程度で終わるというのはビジュアルノベル初心者である自分としては非常に助かった。どうしても1,2時間も読んでいると疲れてくるので。ちなみに英語は見慣れない単語が度々出てきますが、文法的には平易なものが多いので高校レベルの英語があれば文脈などから十分にストーリーがわかる程度の難易度です。
[*]音量設定でボイスがキャラごとに調整できるのは助かった。幸いどのキャラクターの声も嫌いではなかったので声は消さなかったが、好みの兼ね合いで特定のキャラクターの声を消したいことはあったとしても普通のゲームだと設定項目はVoiceのみでキャラクター単体で選べないのでキャラクター毎にボイスの音量を変えられるのは非常に高評価。
インディーゲームではありますが、声優はNo Studio In Particularの人みたいなので作者が直接声あてをしているわけではないので非常に英語も聞き取りやすいです。
[*]セーブできる量が100枠あるので、特定のイベントを再度テキスト込で見たい場合でも簡単に見ることが可能です。(スロットが多い分どこにセーブしたか忘れるのは多々ありますが)
[*]登場人物は主人公のKatie 公務員のMayor 司書のWillow 臆病な住民のJoseph 信仰深いRita 警察官のMike 宿屋の管理人のFrank 旅行客のVinnieの8人で喋り方、口調もそのキャラの特徴に合わせているのでテキストボックスで名前を見ずとも、「あ、このキャラが話しているな」というのがよくわかります。
[*]値段は700円程度なので小説一冊買うのと変わりません。ボイス付きならかなりお得だと個人的には思います。キャラクターも可愛いですし(特にKatie)
[*]キャラクターが可愛い、面白そうと思ってもゴア表現が強いならやめておこうという人は一定数いるはず。本作は起動時に修正版、無修正版を選べる為ゴア表現が苦手な人は修正版を選べば気分を害さずにプレイできるはず(作者も公言していますが、死体は消えないので悪しからず)。ちなみにサンプル画像は修正版です。
無修正だと黒塗りの部分がきちんと血液に死体の損傷がより鮮明に描かれます。[strike]Katieのパンティは無修正版でも見えません。[/strike]
[*]見たことがない会話の場合Skipボタンが押せないのは助かります。如何せん背景が変わればこの会話は未読だなとすぐわかりますが大体背景が同じなので読んだかよくわからなくなるんですよね。
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悪い点
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[*]タイトル画面が長い
[*]一部音量調整がまずい
[*]Spookiest editionという名前の割には怖くはない
[*]CGが少なめ
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[*]エンディングや起動時にタイトルを見る形になるのだがメーカーロゴ等が飛ばせないことに加え、毎回ゴア表現の有無について聞かれるためCGや実績のために周回するときに面倒になります。
[*]デフォルトの設定だとBGMが比較的大きくキャラクターの声が聞こえない。キャラクターによって音量が微妙に違う為BGMを下げても一部キャラクターは声が聞こえづらく、そのキャラクター単体の声量を上げないといけないのが少し面倒。
[*]Spookiest editionということでかなりホラー演出が強いことを想像しましたがあまりその要素が多くないように感じます。憑物(possessed)が憑いて事件を起こすという話であればもう少し猟奇的な要素があっても良かったのではと感じます。ただ撲殺、射殺でおしまいではなく取り憑かれた人物が明らかに狂っている感じ(例.解体した死体を机に隠し周囲の人間の恐怖心を煽り楽しむ、殺人に快楽を覚え淡々と住民を殺す等)の表現があったほうが良かったのではと思います。
さっきまでまともだった住民が取り憑かれてシリアルキラーだとかそういう異常者に変貌するといった要素が欲しかったです。(狂い具合のイメージとしてはリンダキューブのシナリオAのヒュームみたいな)
死体のCGにより恐怖演出を煽ってきますが、一枚のCGを除き名探偵コナンの番組冒頭で出てくる殺人現場のようなCGなので正直怖くありません。ただ一部のCGは中々に怖いです。多少狂気の片鱗が見えるためです。このレベルのプレイヤーの恐怖心を煽るCGがもっとほしいです。現状はR-12のホラゲーモドキ程度の恐怖感しかなく、Spookiest editionなのでもう少し頑張って欲しい。(This game wasn't as scary as I thought. In my suggestion,this game need more insanity and bizarre expressions to scare gamers)
[*]一部キャラに至っては死亡時のCGすら用意されず、ボイスのみで死亡する。加えて紙芝居で表現される為に、住民がある住民を殺しても紙芝居からそのキャラが消えるだけで臨場感というか迫力が無い。死亡時にCGが挟まる事もあるが大抵はボイス、テキストで死亡した事が示唆され紙芝居から消えるだけ。これに関してはキャラの掘り下げ(年齢や趣味といった要素が無い 設定資料なんかが公開されれば別ですが)が無いのも原因だとは思います。フルボイスの為に短くなるのは理解出来ますが、それ故にCG等でプレイヤーに恐怖心であったり、もっと物語の先が見たいと思わせる要素が不足していると思う。
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少し文句を言いましたが、初めてビジュアルノベルの類をプレイしましたが大満足です。ストーリーもありきたりなものと思わせつつ、結末を知ると実際はそうではないという展開も気に入りました。小説の場合ルートは固定ですが、ゲームの為エンディングが複数個存在することに加え、生存者や死亡者、住民を殺すキャラクターは固定ではなく主人公の選んだ選択肢により変化します。
つまり選択肢によっては住民Aが住民Bを殺す、逆に住民Bが住民Aを殺すといったような展開が発生するということです。選択肢の数はざっと数えたところ50個程(重複は未加算、セーブデータの数より推測)ある等プレイヤーを飽きさせないように作られているのが感じられました。名作だと思います。
ただこれは自分の感性の問題なので悪い点には書きませんでしたがエンディングの分岐が微妙かなと思いました。例えばバッドエンドでも自分が住民を殺して朝を迎えた場合と周りが勝手に殺し合って朝を迎えた場合のエンディングのCGが同じになる場合があり、CG収集でこれも同じエンドに収束するのは何だかなと思いました。
(If Katie killed the inhabitants and she didn't kill them, I think the endings should be diffent.)
👍 : 2 |
😃 : 0
肯定的