Wings of Glass 玻璃の羽 のレビュー
玻璃の羽を持つ少女『蜉蝣』は、巨大な悪魔である残党によって捕らわれの身となった。 残党は、蜉蝣の象徴である玻璃の羽を引き裂いたが、捕らえた先の洞窟で蜉蝣を見失った。 逃げてきた蜉蝣、しかし弱い存在である彼女はとても怯えていた。そして彼女の周りは常に危機的状況にあった。 周囲のあらゆる脅威に注意し、身を隠しながら、考えながら行動し生き残らなければならない。 そして彼女が無事に家に帰る為には、失った翼を取り戻す必要がある。 蜉蝣の過酷な冒険が今始まる。
アプリID | 1010780 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Sayuri Artsy |
出版社 | Eager Passion LLC |
カテゴリー | シングルプレイヤー, フルコントローラーサポート |
ジャンル | インディー, アクション, アドベンチャー |
発売日 | 11 2月, 2019 |
プラットフォーム | Windows, Mac |
対応言語 | English, Japanese |

48 総評
41 ポジティブなレビュー
7 否定的レビュー
ほとんど肯定的 スコア
Wings of Glass 玻璃の羽 は合計 48 件のレビューを獲得しており、そのうち 41 件が好評、7 件が不評です。総合スコアは「ほとんど肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Wings of Glass 玻璃の羽 のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
278 分
夢の両足ライジングになれます
👍 : 0 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
191 分
2015年にリリースされているGlass Wingのリメイク(と思われる)作品。
グラフィックやアクション、謎解き要素に改良が加えられており、あちらが64ならこちらはDSかゲームキューブと言った所だろうか。
自前のアクションかステージにある道具を用いて謎解きやギミック操作を行い、各ステージに散らばったグラスウィングと呼ばれる自分の羽を回収していくのが目的。
羽を回収する度に自前で出来るアクション(と最大HP)が追加され、それを元に新しいステージへと進んでいく事になる。
(謎解きの解は基本ノーヒントなので、ほぼ手探りで捜す必要がある。)
謎解き関連は緑の勇者が活躍する伝説ゲーが近い雰囲気だが、あちらと違い武器がないので敵を倒す事は出来ない。
(剣・斧・松明等が登場するものの、植物の伐採や明かり確保の用途でしかなく、敵を攻撃しても怯ませられるだけ。
一方でヘビィな靴やホバーな靴の様な物は登場する。)
尚、2019年2月15日現在、エピソードは1と2のみで完結しておらず、全ての羽を回収する事は出来ない。
(エピソード2のステージを総てクリアするとそのままスタッフロールとなり、スタッフロール終了後にゲームスタート地点に戻される。※ステージクリアのセーブはされる)
余談だが、自分がエピソード2までクリアするのに掛かった時間は約3時間である。
👍 : 12 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1176 分
[h1]こんな人におすすめしたい[/h1]
[list]
[*]ゲームのスクリーンショット撮影が好き
[*]かわいい女の子が好き、エロが苦手
[*]謎めいた世界観が好き
[*]短編の謎解きゲームが好き
[/list]
[h1]優れた点[/h1]
[list]
[*]アートワークの素晴らしさ、またそこにかける信念を示す数々の仕様
[*]絶妙な難易度の謎解き
[*]軽快、スピーディーなアクション
[*]表情豊かな主人公のモーション
[*]フォトモードの存在
[*]プロフェッショナルを感じるBGM
[*]ステレオタイプから脱却した視点の物語
[/list]
[h1]困った点[/h1]
[list]
[*]セーブされるタイミングが分からないため、どこで中断するか判断しづらい
