BURIED STARS のレビュー

トリック、ストーリーと文脈のバグがあんまりにも多すぎる…ミステリーとしても一本のゲームとしてもどちらも駄目です…BLやGLとか好きでそれ以外どうでもいいな人だけにおすすめ

サバイバルオーディションの参加者５人が決勝に臨もうとしたその時、会場が崩落して生き埋めになってしまう。今はまだ建物が辛うじて支えてくれいるが、救助隊が来るにはまだ時間がかかるとのこと。５人+スタッフ1人は身を寄せ合って待とうとするがそこで事件が… というクローズドサークルなサスペンスノベルゲーム。元は韓国のソフトハウスが開発したもので、日本発売に向けて言語や声優は勿論、舞台も日本、人物も日本人と本格的にローカライズされている。翻訳はたまにおかしな文体になっていて声優も演じづらそうにする部分もあったが、うまく日本向けに落とし込んでいたと思う。 システムとしては主人公が仲間に「話題」を振って会話の中で「キーワード」を得る。それをもって正しい方針を探したり事件の整理をしていく、というもの。そしてこの話題を得るのに今作のキモとなるのが「シャベッター」というもの。もろにTwitterを模したものだが、そこでの自分や仲間たちのファン、アンチがもたらす情報、反応、そしてデマを話題にして会話をして真実に近いづいていくのが主になる。なので作品内で表現されるSNS特有の空気感が非常に大切だけど、よくがんばってるなあと感じた。オーディション参加者という芸能人程遠くなく、かといってTVに映るような特別感のある存在。推しの存在とそれに付随する他のメンバーへの悪意。日本でもリアリティショー番組で問題になったりしたが、ああいう空気はうまく表現できていると思った。ちょっと悪意マシマシかもだけど。 なので推理要素よりもこの会話パートがプレイの大部分になる。相手によっては正論が喜ばれたり、「ん？」と思うことでもとりあえず同意することが正解だったり、特定の相手とだと主人公のメンタルが回復しやすかったり、意図してキャラの立ち位置が決められていて正にコミュニケーションゲームを作ろうとしているのがよくわかる。そしてそのシステムのキモがそのままストーリーのキモにもなっている。SNSとの向き合い方は。相手との信頼を築くとはどういうことなのか。こういうシステムと話がリンクしているからこその説得力とういうのは、映画や小説などほかの媒体にないゲームならではの魅力だね。 不満点はとにかく周回プレイやセーブ＆ロードがしづらいこと。細かく分岐するEDなどをたくさん用意するのは結構だが、それなら軽やかなセーブといつでもできるロード、未読と既読の判別、辺りは実装してないとダメだろう。他にもバックログも選択肢を跨いだら見れなかったりスキップは途切れたりなど、90年代のノベルゲーが如し。或いは日本はノベルゲーばっか作ってたからこっちの感覚がおかしいのだろうか。 総評としてサスペンスものを期待しているならおすすめ。ガチ推理ゲーをしたいぜ！という人は肩透かしという感じ。主人公はひらめきに秀でているだけで思考力は一般人。だからこそ人との対話で真実に近づいていくというのはコンセプトとして最後まで貫かれている。そういう芯があるゲームはどこの国が作ったものだろうが評価したい。

ミステリーサスペンス推理ADV 　全ルート回収しました。 イラストが綺麗で雰囲気も良くとても面白かったです。SNSを扱ったシステムも現代ならではという感じで新鮮でした。 分岐が細かく、好感度や選択肢によって大きく展開が変わってくるところも遊びごたえがあり良かったです。ガチホラーやギャグ展開のおふざけルートもありいろんな要素もりもりで楽しめました。 韓国のゲームで価格もそれなりなので、初めは購入するかかなり悩んでいましたが買って良かったです！ ただ他の方も仰っている通り、周回ありきなのに周回しにくいシステムになっている点や、全ルート回収となると海外サイトを頼らなければいけない点、分岐や好感度の要素が分かりにくい点などが残念だなと感じました。 あとは本編とは関係ありませんが、主要キャラ5人のX(旧Twitter)アカウントが実際にあるところも凝っていていいなと思いました

非常によくできたノベル型インタラクティブアドベンチャーです。 今風の設定も良いですし、人狼やマダミスのように、それぞれで話し合いながら真相に向かっていくのは スリル感もあり、良かったです。 好感度の仕組みがミステリーとしてみると余計ではありますが、周回プレイがやりやすいように 洗練されたシステムになっており、ストレスも少なく、丁寧に作られていることに好感がもてます。 ストーリーもよくできているので、是非多くの人に遊んでもらいたいと思います。

