Mail Time のレビュー

森の住民たちに配達をする3Dプラットフォーマー。 郵便配達員見習いである主人公は一人前になるため、宛先の詳細がわからない手紙の配達を任せられる。個性豊かな森の住民たちから情報をもらうついでに他の配達なども頼まれ、次第に彼らと交流を深めていく。 最初から最後までプレッシャーに追われずにリラックスして遊べる点がポイント。高低差の大きい森が舞台だが落下ダメージが一切なく、時間制限のようなペナルティーも（一つだけ実績に該当するものを除けば）全くない。 依頼をたくさんため込んだまま配達せずに散策しても何も問題ない。個性の差はあれど森の住民たちとの会話は基本的に穏やかで、各地で緩やかな雰囲気のいい音楽が流れる。 [b]とにかく気分を害するような要素がないのがとてもいい。[/b] また、住民たちの中には割と現実的な悩みを抱えている者がいたり、金にがめつい者がいたり、[strike]キノコの幻覚作用を欲する者がいたり、いわゆる「反社会的勢力」がいたりと、[/strike]メルヘンチックな世界観に反して妙にバラエティに富んだ住民のおかげで、のんびりしたゲームプレイに刺激を与えてくれる。 ただ日本語版では誤字脱字やテキスト書式のミスが結構目につく。慌てて翻訳したのかなと感じるほど多い。また発言しているキャラが反対になっているようなセリフもそこそこ出てきた。 さらにワッペン（＝実績）とアイテムの取得が同時に重なると、一旦ゲームを中断しないと取得表示が消えなくなるのもちょっと困る。 とにかく非常にリラックスできて、いい気分になれるゲーム。今のところサントラが販売されてないので、出たらいいな。