Liar Trick -Psychological Crime Mystery- のレビュー

アプリID1297530
アプリの種類GAME
開発者
出版社 Anabasis
カテゴリー シングルプレイヤー, Steamの実績
ジャンル カジュアル, インディー, アドベンチャー
発売日30 7月, 2020
プラットフォーム Windows
対応言語 English, Japanese

Liar Trick -Psychological Crime Mystery-
13 総評
6 ポジティブなレビュー
7 否定的レビュー
賛否両論 スコア

Liar Trick -Psychological Crime Mystery- は合計 13 件のレビューを獲得しており、そのうち 6 件が好評、7 件が不評です。総合スコアは「賛否両論」です。

レビューのグラフ


上記のグラフは、Liar Trick -Psychological Crime Mystery- のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。


最新の Steam レビュー

このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。

プレイ時間: 1287 分
現実ではまじまじと人の顔を観察することなどないので、表情分析が斬新で面白かったです。 終盤はかなり難しくライフが尽きてしまいましたが、 セーブ&ロードでやり直せるので、ストーリーを進行するうえでは ゲームオーバーのペナルティはほぼないように感じました。 シーンを進めていく途中で、正解の確認や、参考文献の紹介などが挟まれるため ちょっと進行のテンポが悪いように感じました。 また、たまにバグ(メッセージウィンドウが消える。キャラクターの表示がバグる。文字色指定のミス?による誤表記)や強制終了がありました。 あと、細かいですが推理シーンの演出(?)が個人的にピンときませんでした。 いろいろ書いてますが1000円という価格を考えればとてもオトクだと思います。
👍 : 0 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 365 分
ストーリーも設定も悪くないが頻繁に選択肢採点が入るシステムがテンポを悪くしてしまっている。 どっちともとれる初見殺し選択肢がしょっちゅう紛れ込んでいるのでやり直しで没入感がそがれる。 アドベンチャーは物語を楽しむ事が目的なので、思い切って多過ぎる選択の回数自体をもっと絞り込んだ方が良かった気がします。正直ゲームと言うよりちまちましたテストを受けさせられてる気分に。
👍 : 0 | 😃 : 0
否定的
プレイ時間: 477 分
相手の顔の表情から嘘や真実を見抜き事件を解決するシステムは非常に面白いと思います。また、心理学を盛り込んだ辺りにも特徴があります。ですが、色々と頂けない点があります。 しかし、[h1]他に見ないゲームシステムを採用しているのでお薦め出来ると思います。[/h1] 以下、頂けない点です。 ①表情から嘘と真実を見抜きにくい。 どのような場合が嘘でどのような場合が真実であるという点はゲーム内で説明されます。ですが、物語が進展すると、表情を変えるタイミングが一瞬でしかも物凄い短い為、非常に判断が難しいくまります。特に嘘を言っている場合には、様々なパターンが存在し、その表情の特長に適合するか否かを決める必要があります。これが非常に判断しにくい。嘘の特長は物語を進める毎に増えていきます。しかも一瞬だけなので非常にわかりにくい。結果、間違っていても全く悔しくない。それはプレイヤー自身も確かな確証が得られない為です。 嘘のパターンに関する基本形を説明して、テスト問題もなしに応用問題が出てくる感じです。なので、間違っていても悔しくありません。 また、ゲーム内で、顔の上半分と下半分の表情が異なっている場合に、真実というパターンがあります。物語の中ではそのような場合は嘘と説明しています。恐らくもっと突き詰めると間違っていないのかもしれませんが、ゲーム的にはどうなのでしょうか? ②相手への質問内容 真実を突き止めるため、相手への質問内容を選択します。 