考えるのが好きな人は楽しめるかもしれませんが、ほとんど結果が変わらないのでゴリ押し攻略も可能 BADエンド毎のトロフィーが用意されているのでやり込み出来るが、リトライに時間が掛かるのが難点 会話デッキは章の前後で自動入手されるので特に意識する必要はない 以下はプレイヤーによって好き嫌いがある部分 ・章攻略には指定された数の話題を集める必要があるため、会話デッキ全てを試す必要がある 　→多いのですべてをじっくりプレイすると時間が掛かりすぎるためスキップ推奨 ・セーブ、ロード、タイトルに戻るができるのはコミュニケーション中のみ 　→章の切り替わり時に選択肢が何度か発生する上に次のコミュニケーションまでが長いのでリトライが大変 セーブがこまめに出来ないのでリトライが面倒すぎるので私はあまり好きになれないシステムですね

おすすめにするかどうかは少し悩みました。 理由としては、ゲームとしての粗の多さにあります 主な部分としては周回プレイを前提とした作りの割に、リプレイ性が最悪なこと。 ・序盤での取りこぼしや不正解の積み重ねで詰むチャプター構成 ・ただ総当たりするだけの調査パート ・セーブ&ロードが大事な局面でできない ・演出や操作が挟まるためあまり快適でないスキップ機能 ・未読はスキップしない、という設定ができないため、分岐による差分を飛ばしてしまう ・頻繁に初期化されるためほとんど振り返れないバックログ機能 など、ちょっと令和のADVにしてはストレスフルな要素が多く、プレイしていてつらいものがありました。 あとは、ごく一部ですが日本語としては少し違和感を感じる言い回しもあり。 おすすめ点としては ・それぞれの人物が抱えるストーリー ・某つぶやきSNSを再現したゲーム演出 ・キャラクターの顔がいい 特にビジュアルに関してはムービーシーンもあり、良かったです 絵柄に魅力を感じるのであればプレイしてみてもいいと思います

イラストで気になった方には是非オススメしたい作品。 わりと簡単にAルートBルートトゥルーエンド隠しエンドに行けますが、その他の差分回収で周回しなくちゃいけないので大体のエンドを見たら海外の攻略サイトを見るのをお勧めします。 全実績解除でいけるAbyssルートのみかなり異質なので好み別れると思います。(自分はこのルート作るなら好きなキャラが幸せになるルートを作ってよ……と思いました。)

日本語吹き替え・翻訳は完璧 ビジュアル面がスタイリッシュでスキップすらお洒落な演出 でも周回前提のノベルゲーなのに既読だけスキップは不可(未読もすっとばされる)だったり 特定箇所でしかセーブロード出来なかったりシステムが微妙に不便 イラストは思い切りアニメ絵だけどキャラの性格は地に足付いたリアリティのある感じ 殺人はあるけど展開がわりと地味で人によってはだるいと感じるかもしれないけど 絵が綺麗だし安めだし好みのキャラがいたので私は満足しました このレビュー時点でまだ見てないエンディングもあるのでボリュームは相当ある

見た目は悪く無いと思います やり直しし辛い仕様と、無駄な会話が多すぎるのが気になりますね 一人一人と大して中身のない無駄な会話を沢山してキーワードを集めるのが面倒臭いです その無駄な会話の一つ一つに好感度判定の選択肢があるので攻略サイトを見ながらじゃないとまともにプレイ出来ないですし

オーディション番組のTop5が崩落したスタジオに取り残される中で始まる殺人劇を解く推理ADV。 ドラマパートはフルボイス、調査パートはパートボイスだが、声優も豪華でキャラも魅力的 謎解きについては、勘のいい人ならトイレ殺人の段階で犯人がわかると思う位にはトリックはシンプル。 序盤パートで結構後半の謎解きのヒントが置いてあったりと、かなりフェアな謎解きが出来ます。 シナリオも溜めた後は次々に謎を解明していくのでテンポも良く、気持ちよく進んでいきます 周回を気にせずプレイをする分にはよいゲームです……しかし オススメしない理由はコミュニケーションと銘打たれた調査パートと圧倒的不便なリプレイ性 各キャラクターに話題カードを出して、情報を得ていくシステムで、誤ったカードを出すと好感度が下がったりHPが減ったりする HPや好感度はシナリオ全編通して共通なので、GoodEndを見たい私はSave&Loadを繰り返すのですが、この辺のUIがなんとももっさり。 話題カードはやたらと多いのに既読スキップとか出来ないし。 また、マルチシナリオで道中で分岐したりもするのですが チャプターごとにスタートなんて親切な機能はないので「あ、まだシナリオあるんだ」となったら 不明な条件を手探りしながら、はじめからやり直すことになるのでその戻し作業がうんざり。 14時間くらいかけてポチポチクリアしましたが、面白いのにシステム部分で作業感を感じさせてしまい損してるゲームだなって感想。 後はBL気味というか、主人公と一番でかい絆を結ぶのは男性になるのでその辺が苦手な人は注意。