Fantasy General II のレビュー
ファンタジーウォーゲームの名作が帰ってきた!大好評を博したターン制ストラテジーの金字塔で、強力な英雄と強大な軍隊を率いて戦いに挑もう。ユニットをレベルアップさせて訓練し、手に汗握るストーリーキャンペーンで彼らを導き、滅亡の危機に瀕した世界の運命を決定しよう。
アプリID | 1025440 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Owned by Gravity |
出版社 | Slitherine Ltd. |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, マルチプレイヤー, PvP, オンラインPvP, Steam トレーディングカード, レベルエディターを含む |
ジャンル | ストラテジー |
発売日 | 5 9月, 2019 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | English, French, German, Spanish - Spain, Simplified Chinese, Russian |

1 235 総評
1 025 ポジティブなレビュー
210 否定的レビュー
スコア
Fantasy General II は合計 1 235 件のレビューを獲得しており、そのうち 1 025 件が好評、210 件が不評です。総合スコアは「」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Fantasy General II のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
235 分
日本語でプレイできるので最高です!
👍 : 1 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
2250 分
[h1]固定マップ故のこだわりの戦場を楽しもう![/h1]
まず最初に言っておこう。本作は4Xゲームではない。ゲームの流れは、例えば「スーパーロボット大戦」シリーズに近い。ミッションの最初にキャラクター達の会話があって、その後固定マップで勝利条件の達成のためにユニットを動かしていくアレだ。
ぶっちゃけ、ジャンルとしては絶滅寸前のスタイルかもしれない。もちろん、スパロボのようなかっこいいロボットアニメは無いし、揺れるおっぱいも無い。
じゃあ何があるんだというと、最近減ったジャンル故の1周回った斬新さと、固定されたマップ故のこだわりだ。
いつ戦闘になるか分からない4Xゲームでは、CPUには自分で判断する能力が求められる。敵領土に攻め入るのか、引いて守るのか、CPUの判断で動けなくてはならない。残念ながら現在の4Xゲームの多くでは、CPUの判断能力は人間と比べるべくもない。こちらが防衛準備を整えた地点に無謀な突撃を繰り返したり、簡単に釣り出せたりなんてよくあることだ。4Xゲームに慣れてくると、「自分が用意した有利な戦場に引きずり込む」戦いにも慣れてきてしまうのではないだろうか。
本作は固定マップにこちらが侵攻する形式なので、CPUに複雑な思考は必要ない。それ故、作者の意図した行動をきちんと遵守してくる。
例えば、川の向こうで敵軍が陣地を組んでいるとしよう。渡河しながら敵陣地を攻撃するなんて、そんな不利な戦いはしたくない。対岸で陣形を組み、敵をおびき出すのが定石だろう。だが時間をかけても、少数の兵士でちょっかいをかけても敵はこちらに攻め込んでは来ないだろう。本作ではこちらが一方的に攻撃側で、CPUは役割を遵守する。「ええい、仕方ない!」と肚を括って自軍兵士に不利な攻撃をさせる感覚は、何だかやたらと新鮮に感じた。
他にも、絶妙なところに伏兵が配置されていたり、損耗した兵士を回復させようと後方に下げたりと、CPUが固定マップ故のいやらしい行動をとってくるのだ。何というか、いつも4Xゲームでプレイヤーがやっていることをやり返されているような気がしてとても楽しかった。
また、老舗メーカーらしく細部のこだわりも光る。特に楽しかったのが士気による変化だ。ユニットには士気の概念があり、士気が下がると能力が落ち、さらに下がると敗走に至る。前述のように本作では不利な状況での戦闘を強いられる。こちらの損害は大きく、耐えなければならない時間も多い。だが、奮闘を続けていれば相手の士気にも打撃を与えていける。士気低下が一定のレベルを超えると敗走が始まり、他の部隊に伝搬していく。敵前線が崩壊して総崩れに至り、一気に追撃戦へと移行することになる。この苦労が報われる瞬間は本当にたまらない。単なる敵ユニットではなく、人間と戦っている感じがこの上なく楽しい。そして、士気の影響を受けないアンデッド兵士の恐ろしさも引き立つことになる。
そして、実は本作はストーリーもいいのだ。最初は蛮族同士の小さな争いだったのが、徐々に大きな展開へと巻き込まれていく。特に後半の展開は怒涛で、先が気になる展開が続いていく。有志による日本語化MODが配布されているため、日本語でストーリーを追うことができるぞ。
つまりは、元々ゲームの基礎部分が優れているのだろう。こういうジャンルの戦術シミュレーションゲームを好む方は元より、4Xゲームを好む方も1周回って楽しめる作品だと思う。人間やトロール、ドラゴンといった多彩なユニットを指揮して、こだわり抜かれた戦場を征服していこう!
👍 : 4 |
😃 : 0
肯定的