ですが、これが非常に良くない。正しいと思う選択肢に対する情報が少なく、こじつけ感が非常に強い。その為、間違っていた場合、その理由を説明されるのだがほとんど納得できない。私には言い訳にしか聞こえない。そのような考えや推論を持っている事自体全く事前に情報が出ていない事が多く、はっきり言って博打です。 捜査のセオリーや、尋問のセオリーを理解した人でもゲーム内のキャラと同じ判断をするのでしょうか?私にはそうは思えません。 ③ゲームシステム このゲームは、相手の表情から嘘と真実を見抜くゲームですが、キャラは喋りません。 その為、文字を読む必要がありますが、文字を読んでいると表情を見る事が出来ません。 開発費用的な事情があると思いますが、物語を進める時に、文字を読んで、表情を再度読むという2回行う必要が出てきてしまいます。その為、ストーリーの進展に比べて、ゲームのプレイ時間が非常に長くなります。 結果、テンポが悪く、サクサクゲームを進める事が出来ません。 演技力の高い声優さんに吹替えを依頼して、その音声に合わせてキャラのアニメーションを制作する事が出来れば、変わってくると思います。 ですが、それでは非常にお金がかかりますよね。解ってます。 ④推理要素 ほとんどありません。全くと言って良いほどありません。 アイディアは非常に良いと思います。登場するキャラも魅力的に出来ていると思います。 恐らく、開発費もあまり多くないと思います。そのような中でこのようなゲームを開発し発売した事は非常に評価できると思います。もし次回作があるのであれば、購入すると思います。
👍 : 0 | 😃 : 0
否定的
プレイ時間: 1938 分
表情を分析しその結果をヒントにして事件を推理していくというゲームシステム自体は良かったし、表情分析パートはとても作り込まれていて楽しかった。 しかし その推理自体がこじつけや屁理屈も多くあまり納得出来なかったこと 製作者側の主義主張思想が多分過ぎるように感じられ途中でくどく感じてしまったこと 事件自体は単発短編なのだがバックボーンとしての登場人物達に関するメインストーリーが次回へ続くで終わってしまっていること その割りにメインストーリーに関するテキスト量が多く、こちらが本当に遊びたい事件パートが合間にちょこちょこ挟み込まれているだけの印象になってしまったこと などなど文章に関する不満が多く感じるので自分にはシナリオが合わなかった。 途中何度も、いやもういいから主人公に関しての周りの語りは……もういいからまじで…。となり、特に事件3が解けた後のテキストはほぼほぼ斜め読みスキップしてしまった。 表情分析を楽しみたいだけならお勧め出来るが、以上の点から総合すると自分はお勧めできないと感じた。
👍 : 0 | 😃 : 0
否定的
プレイ時間: 1327 分
学術的に研究されているものをゲームとして落とし込んでいて、根拠となる書籍などもゲーム内で紹介されています。ゲームなので表情は分かりやすくなってますけど、それでも結構難しい。第二話まではなんとか普通にクリアできましたけど、3話は20回くらいロードし直したかも… 表情あてや推理だけでなく、ストーリーやキャラクタも面白く魅力がある。500円で買いましたけど、お買い得すぎだったと思います
👍 : 3 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 1117 分
表情分析の要素を取り入れたアドベンチャーゲームという、ほかのアドベンチャーゲームでは見たことがないシステムだったので、興味が湧いて買いました。 証言中の表情(目、眉、口)を見てどんな感情なのか、そしてそれは本物の自然な表情なのか、それとも作った偽物の表情かを当てます。序盤は一回見れば表情の内容が分かりますが、だんだん難しくなるので、何度も表情を見直す必要があります。なかなか歯ごたえがありますが、それが面倒な人向けに、表情分析をパスする難易度設定もあるので新設設計だと思いました。 各話ごとにでてくる人物は最大でも5人程度なので、話が分かりやすかったです。 幕間には、表情分析に関する書籍の紹介や、FBIやCIAなどの捜査官が行っている分析方法の紹介があり、それらの話も面白かったです。(くだらない話も少々ありますが好みは分かれます) 全体のボリュームは0話~3話の4つだけなので少なく感じるかもしれませんが、表情分析で何度も表情を再生して確認する作業があり、テンポが少し悪いので、これぐらいのストーリーの長さがちょうどよいのかもしれません。 ストーリーは完結しておらず、先の展開が気になるので続編に期待しています。
