Kitty Tactics のレビュー
A cute turn-based tactics game about growing stronger, making friends and conquering foes! Become a cat, expand your territory and reign supreme over your enemies through dynamic tactical combat!
アプリID | 1473820 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Ibe Denaux |
出版社 | Ibe Denaux |
カテゴリー | シングルプレイヤー |
ジャンル | インディー, ストラテジー, RPG |
発売日 | 24 2月, 2021 |
プラットフォーム | Windows, Mac, Linux |
対応言語 | English |

31 総評
27 ポジティブなレビュー
4 否定的レビュー
ほとんど肯定的 スコア
Kitty Tactics は合計 31 件のレビューを獲得しており、そのうち 27 件が好評、4 件が不評です。総合スコアは「ほとんど肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Kitty Tactics のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
104 分
It is a bit too difficult.
👍 : 0 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
72 分
[h1]シンプルにして外交と領土の流動性を表現した佳作[/h1]
一度本作を購入する前に[url=https://ibedenaux.itch.io/kitty-tactics]デモ版[/url]をプレイして「あれ、これは興味深いゲームなのではないか」と思って、支援のつもりで購入。安価ではあるものの、現状としては余りにも「プロトタイプ」すぎる(要はゲームを通じてプレイできる程度)。実際のところは「どちらでもない」くらいが適切だと思うのだが、今後アップデートをしていって欲しいと思ったので、応援のつもりで「オススメする」にしている。
[h1]概要[/h1]
ゲームの概要としては、基本的には一匹の猫を動かして領土を拡大していくというタイプのゲームとなる。一つは勝利条件のためであり、もう一つは自分の力が土地の大きさである程度決まるので、大きいに越したことはない。だが、領土を広げたいのは他の猫も一緒。土地の大きさは限りがあるので、すぐにお互いの土地を塗りつぶしあうことになる。そうなると、お互いに喧嘩が発生する。喧嘩が始まると、当然お互いは悪い印象となって関係が悪化する。
で、これはプレイヤーだけではなく、他の猫たちの間でもひっきりなしに起こる。そこで、他の猫たちの喧嘩に介入することで、「敵の敵は味方」ということで、関係が良い方向に進む。
このような猫の関係がどのようにゲームに影響するか。関係が悪いと、領土はガンガン取られるし、そこらを歩いているとすぐに殴られてしまう。逆に関係が良いと、領土を取らずにいてくれるし、戦いでやられたときは回復もしてくれるわけで、出来るならば良い関係を多くの猫と築きあい、他の猫との優位を築きあげる必要がある。
このように、お互いの猫同士の関係を上手く調整しながらゲームの主導権を握る。それがメインのゲームである。
[h1]良いところ[/h1]
このようにシンプルなゲームではあるが、何処かヨーロッパの領土の歴史を見るような面白さがある。
まず敵対関係が多い猫に喧嘩をしかけることにより、猫同士と仲良くなる。しかし、味方の猫同士が喧嘩しはじめ、どんどんと味方がいなくなる。残った猫も、愛想をつかせ、味方がいない状況になり、いつしか他の猫に主導権を握る。
シンプルながらも、外交関係と領土の儚さが良く表現されており、自分が購入に踏み切ったのもこの点に非常に感銘を受けたからだ。
[h1]悪いところ[/h1]
で、2021/02/24の悪いところを書いておこうと思う。
[b]●アイデアの突き詰めの甘さ[/b]
率直に言ってしまえば、このゲームというのは正直「プロトタイプ」という評価が適切で、個人的にはキックスターターで出資者向けにプレイ出来るソフトの段階みたいな印象が強い。それは単純にボリュームという問題ではなく、根本的にフルリリースに欲しい「基本のアイデアからどれだけふくらませることができるか」という部分に欠けている。恐らく、コンテンツ量としては1時間から3時間くらいで、それ以上は特にやることは無い印象を受ける。
このゲームにおいては「キャンペーンモード」を作って、様々な変則ルールで遊ばせる可能だろう。「常に1対5」というのも面白いだろうし、「バトルロワイアル」みたいに、段々とフィールドが狭くなっていくのもいいだろう。あるいは手に入る職業とスキルがレベルアップ毎にランダムになるというルールあってもいいとは思う。
この段階だと作者が面白いと思ったところだけを実装していて、いわゆるプレイヤーを出来るだけ楽しませようとする膨らませかたに欠けていると思う。
[b]●他の猫の喧嘩に首を突っ込むのが簡単すぎる[/b]
他の猫が争っていた場合に、出来るだけその喧嘩に首を突っ込むことで、敵の敵は味方方式で仲良くなれるという話をした。だが、その喧嘩に首を突っ込んだところで、あまりリスクはない。あえていうと、喧嘩が長引いて領土の拡張に遅れるくらいであって、仲良くなれれば、その猫が傷を癒やしてくれたり、領土を占拠しなくなるので、猫同士が争うことに首を突っ込むことは、別段リスクではない。
他の猫と仲良くなることは「ローリスク・ハイリターン」ではあって、もちろんその行動を促したいからそういうデザインにしているのかもしれないが、しかし友好度の高さによって、傷を癒やしてくれたりしなかったり、あるいは他の猫と喧嘩して味方してくれるか、みたいなグラデーションがあったほうが、もう少し良いのではないかという気はする。あるいは極端に仲良くなると、領土が合併するとかあっても良いと思う。
[b]●ゲームの収束性が不明瞭[/b]
ボードゲームにしろ、ストラテジーにしろ、どのようにゲームが収束していくかがキモだったりするのだが、このゲームの場合はゴール設定だけがされており、ただモグラたたきのように領土を取ったり取られたりを繰り返しているだけだったりするので、「あれ、これゲームが終わるのかな?」と疑問に思うことのほうが多い。このあたりはタイムリミットか何かを設けて「ゲームが終わる」という保証をなんらかの形で作ったほうがよいように思う。
[b]●職業が上手く機能していない[/b]
俺は「Large・Hard」を一応クリアしたのだが、しかし実はジョブは殆ど利用していない。最初の「戦士・メイジ・アーチャー」くらいで、それ以上の上級職は殆ど使うことがなかった。この三つは無限に強くなってしまうからで、ある程度でLv上昇がとまって、強くなりたければ次の職業に進む、くらいの強制力がないと、最初のジョブだけでいいじゃんとなってしまうので、そこはもう少し考慮したほうがいいように思う。
[h1]総評・まだ突き詰められる[/h1]
というわけで、この手の抽象的な表現は、何処かアブストラクトゲームのような雰囲気があって好きではあるのだが、しかしゲームとして見た場合、まだ突き詰めることが出来るものが多いように思う。ポテンシャルを考慮した場合、「おすすめできる」なのだけど、悪いところを挙げてみると思ったより「おすすめできない」という部分が多いので、この辺りの評価は今後の更新頻度次第で変えようと思う。現状はデモ版をプレイしてみて、興味深いと思った人は応援のつもりで購入してみてもいいのかなとは思う。
👍 : 12 |
😃 : 0
肯定的