Days of Heroes: D-Day のレビュー

ローポリ第二次世界大戦体験VR。 日本語はないけれど会話などはほとんどないので英語わからなくても問題なし。 見た目はカジュアルだけど、リロードしたらレバー引いて装弾しないと撃てないとか、カバーして撃たないとあっという間に蜂の巣にされて死ぬとか、カバーしてても戦車に砲撃されて死ぬとか中々ハードな一面があって、それが良い。 ハードなだけじゃなく、レバー操作はあれどマガジンチェンジ自体はやりやすかったり、死んでもすぐリスポーンしたりとハードな中でもユーザーフレンドリーに努めようとしているところもいい感じ。 ただ、戦闘内容が「カバーしてペチペチ撃つ」というものがずっと続くのでどうしても飽きる…… 戦略的に立ち回るみたいなのもないので、 進む！→ペチペチ撃つ！→進む！→ペチペチ…… というのが初めから最後まで続く！！ たまに変わり種ミッションが挟まって刺激を与えようとしてくれるのは感じるけど、上記の印象を拭うまでは至らないです。 全体的につまらないわけじゃないんだけど、なんか刺激が足りないという感想になる。 まだ慣れきらない最初の一時間位はかなり面白く感じたのもあるので、ギリギリサムズアップで。

１時間くらいやった感想 移動はぬるぬる歩く方向はカクカクで思ったほど酔いずらかった 基本立って遊ばないと弾薬がバックから取れなかったｗｗ スナイパーライフルが恐ろしく難しいｗｗ息止めないと当たんないｗｗｗ まぁ、たのしいよｗ

[h1]あんまり褒めるところがない、ノルマンディー上陸体験ローポリVR-FPS[/h1] [list] [*]スムーズターン・スナップターンの選択可 [*]スムーズターンの旋回速度は調整できるが、スナップターンは45度固定 [*]スムーズ移動のみでテレポート移動なし、スプリントなし [*]操作キャラの立ちとしゃがみの切り替え操作なし [*]移動中は視野狭窄するようなVR酔い対策機能なし [*]特定の場面を除き、弾薬は腰袋から無限供給 [*]ライフは包帯を使わないと回復しないが、死んでも無限にリスポン可 [*]初回クリアまで4時間ほど [/list] グラフィックに関して、ことVRゲーの場合に限り、このぐらいショボくてもそれはそれで「ゲームの世界に紛れ込んでる」って感じになるので個人的には減点対象としていない。 だとしても、システム面も見た目や値段相応にお粗末なので、定価買いはオススメしかねる。 [h2]インターフェイス[/h2] 操作は左右コントローラのトリガー・グリップ・アナログスティックだけで完結してしまっていて、ボタン類の出番がない。例外はリセンターのみ。 当然、銃器のセミ/フルを切り替えるような操作はない。そもそもその機能を備えた銃が多くないが。 銃を右手に持ってるとして、右手でマグキャッチボタンを押して空マガジンを落とす、拳銃なら右手でスライドストップを操作して初弾を装填、といった操作が存在せず、できない。そもそもスライドストップはかからない。 拳銃類は左手をマガジンハウジングに近づけるとガイドが出るので、その状態でグリップして装填中のマガジンを掴んで引っこ抜く。ただでさえ強くもない拳銃が、リロードが不便でますます弱い。 脱着式マガジンの使える長物系は、装填中のマガジン位置に新しいマガジンを近づけて手離すだけでトコロテン式に交換が完了する。 薬室を空にしてしまっている場合は追加でスライドやボルト/チャージングハンドルを引く操作も加わるが、全工程の8割だけ引いて戻す（完了してない）みたいな半端な操作が出来てしまって、失敗が起きやすい。ボルトを掴むためのグリップボタンを押したままなのに、引くのが速すぎるのか勝手に手を離してしまう謎の現象が頻発して、撃ち切る前のタクティカルリロードがほぼ必須。 閾値を超えたらスナップする感じに補助してくれてもいいのに。 [h2]射撃に関して[/h2] 曳光弾よろしく飛んでいく銃弾が見える仕様。ただし表示サイズは極小で、かつ発射時に出るマズルフラッフュが閃光ではなく火花が散るような描写なので、律儀にアイアンサイトを覗いて撃つとその火花に紛れてどこに飛んだかほぼわからない。 フルオートの銃に関しては、腰だめで撃った方が弾の飛んでいく先が見やすく、それを頼りに修正して撃つ方が遥かに当たる。セミオートの場合でも装弾数次第では腰だめで撃つ方がいい。流石に8発だとちょっとキツイけど。 ボルトアクションに関しては諦めろ。特にスコープのないモーゼル Kar98kは拾う利点がない。 ちなみにプレイヤーに拾わせるために最初からマップに設置されている物を除いて、敵兵の持っていた銃は死体とともに消滅するので回収不可。 [h2]感想[/h2] ぼくは左手で腰のポーチから新しいマガジンを引っこ抜きながら、右手で装填中のマガジンを振り落とす動きが好きだ。状況が許せば、重力に頼らず右手首をひねって遠心力で空マグを飛ばしたい。 現実にサバゲなんかでやると、その後そそくさと落とした空マグを拾ってダンプポーチに仕舞う間抜けな動作が割り込むわけだが、だとしても、マガジンが刺さっていない無防備な時間を減らしたいのでそうする。 このゲーム、それが出来ないのがかなりマイナス。銃器の操作が変な風に簡略化されていて、取り扱ってる気分に浸れない、ごっこ遊びがうまくできない。 なんだったら、撃ち切ったら勝手にホールドオープンして、クリップ留めの弾を装填したら勝手にボルトが閉じるM1ガーランドが一番扱いやすいまである。15発しか入らないM1カービンが、ガーランドに比べて有利かどうかすら判断しかねる感じがある。 胸部のスロットに最大2個まで保持出来る包帯を長押しで回復する操作もあるにはあるが、死んだところで3秒でリスポンできるので、適当に乱射しながら突っ込んで一人でも二人でも道連れに出来たらそれでオッケーという脳死プレイもできちゃうのは如何ともしがたい。 まあそもそも、堅牢な防御陣地を崩すために圧倒的な物量をぶつけよう作戦なので、プレイヤーが憑依できる肉体も大量にあって然るべきではあるんだけど、死亡数をカウントしてるとは言え、死ぬことのデメリットを感じないのはゲーム設計として問題がないんだろうか。 このチャプターでは5回までリスポンできるよとか、残機制にでもしとけば多少緊張感が生まれるのでは。