👍 : 1 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 230 分
序章・1章クリア時点での感想です。 良い点 ・間違えてもライフの許す限り進行する  表情の変化の有無(有った場合はその表情の特定)の判断や、推理の選択肢を誤った場合でもライフが残っていれば殆どの場合は自動で進行する。  その際に、どうしてその選択が正解なのかの説明も入るため流れを理解して進められる。 ・豊富な表情パターン  特定する表情の種類こそ基本の6種類+αですが、その表情のモーションがキャラクター毎に異なったりタイミングが違ったりして特定するのが楽しい。  特定に失敗した際の解説を見ると、どの表情も常に明示されている基本に沿った動きをしているのが分かって来て次第にミスも減っていくのも良い。 ・重要ログの存在  ゲームを進行する上で、主人公が発見した矛盾点または矛盾が見られなかった点をまとめる重要ログが存在する。  推理が必要になった場合などはこれらを見返せるので情報の整理もできる。 気になる点 ・テンポの悪さ  ゲームのシステム上、仕方がないことだとは思うが相手が一文話すごとに表情の表示があってすこぶるテンポは悪い。  一切表情が変化していないとわかる場合でも都度、表情の表示が発生する。  その上でその表情が本当に変化してるかどうかの選択が毎回あるので拍車をかける。  また、尋問モードの際はセーブ禁止のためオプション自体が開けないためテキストの高速送りなどができない。  うっかりセーブを忘れてゲームを終了した際、その地点まで進め直すのに結構時間がかかる。 ・一瞬だけの変化  これもゲームの設定上は仕方がない点だが、表情の変化が一瞬だけの場合はそれこそ瞬きする間でしか変化がない。  何度も確認できるとはいえ、そういった一瞬の情報を別の情報と照会するのが苦手な人にはストレスかもしれない。
👍 : 13 | 😃 : 1
肯定的
プレイ時間: 1438 分
ストーリーの題材はいいが、 推理モノとして、致命的なのが以下。  (1)文章が非常にわかりづらい。5W1Hレベルで端折られすぎ。   よってところどころ、状況が把握できず、推理に支障がでる。    (例・以下ネタバレあり)    [spoiler]事件No.3【詐欺的存在】の最後の地図のくだりなんか、もはやなにがどうなっているのかわからなずぎて・・[/spoiler]  (2)次のシーンに行くタイミングで、プレイヤーに明確に示されないまま   既成事実ができていて話がすすんでしまう場面がいくつかみうけられる。    (例・以下ネタバレあり)    [spoiler]事件No.2【消滅死体】において。     登場人物「虫籠」への最初の尋問後の、血を呑む、脱走の描写、     病院の構造、自宅の構造、にかかる描写。     (のちにこれらは選択肢の解答にかかわるので明確にしてほしかった)    被害者の高瀬氏の配信が全国に公開されるシーン。     微妙な解像度と、描写不足のせいで、     これもユーザが推理のための状況把握をしづらい問題あり。     爆弾の話とか、ブレーカの話とか、鍵の話とかいろいろあったとおもうが、     これらも後の選択肢の解答に関わるため、略。    事件No.3【詐欺的存在】において。     「記念写真」が徳川に忍び込まれてとられた、     という描写があるが、     その事実があったとおもわれる時期の後に、     いつどこでワイドショーとかで詐欺グループが公開されたか?     の時系列整理がよくわからない。     (これも選択肢の解答に関わる)    また、それに伴う詐欺グループたちが殺人に及ぶまでの     動機付け描写もわかりづらい。     