Anode Heart のレビュー

日本語のレビューがなかったので、システム周りやゲーム内容について大まかに解説します。 デジモンワールドっぽい世界観だけど戦闘はターン制のモンスター収集系RPG。日本語は未対応ですが、あまり難しい用語はありません。 製作者の方によると随時翻訳を進めていくとのことなのでもしかしたら日本語対応するかも。 翻訳ツールを使って遊ぶという人は、読み取りにくいフォントが使用されているのでちょっとだけ注意。 とはいっても大部分は翻訳可能なので自身で補完できる範囲だと思います。 ターン制といっても戦闘システムはポケモンなどのそれとは異なります。 モンスターの素早さによってTP(行動ポイント)の最大値が決まり、そのTPが多ければ多いほど自分のターンにできる行動が増えます。 ただし、強い技ほどこのTPを多く消費するので、いかに効率よくTPを使うかを考える必要があります。 デュエマなどのマナとコストの関係と似ていますね。 なお、残ったTPを超過するコストの技も使えますが... 相手モンスターも当然このTPシステムに乗っ取って行動を起こしてきます。 残りTPを超過した分(厳密には、「相手が自動回復する分のTP」を上回るコストの技を使った時、という条件ですが)は、相手モンスターに渡ることになります。 (例えば、残りTPが2の状態で6コストの技を使うと、相手は次のターン4コスト多くのTPを使える) 分かる人には分かりますが、新デジモンカードゲームのシステムと似ています。 少しだけ複雑ですが、このTPのやり取りがかなりおもしろい。 威力や消費TPだけでなく、使用可能回数や属性も技ごとに決まっています。 技構成に頭を悩ませるのも楽しいです。 育成サボると普通にボスにボコボコにされるので難易度はいい感じだと思います。 育成に関しては、食事によって重さが増えたりするなどの要素はありますが、それによって進化先が変わるモンスターが何種類かいるぐらいです。デジモンワールドでなかなか思った進化先にならなくて枕を濡らした過去がある人には嬉しい仕様じゃないでしょうか。う◯ちもしないし寿命もない(レベル限界はある)ので煩わしい要素はあまりありません。その辺も含めてデジワーが好きだった人にとっては、「思ってたのと違うな？」ってなっちゃうかも。 モンスターのレベルが上がるとステ振りのためのポイントが貰えます。ある程度育成方針を決められますが、モンスターによって伸びにくいステータスも決まっているので「自分で好きなビルドを組むためのもの」というよりは、進化が分岐するモンスターがいてそいつらの「進化先に必要なステータスを伸ばすもの」という側面が強いと思います。 ドラクエモンスターズの転生や配合っぽいシステムもあります。たまに特殊配合で新しいモンスターも生まれたりしますが、基本的にはモンスターのレベル限界を上げるためのものです。 モンスターのデザインもカッコよかったりかわいかったりケモっぽかったりでかなり好み。 アプデでUIが見やすくなったり戦闘面や難易度に調整が入ったりと、製作者の熱意が伝わってきます。 長文になりましたが、ゲーム概要はこんな感じです。ここまで読んでくれた人に感謝を。 全クリして気が向いたら戦闘や育成、ストーリー進行について複雑な部分をまとめてコミュニティノートにでも書こうと思います。 総じてポケモンやDQM、デジモンシリーズ(特にワールド3やストーリー系など)、インディーだとカセットビーストやネクソモンなどのモンスター収集RPGが好きな人にオススメできます。 中学生レベルの英語ができるなら買いです。できなくてもPCOTとかで遊べるし買え！！