Mail Time のレビュー

分類としては、オープンワールド形式のアドベンチャーゲーム。 新人のゆうびんやさんとして、グランブルウッド・グローブの住人へのお手紙配達・ 時には手紙や荷物の配達を介して住人達の悩みを解決していくのが主。 ゲーム開始時に上司のジャネットから託されるグレッグ宛の手紙配達を完了させる事が最終目標となる。 [b][u]●良い点[/u][/b] （１）オープンワールド形式で自由度の高い探索が可能 　スタート時からほぼすべてのエリアを自由に行き来する事ができる。 スタート地点から近い順に探索していくも良し、自分自身のお気に入りの風景を探すも良し、 絵本の挿絵のようなグランブルウッド・グローブの世界観に浸るもよし― 道中で預かる手紙や荷物はどれも配達の時間制限は無いので、 自分自身のペースで遊ぶことができる。 （２）主人公のビジュアルカスタマイズの自由度の高さ 　主人公の名前や一人称はもちろん、肌の色・服装・かばんの種類など 見た目に関わるものを自分好みにカスタマイズできる。 探索の度合いにもよるがぼうしのデザインも変更できるようになる。 上記の変更による性能の差異は無いが、こうした細かいカスタマイズ要素の自由度に高評価。 [b][u]●悪い点[/u][/b] （１）移動操作が不能になることがある 　ワッペンやアイテムを受け取った際、移動操作が不能となる不具合あり。 Hキーでメニューを開く→閉じる動作を行うことで一時的に解消できるが、 上記イベントが発生する毎に起こる可能性がある為、人によってはストレスを感じるかもしれない。 発売から１年以上経過しているにも関わらずアップデートによる修正もされていないようで・・・ ゲームとしては致命的な不具合。 （２）日本語訳が不完全 　日本語対応のゲームとはなっているが、 主人公や住人達のメッセージで漢字の誤植や文章が変換しきれていない部分が見受けられる。 スタッフクレジットを確認する限り、日本語訳を担当したスタッフがいるようだが・・・ ゲーム発売前に各メッセージの最終校正を行う余地は無かったのだろうか？ （３）主人公や森の住人達の台詞が一部尖っている 　ストアページのゲーム概要では"癒し系ほのぼのアドベンチャー"を謳っているが、 主人公と一部の森の住人達の台詞が暴力的であると感じる表現がある。 このゲームの対象年齢区分はIARC汎用レーティングの"IARC3+（対象年齢３歳以上）"に分類されているが、 上記のような表現がある為実際にはプレイヤーの年齢層を選ぶ。 [b][u]●総評[/u][/b] 　絵本のような世界観とゲームシナリオ・探索の自由度の高さは評価できるが、 上記に挙げた悪い点に致命的なものが含まれている為プレイヤーを選ぶと言って良い。 全年齢対象に相当するゲームである事も考えると[b]「おすすめはできない」[/b]。 ただ ゲームの全体的な内容は良いので、セール時を狙って購入・触ってみるのはあり。