[*]蜘蛛が足に備わることが伝わりにくく、蜘蛛が能力を持っていることも伝わりにくい
[*]パッドではキー割り振りがめちゃくちゃになるため、事実上、パッドが使用できない(XBOXパッド未チェック)
[*]デフォルトのキーバインドではしゃがみのShiftキーと、メニューを開くESCキーを同時に押すことでゲームが強制終了するため、しゃがんだ姿をフォトモードで撮影しようとすると悲劇が起こる
[/list]
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既にシンプルかつ機能的に本作を解説するレビューは沢山ありますし、そのどれもが素晴らしい書き上がりですので、こちらはより詳細・特殊な観点で掘り下げるレビューとさせて下さい。
[h1]ゲームとしての標準的な説明[/h1]
ゲームの基本的なスタイルは、どうしたら先に進めるのかを考える「謎解き」になっています。
いわゆる敵モンスターも登場しますが、ごく一部にギミックとして出てくるだけで、戦闘して倒すという流れは一貫して登場しません。
低価格で、個人開発者によるゲームのため、まず気になるのはゲームとして良質かどうかの部分になってくる人も多いかと思います。
結論としてこの「謎解きゲーム」は非常に良質で、「もうこのギミックは慣れたな」と「何だ、どうすればいいんだ」を繰り返し楽しめるように絶妙に組み立てられています。
[h1]一切が目に映るままの世界[/h1]
このゲームを語る上で重要な点に「一切GUIが表示されない」という点があります。
GUI、要するに体力ゲージや所持アイテムを表示するウィンドウ、拾えるアイテムに近づいたら「拾う」等のガイドが表示されるといった要素が徹底的に排除されており、画面には主人公が現実として見ているものしか表示されていません。
残りの体力は表題にもなっている「玻璃の翼」の明かりがいくつ残っているか、また主人公の様子で判断することが出来ます。
進行状態の保存手段がオートセーブしかないにも関わらず、オートセーブ中という表示がないところまで徹底しており、正直これはどこで中断したらいいのかという意味でちょっと困りましたが、何にせよこのゲームは「アートを楽しんで欲しい」という気持ちが強烈に伝わってくる作品になっています。
ガイドがないため、「何をすればいいのか」をフィールドの中から見たままに推測していく必要が出てきます。
この過程が非常に楽しいゲームになっており、GUIが無いというアートスタイルが、謎解きゲームというシステムにしっかりと繋がっています。
BGMも主張が弱いため攻略に詰まって繰り返し聴いていても耳に煩くなく、かつ空気感が伝わる旋律が印象的な、素晴らしい仕事になっています。
[h1]フォトモードがあるということ[/h1]
購入以前、公開されているトレーラーに衝撃を受けました。未見の方はぜひ見て頂きたいです。
本作の開発技術レベルは、総合的にはあまり高くないことが、トレーラーからも判断できます。開発リソースが少ないことが見て取れる、と言い換えてもいいでしょう。ですが、だからこそアートワークへのこだわり、強烈さが真っ直ぐに伝わってきます。
独特だが計算にしっかりと支えられた色使い、パズルギミックとして複雑に成立しつつアートとしての位置関係を組み込まれたオブジェクト配置、キャラクターの一挙一動へのフレーム単位でのこだわり。こうしたアートワークへの工夫が結ぶ構図の完成度。
それらを殺さないためにGUIの徹底排除があり、そしてその極めつけがフォトモード機能にあります。
自分は写真撮影が好きで、フォトモードが付いているゲームが好きです。
だからこそ、フォトモードの実装を避けているゲームが沢山あることも知っています。
フォトモードというのは、停止した時間の中をカメラだけで自由に移動して撮影が可能な機能のことで、「エフェクト含め全てのオブジェクト、内部処理の時間を完全に停止させること」「カメラが自由に移動しても破綻しないこと」「その機能を想定外の攻略に転用できないようにすること」などをある程度は保証する必要もあって、プレイ体験に関係ないからと後回しにされがちな機能ではあるのでしょう。
それを個人開発のゲームが実装しているという点に、強い信念を感じました。
「何を楽しんで欲しいか」がまずあって、そこに妥協しない作り手の作品なのだという安心感があります。