プレイヤーにあてずっぽうで選択肢を選ばせてから、    「ああ、そういうことか」と、やっと意味がわかる後付け文が目立つ。[/spoiler]  (3)時々だされるイメージ画像(人の顔、オブジェetc)が、   何故か不自然なくらい解像度がわるい形で提示されるため、   判別自体を拒否られている感すら覚える。 テーマが「心理学」「精神学」「メンタリスト式」「安楽椅子探偵式」なので ユーザに想像させることが第一というコンセプトのせいもあるかもしれないが、 それにしても表現があまりも不親切すぎると感じた。 それは、あまり簡単に読者に展開が想像できてしまうと、作者として悔しいという想いからなのかもしれないが、 だとたらこれほどの"わかりにくくしてやろうフィルタリング"は過剰すぎるとおもうし、 文脈推理そのものを阻害されてしまうほどである。 これは、文章を書いた人だけビジョンがわかってるんじゃない? 読者にイメージをきちんと伝えようとしてないんじゃない? と疑ってしまうほど。 願わくば、リリースするまえにもう一度、書いた文を読み直してほしい。 全体を通して、客観的にみて意味がわかる文になっていますか? 次回作出すならなおさらそのあたり再考慮してほしい。 むしろあそこまでわかりづらい会話と文章で完結するくらいなら探偵パートを用意すべき。 ■その他残念な点 ・""といった文の色変更を意味するタグミスがいくつか見受けられる。(syntax errorの類でタグが裸になっている)  ページ送りを考慮にいれていないせいのバグ。明らかに文章見直し不足、バグチェック不足。 ・選択肢選び中のような肝心なところで過去ログが参照できない。 ・表情選びについてその1。  「表情がでたぞ」で選ぶタイミングで  感情の混合(「怒り」+「嫌悪」など)が答えの場合、  「悲しみ」や「恐怖」っぽいダミーの眉ひそめや、  鼻の動き等、表情としてカウントされないフェイクが多すぎて  慣れても間違えまくり、理不尽なものが多い。 ・表情選びについてその2。  被験者のセリフが肉声ではないため、  ユーザに文章を読ませること、  表情をよみとらせること、で  2段階にわけて分析しなければわからない手間のせいで、  正解にたどり着くまでのプロセスが、遠回りになってしまっている点。  (声優つかうとなると予算の都合上・・・ならば仕方ないが・・・) ・表情選びについてその3。  最終話まで、ハーイと出てくるお姉さんの付け足しわんこそばルールが多すぎて  チュートリアルがいつまでも終わらない。なにがルールなのかもはやラビリンス。 ・告発タイムの選択肢。  事実確認をしてから、論理的に導き出される選択肢ではなく  あてずっぽうが正解なものが多く、ほぼ推理というよりは憶測、想像に頼らざるをえない。
👍 : 7 | 😃 : 0
否定的
プレイ時間: 951 分
表情分析ゲームというのはありそうでなかった(多分)ので面白かった。 心理学や犯罪にまつわる薀蓄が多くてお勉強になる。 事件はそれぞれ解決するが、主人公らの抱える事情は持ち越され、続編を待ってねという状態。モヤモヤを残すというものではない。 UIデザインは古め。なんか昔の個人HPのメニューボタンみたいだ。 女キャラがみんな長身ムチムチでムキムキ率も高い。ヒロイン腹筋バキバキ。 キャラが勝手に分析してくれるモードが追加されたが、普通にプレイすると結構難しい。 ミスをするとHPが減り、完全になくなるとゲームオーバー。 「今から表情分析パートに入ります!デデン!」という感じではなく、会話の流れではじまるため、「そろそろだな」と察して直前セーブしないといけない。 続けてプレイしていくとHPの減り具合が引き継がれるので(多少は回復されていくが)、うっかり減らしまくった人はno.1→no.2と続けるのではなく、no.2冒頭からHP満タン状態でスタートした方がいい。 「表情」の他に「しぐさ」というものがあり、例えば考え込んでる時は眉根が寄ったりする。分析の上で「しぐさ」は引っ掛けのようになっており、「怒って眉根が寄る」と「考え込んで眉根が寄る」がそっくりなキャラもいてしぐさに何度も引っかかった。 no.2の事件、色々真相がわかった後で[spoiler]「被害者はクズだから同情的になれない。加害者よりも被害者が払う慰謝料の方が高くなる」という風に進行したが、慰謝料は流石に不具になった被害者の方が多くもらえるんじゃ?加害者の心情もわかるけど、被害者のやらかしに対して報復の方が重く感じた。[/spoiler]
