EPHEMERAL -FANTASY ON DARK- のレビュー

儚くも美しい。闇の世界--主人公のクロエ(名前変更可)は人里離れた町に住んでいた。金網に囲まれ、まるで檻の中に閉じ込められているようだった。その町の住人はゾンビだけで、彼女も例外ではなかった。
アプリID886730
アプリの種類GAME
開発者
出版社 dramatic create
カテゴリー シングルプレイヤー, Steamの実績, 部分的なコントローラーサポート
ジャンル アドベンチャー
発売日11 9月, 2018
プラットフォーム Windows
対応言語 English, Spanish - Spain, Traditional Chinese, Japanese

EPHEMERAL -FANTASY ON DARK-
2 総評
2 ポジティブなレビュー
0 否定的レビュー
否定的 スコア

EPHEMERAL -FANTASY ON DARK- は合計 2 件のレビューを獲得しており、そのうち 2 件が好評、0 件が不評です。総合スコアは「否定的」です。

最新の Steam レビュー

このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。

プレイ時間: 630 分
EPHEMERAL -FANTASY ON DARK- 全編通しての感想 シナリオは章として分割されており、ROMANCE編(前半)とLOVERS編(後半)で計20章+α(各エンディング)で構成されている。 選択肢は章につき一つ存在しており、好感度が上がる選択肢の場合は わかりやすく画面にメッセージが表示されるので攻略はかんたん。 また、章クリア後も好感度が上がる選択肢を選んだのかどうか 色で判別がつくようにされており、任意の章をやり直すことも可能な親切設計。 ボリュームとしてはわたしの場合は1キャラで2~3時間ほどでした。 GWなどの長期休暇用として購入すると思いのほか早く終わってしまうことがあるかも。 かといって内容が薄いということはありませんでした。 全キャラ通じて糖度は高く、ROMANCE編の序盤から既に甘々な雰囲気のルートもあります。 スチルも美麗で何度も見返したくなること間違いなし! 物語性を考慮した攻略順のおすすめは「レイ・シバ(順不同)→ナギ→ナツメ」といったところ。 とはいえ、どの順番でも問題なく楽しめるかと思います。 わたしの場合は「ナツメ→レイ→シバ→ナギ」の順番でした。 どの攻略対象も素敵ですが、わたしはナギくんとシバに惹かれました。 種族について この世界には様々な種族が存在し、それぞれに階級が存在しています。 その階級によって上下関係が構築され、基本的に階級が下の者は上の者に対して 媚びへつらうことによって取り入って社会的な後ろ盾を得て生きていく。 服従命令という概念があり、これを使って命令をされた場合、 階級が下の者は本能的に抵抗をすることができない。 自ら命を絶つという命令でも抵抗することができないほどの強力なもの。 序列としては1にマーメイド、2に吸血鬼と明言されているものの、 それら以外の明確な順番は不明であり、主人公の種族であるゾンビは最下層種族。 物語の舞台になるアルデリック校では種族差別(及び服従命令の使用)が禁止されているものの、 生徒どころか教師まで差別を行っており、表立って大きな問題は起きないものの 裏では隠れて服従命令が使用されたりとなんでもあり状態。 主人公 種族:ゾンビ(最下層種族) 過保護に育てられた世間知らずの天然ちゃん。 だけど、変に擦れていないところが彼女の良いところでもあります。 この世界のゾンビは短命であり、若い時は人魚に見紛うほどの美しい容姿をしているが、 歳を重ねるにつれて肉が腐り落ち、やがては骨だけになってしまう。 ゾンビは「感染する」ようで感染を防ぐ薬が国から支給され、種族単位で隔離されている。 主人公はどのルートであっても「いずれ醜くなってしまうこと」と 「短命で同じ時を共に生きることができない」という種族の差に対して悩まされる。 レイ 種族:吸血鬼(上級種族) 両目の視力5.0。 吸血鬼の特性として美しいものに目がないようで、 主人公の見た目の美しさに惹かれて興味を持つことがきっかけとなる。 