Time Break Chronicles のレビュー
タイムブレイク・クロニクルズは、古典的なJRPGと現代的なローグライツの融合であり、100ものプレイアブルクラスが登場する。チームを編成し、彼らの能力をカスタマイズして、時空を超えてプロシージャル生成された冒険の旅に出よう!
アプリID | 1393500 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Warrior General Games, LLC |
出版社 | Warrior General Games, LLC |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, フルコントローラーサポート, Steam トレーディングカード |
ジャンル | インディー, ストラテジー, RPG, 早期アクセス |
発売日 | 1 9月, 2020 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | English |

246 総評
222 ポジティブなレビュー
24 否定的レビュー
非常に肯定的 スコア
Time Break Chronicles は合計 246 件のレビューを獲得しており、そのうち 222 件が好評、24 件が不評です。総合スコアは「非常に肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Time Break Chronicles のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
1478 分
[h1]スーパーファミコン時代の《FFイズム》の継承者[/h1]
端的に言えば「バトル中心のファイナルファンタジー」である。
しかも、スーパーファミコン時代の「3~6」にかけてのファイナルファンタジーだ。
[h1]どんなゲームか[/h1]
基本的には『Slay the Spire』式の、報酬とバトルを選択して進んでいくタイプのローグライトであるが、今作が特徴としているのは、ファイナルファンタジーをベースとした、「JRPG」のコマンドバトルシステムをメインにしていることにあるだろう。それぞれの特質を最大に活かしながら6人のパーティーを編成し、道中の敵を倒しながら、ステージのボスを撃破するのを繰り返す。
[h1]おすすめできるポイント[/h1]
[b]●個性的なキャラクター達[/b]
ファイナルファンタジーやロマサガ等のRPGにハマった人であるならば、その個性的なキャラクターを集めて使うだけでも楽しかったと思う。本作に出て来るキャラクターもとても個性的である。バンドマン、ラグビープレイヤー、ロボット、獣人、はたまたアンデットなど、多様なキャラクターが存在しており、恐らく気に入るキャラクターがきっと見つかるだろう。EA時点でも20人、今後の予定では100人近くの実装を予定している。
さらに特出するべきことは、それぞれのキャラクターが単なる他のキャラの色違いとか、形違いみたいな無個性なのではなく、ちゃんとした特殊な能力を持っていることだろう。例えば、プラグドクターならば味方に疫病を振りまきながら、それを除去にして敵にぶつけるというトリッキーな動きが出来たり、アンデットならば死んでも全滅したり死体が無くなったりしない限り次のターンに復活できるなど、そういった特質を考えながらパーティーを作るのはとても楽しい。
[b]●キャラクターに対するビルドの自由度[/b]
そのような個性豊かなキャラに対して、いわゆる「レリック」と呼ばれる装備品のようなものが付けられる。これらは能力を上げたり、あるいは新しいスキルを獲得することができる。それぞれのキャラには最初から付けられるレリックが二種、そして新規に付けられるレリックが二種という形になっている。だが、これら最初から付けられるレリック二種は取り外しが可能で、要は最大四種類のカスタマイズが可能となっている。
これらの「レリック」を組み合わせながら、各種のキャラたちが如何にしてポテンシャルを発揮できるようにするかというのは思ったより楽しい。キャラ個別の強化は基本、付属するスキルを「スキルブック」で強化するだけなので、これらのレリックによる能力の底上げやらパーティーに足りないものの補填が効いてくるのが良い。
[h1]欠点ではないが、おすすめはできないところ[/h1]
[b]●レベル上げ前提のゲームデザイン[/b]
恐らく「ローグライト」と呼ばれるものに期待されていることの一つに、「その一回限りの挑戦」というものがあるように思うが、本作の場合はとにかく個別のキャラクターであったり、パーティ全体の能力値を上げる「施設」の強化が重要となってくる。ある程度まではパーティの構成でなんとかなるかもしれないが、しかしある程度まで気に入ったパーティーで進めるとなると、出来るだけ強化しながらいかなければならない。
レベル上げ前提のゲームデザインの何が問題かというと、結局は如何に周回をこなして先に進むかという問題になる。もちろん、周回をこなしていけばパーティーの問題点が見えて来て、それを改善すると言ったサイクルが出来てはくるし、既存のJRPGにおいては普通のことではあるが、それらがローグライトと組み合わさると違和感がある人はそれなりにいるように思う。
[b]●パーティー構成ありきのステージ[/b]
確かにステージ自体はランダムで生成される要素があるのだが、しかしそれぞれのステージによる展開があるかというと、多少なりとも疑問点が残るところがある。確かに手に入るアイテムの違いがあるとはいえ、普段の戦闘ではアイテムをガンガン使うことはできず(アイテムを使うことすら一ターンかかる)、基本は最初に組んだパーティ構成に依存することが大きい。そうなると、気に入った同じパーティ構成を使い続けている限り、ゲーム展開にあまり変わりがないということになる。
もちろん、途中で仲間が死んでパーティーメンバーに穴が抜けることがあり、たまにこれらを補填するようなことができるのだが、しかし割と一人のパーティーが死んだだけで崩れがちになるので、一人入れただけで云々というのはあまり感じられなかった。その辺りの「使わざるをえないから使ってみたが、使ってみると意外と強かった」という発見みたいなのがあまりなく、その辺りは課題のように感じる。
[b]●あまりにも振れ幅のある戦闘[/b]
良くも悪くも汎用的なパーティーというのは作りにくく、従って何処かで妥協する形になるのだが、相手によってはパーティーの構成がボロボロで全滅しがちになることがある。例えば、毒で固めたようなパーティーだった場合は、ロボットなどの毒が効かない相手には余りにも無力であるし、復活前提のパーティーだった場合は、死体を粉砕して復活不可能にするボスだと直ぐに人員が減っていて悲しいことになる。
問題はそれらのパーティー構成に穴を突くような敵が現れることではなく、その敵たちに対して事前に対策をさせるような方法が余りにもないことだ。結果としてそのパーティーに対して弱い相手は出てこないように祈るしかないみたいなことが基本となってしまうのは、ちょっと残念な感じがある。
[b]●JRPG特有のバトルの作業感[/b]
それぞれのバトルにおけるキャラクターは、それなりに戦略が必要な場合があったりするものの、やはりどうしてもパーティーの編成で「これはこうしてこう」というスキルを打つ手順が決まっていることが多い。そうなると、どうしても相手とは無関係にその手順に従って戦っているという場合があり、その辺りの作業感が気になる人はいるとは思う。
[h1]総評[/h1]
おっさんになると、JRPGといったところで謎解きする根気も無いし、村人の話は聞かねえし、ランダムエンカウントにはイライラするし……というワガママを全開にさせてしまうところだが、このゲームはいわゆる「JRPG欲」というのを手軽に満たしてくれる。この多様なキャラは何処かファイナルファンタジーに熱中した子供の頃を思い出して、ほっこりしたりもする……。気が付いたらダラダラとキャラを強化して、殆どのアーカイヴを解除したくらいにはリラックスして楽しめる形になっている。
このコンセプトは最後まで作り上げて欲しいなあという気にさせてくれるゲームである。スーファミ時代のJRPGが好きだった人は、チェックしてみるといいかもしれない。特にたくさんのキャラを使い分けてパーティを作るのが好きだった人は気に入ると思う。更新も積極的に行われているし、個人的には「JRPGローグライト」の決定版になるポテンシャルはあるように思う。
※ちなみに、ゲームの「プロパティ」から「ベータブランチ」に切り替えることで、現在実装中のステージも遊べるようになっている。
👍 : 24 |
😃 : 1
肯定的