👍 : 16 | 😃 : 2
肯定的
プレイ時間: 721 分
[h1]偽りの表情から真実を暴け。新発想のアームチェア・ディテクティブADV[/h1] [h1]システム[/h1] テキストベースの推理ADV。 特色は、推理の対象が証拠集めや言動の矛盾ではなく、"話者が表す「表情」"であること。 言葉と感情が裏腹であったり、会話の端々に隠された表情を読み取って指摘し、不審点を尋問し、そして真実を暴く推理に繋げる……という流れがメイン。 例えば「故人を悼む言葉を発しながら軽蔑の表情を浮かべる」「離婚した元夫を訴えておきながら彼が罪状を認めたと聞くや狼狽を見せる」……など、言葉の裏に隠れた感情を見抜き、指摘することでストーリーは進展していく。 主人公の「万目 今日助(よろずめ きょうすけ)」は民間人であり警察の捜査に参加することはできないため、表情から得られた情報を元に論理を飛躍させた推理が求められる。 このように「安楽椅子探偵」としての要素が強いのも珍しく、実際、作中で今日助自身がこのことに言及している。 [list] [*]プレイ時間 難易度NORMALでクリアまで約11時間。 EASYならもう少し早いと思われる。 [*]言語 日本製ゲームであり、日本語対応。 [*]実績 対応。コンプリートの難易度は低いが、時間がかかる。 ゲーム中に正解の選択肢を選ぶことによってのみ得られるポイントが影響するため一周クリアで全取得はかなり難しく、周回が必要。 [*]リプレイ性 推理モノであり周回要素もないので、当然ながら低い。 メッセージスキップ、難易度設定により演出の一部スキップが可能のため、周回時はさほど苦労しない。 [/list] [h1]グラフィック[/h1] 顔グラフィックはメッセージ枠内に表示する形式でメインキャラのみ部分アニメあり。差分もあるが、やや人相が安定しない。 それとは別に、捜査パートでは主となる話している人物の顔が大きくクローズアップして常時表示され、表情豊かに動く。 表情アニメーションのコマ数は多くないが、10人近い「容疑者」のキャラ全員に6+αの表情バリエーション数分のパターンが用意されており、かなりの労力をうかがわせる。 キャラも主人公の今日助、ヒロインの「真村(まむら) あすか」を始め、メインどころはカッコいい・綺麗なキャラが多い。 ただ、本作は近未来の日本が舞台で、主役級キャラの服装はそれを反映しているのだが、背景CGが妙に牧歌的だったりモダンだったりとミスマッチでその設定が実感できる場面が少なく、各キャラの服装には少し違和感を覚えた。 [h1]インタフェース[/h1] メイン画面は背景にキャラのバストアップ、メッセージ枠が浮いているような独特なものだが、視野が狭く頻繁にスクロールするので少々目が滑る。 UI類のデザインは大味で解像度が低く、いまいち。 ナビゲーションや操作性については特に不満なし。 [h1]サウンド[/h1] ボイスはなし。 BGMは恐らくフリー素材がメインで、印象的な曲はあまりなかった。 SEも控えめ。 ただ、長時間聞いていて苦痛になるようなものはなく、悪くない。 [h1]ゲームプレイ[/h1] 難易度NORMALでプレイした感想としては、かなり難しい。 ゲームの大半を占める表情分析パートは後半になるとフェイント、複数表情の混合、時間差が入り乱れ、目を疑うほど厳しくなる。 推理パートも仮定の積み重ねと論理の飛躍、消去法、そしてミス覚悟の試行錯誤なくして真相は見えてこない。 その分チュートリアルが充実しているが、その情報量も多く、なんとクリア直前まで続く。 また、本作は物語が完結しておらず、続編待ちの状態。 クリア時の達成感は強いがシナリオに大きな波はなく、ラスボス的な犯人が不在(「黒幕」といえる人物は存在するが、本作では直接対決できない)なのは残念。 [h1]総評[/h1] シナリオ主導というよりはシステム主導で、挑む楽しみに重きを置いたゲーム。 