よりよいスクリーンショットを撮ることを楽しむプレイヤーとしては、フォトモードは年々アートワークの表現力が向上していくデジタルゲームと、SNSの普及したプレイヤーコミュニティにおけるメインコンテンツ、プレイ体験のひとつだと思っていますので、フォトモードの存在は本当に嬉しいところです。
[h1]Kawaii[/h1]
おしゃれでかわいいゲームです。
エロスはアクセント程度に収まっており、おしゃれでかわいいの範囲でセクシーで、アート感のある本作のバランス感覚は見事です。
アダルトなビジュアルのゲームも好きですが、こういったビジュアルの作品ももっと増えて欲しいと切に思います。
[h1]主人公の目線[/h1]
謎解きとアートという2つの要素に掛けられている仕様として、地味ですが「謎解きに必要なオブジェクトが近いと、主人公がそっちに目線を送る」というものがあります。
これは一応ヒントにもなりますし、同じポーズでも目線が違うと撮影の際に印象が変わります。これは小さくも重要なアイデアでした。
主人公の「黄色く輝く目」は印象的で、惚れる要素の一つです。
[h1]スパイダーガール[/h1]
ゲーム中に登場する蜘蛛に触れると、蜘蛛は足にしがみつき、特殊な能力を発揮します。
詳細には触れませんが、蜘蛛に関してだけは致命的に説明が不足していて辛いことになったりするため、最低限の説明として、
「黄色い蜘蛛は浮力を持つ」
「青い蜘蛛は重力を持つ」
という大雑把な観念だけここに記しておきます。
1匹よりも2匹が取り付いている時のほうがこの特性は強く発揮され、異なる効果を帯びます。
それより何より、この蜘蛛が可愛いことと、足に取り付いてブーツの装飾のようになるセンスの良さに注目して頂きたい。
[h1]リアルなイノベーターたち[/h1]
謎めいた物語も独特な構成で、「工場で働く女の子たち」という、斬新なテーマを持っています。
工場労働というと辛い、安い、つまらない、みたいな雰囲気に語られがちですが、いかに改善しようとか、こういう能力があるからこういう仕事を任せて欲しいとか、ポジティブな感触で描かれており、ステレオタイプな「ゴツゴツのおっさんたちが酒で誤魔化しながらつらい日々をやり過ごす」的ムードとはかけ離れた、工場という社会装置のあまり知られない側面を見ているのが嬉しいです。
物語上のヒロインの「塩」――Salt、を和訳した結果でしょうか、ちょっと日本人の感性からいうと違和感のあるネーミングですが――の手記が大好きです。
また、邪悪そうな見た目の敵が、道理的に正しい主張をしながら自分を追い詰めてくるのも、非常に印象深い体験を作っています。
以上、非凡で強力なこのゲームの魅力について、長々書かせて頂きました。
特にスクリーンショットを日に何十枚も撮るような方は、問答無用でぜひこの作品に触れて欲しいと思います。
この物語はまだ完結していませんので、続編も本当に楽しみにしています!
👍 : 20 |
😃 : 1
肯定的
プレイ時間:
121 分
[h1]概要[/h1]
3Dアクションゲーム。マップはほぼ一本道で、度々進行が妨げられるので周囲を観察して打破して行く必要がある。
[h1]評価[/h1]
謎解き・パズル要素があるということで購入してみたが、その出来がいまいちで、首を傾げるようなものばかりだった。
そもそも、1つ目の謎解きらしき所からつまずいてしまった。ジャンプできない床のために進めなくなるのだが、それを攻略するには、[spoiler]離れた場所にある光る物体を持ち運んできてぶつけることで床を消す。ところが、その場所まで届きにくい上に、光る物体はおろか物を運べること自体の説明すら無い。[/spoiler]初っ端からこんな感じでノーヒントとなっており、何度か理不尽さを感じることがあった。謎解きと言えど、下地となるような最低限の誘導や説明が欲しかったところ。
鬱屈とした世界観で、主人公は攻撃手段を持たず一方的に追われるのもフラストレーションが溜まる。イベントにも乏しく、全く楽しめずに2時間ほどのプレイでギブアップ。1人で開発された作品とのことで、色合いなど独特の表現は評価できるが、よほど作者に共鳴する何かが無い限りはおすすめできない。
購入価格:¥310
👍 : 19 |
😃 : 0
否定的