はっきり言って粗は多く、「次回に続く」の状態でクリアとなることもあり消化不足感は否めない。 とはいえ、ひとたびハマってみると、容疑者たちの千差万別な表情をモニタにかぶりついて食い入るように見つめている自分に気付き、こんなにも他人の表情に一喜一憂したのはいつぶりだろう、と妙な感慨にふけってしまった。 本作の礎となった「ウソ」「表情」「サイコパス」といったキーワードにはかのダーウィンをはじめ非常に多くの原典があり、それらをTIPSとして余さず紹介してくれるのも楽しい。 少々制作者様の思いが前に出ているきらいはあるが…… 間違いなくオリジナリティはあるので、ゲームとしての駆け引き、苦難を乗り越えることにやりがいを感じる人、また心理学や犯罪学に興味のある人にはお勧めできる。 セール時にならお買い得度高し。 逆に上記のような荒さから、steamで定価で買うには少し高く感じてしまうかもしれない。 [h1]余談[/h1][list] [*]上でも触れた難易度設定について、これから遊ぼうという方のために補足。 本作には「NORMAL」「EASY」「おまかせ」の三段階の難易度設定があり、ゲーム内で大きなウェイトを占める「表情分析」モードの難しさを変えることができるのだが……実は、ここに少し罠がある。 チュートリアルでも遠回しに説明されているが、実際の難易度設定は、以下のようになる。 [list] [*]NORMAL:ノーヒント。 表情分析モード時は「この表情は分析する必要があるか否か」からプレイヤーが選択する必要がある。本作は某裁判ゲームのようなライフ制を採用しているのだけど、この難易度では「指摘すべき表情をスルーした時」だけでなく、「表情が表れていないのに指摘しようとした時」にもペナルティを食らう。 某裁判ゲーで言うと、「待った!」「つきつける」が効果を発揮しない場面で選択するとダメージを食らう、というような感じ。 そんなの簡単じゃん、と思うかもしれないけど、ゲーム後半になると「目だけに"怒り"か"驚き"の表情が現れた時は表情とみなさない」「逆にそれ以外は表情とみなす」「口についても同様」「ただし時間差で目と口に表情が現れた場合は表情とみなす」 ……といった具合にルールがどんどん追加され、難易度は加速度的に上昇していく。 最終章ノーミスクリアできたら尊敬できるレベルです。マジで。 [*]EASY:表情分析の要否を選択する必要がなくなる。 指摘すべき表情が現れた場合は自動的に分析に移行する。 実績もこの難易度で取得でき、無駄にライフを奪われる心配もなくなるので、本作のメインを集中して楽しみたいなら一番いい難易度と思う。 [*]おまかせ:表情分析が不要になる。 今日助が正解を全て教えてくれる。 なので、ストーリーを追いたいなら最適……では、まったくない。 実際はこの難易度を選択した時、今日助がEASY以上の時は教えてくれた「この表情は怪しいか、否か」というヒントを全く教えてくれなくなってしまうので、トリックと真犯人を当てる「推理」モードの難易度が爆上がりする。 推理の際はただでさえ想像力が必要なのに、各キャラの表情と会話の流れをセットで覚えておかなければいけなくなるので、最悪詰む可能性も。[/list] なので、まずはNORMALで初めてみて、辛くなったらEASY、周回時などで正解が分かっているときはおまかせ、と使い分けて遊ぶのが良いと思う。 [*]本作の女性キャラはみなガタイがよくバストが豊満、更にメインの三人はバキバキの腹筋丸見え、その上水着シーンに鑑賞モードまであるという凝りよう。 特にあすかちゃんはANUB○Sのはいだらーっ!さんたいなボディスーツ着用で立ち絵アニメはちゃんと揺れるので……たまりませんね…… [b]喜び[自然な表情][/b] [*]そういえば、あすかちゃんが今日助に的中された、初恋というには遅すぎて、指摘されるとぶち切れる「17歳」って年齢はなんの歳なんですかね? 僕にはちょっと分からなかったかな…… [b]悲しみ[偽りの表情][/b] [/list]
👍 : 47 | 😃 : 4
肯定的
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