典型的な傲慢俺様系攻略対象。 基本的に冷たく突き放すような言動をするものの、 なんだかんだでいつものメンバーで異常が発生したりすると 直接的な心配はしていないものの気にかけている素振りがある。 シナリオで「言葉が足りない」と評されるがまさにその通りで、 レイルートでは多くを語らないせいで主人公は彼と自分との関係性について悩むことになる。 ナツメ 種族:ミイラ男(下級種族) 人間関係において誰であっても一線を引いて接しているクールな男性。 階級が低いミイラであるにも関わらず吸血鬼のレイに対して物怖じせず、 レイが歩けば他の生徒は道を開けるのにも関わらず堂々と横を通り過ぎて歩いていくなど、 下級種族とは思えないような行動をとることがある。 果たしてその正体は......。 シバ 種族:オオカミ男(上級種族) とっても強くて頼りになり、向かうところ敵なしの無敵のオオカミさん。 ホ、ホントダヨー、コイヌケイオオカミジャナイヨー。 ちょっとバカだけど、誰に対しても気さくに接する優しい人物像。 ナギくんに上手く扱われていたり、悪戯を仕掛けたりなど癒し枠の一人。 でも、彼のルートではその悪戯が大波乱を呼ぶ......。 ナギ 種族:透明人間(下級種族) すごく優しくて親切な男の子。 成績優秀で模範的な生徒であるが、下級種族のため差別に悩まされている。 透明人間はネガティブな種族であり、ナギくんもその例に漏れない。 ネガティブな思考にとらわれてしまった場合、姿を消す能力をコントロールできなくなってしまい、 自身の意思にかかわらずに姿が消えてしまう。 彼自身のルートでは小悪魔な面が見受けられ、主人公をからかったりしている。 物で釣ってレイやナツメを動かしたりと強かな面も。 わたしもナギくんにからかわれたい......。 各ルート感想 レイ 前半のROMANCE編ではレイが主人公に惹かれていく過程が描かれ、 後半のLOVERS編では主人公がレイとの種族や身分の差について葛藤する姿が描かれます。 序列2位の階級であるレイと最下層種族のゾンビである主人公。 他のルートではたまーに問題があるだけで平穏に進んでいくのですが、 このルートについては二人が歩んでいく道が茨の道であることを指し示すように次々とトラブルが発生します。 それでも最後にレイが出す答えは誇り高い吸血鬼として恥じないものであり、 主人公をなにより大切に想う心がわかるエンディングでした。 ナツメ プロローグにて一番パッとしなかったので真っ先に彼を攻略しました。 (わたしは好きなものを最後まで取っておくタイプ。) ROMANCE編の序盤ではかなり冷たい言動が目につき、レイを上回るほどに突き放してきます。 とあるイベントの後からは態度が急に軟化し、徐々に主人公に対する依存度が深まっていきます。 彼のルートでは他のルートでは語られない彼の正体と ゾンビにかかわる謎や疑問点について多くの情報が語られます。 わたしは真っ先に攻略してしまいましたが、 他ルートで彼の正体に関しての伏線があったりするので、最後に攻略するのが一番おすすめ。 シバ 基本的に全編通して和やかに話が進んでいきます。 シバの思い描く理想のオオカミ男像と現実との差に共に悩み、 一つの答えを導きだしていく過程が丁寧に描かれます。 LOVERS編後半にて賛否両論あるであろう大波乱が起きます。 色々な意見はあると思いますが、わたしはあの展開は許せなかった......。 あと、耳が出ている画像などがありますが、シナリオ中やスチルでは そういった場面は見受けられませんでした。 わたしは男性の獣耳はあんまり好きじゃないのでむしろ良かったのですが、 「あれ?」と思ったので一応共有。 ナギ 透明人間に由来するネガティブな思考と姿が消えるという特性で 自分自身の価値を見出すことができなくなってしまい、その葛藤に悩まされている。 しかし、主人公は姿を消したナギのいる場所がなんとなくわかってしまう。 ナギは姿が消えてしまっても自分を見つけることができる主人公を意識していく。 なぜなら透明人間は寿命500年のうち、300年を過ぎるとその姿を完全に消してしまい、二度と姿を現すことがない。 ナギは姿を現せなくなってしまうことに対する孤独しか感じられない未来に希望を見出すことができないでいる。 途中までの和やかさとは打って変わってビターなエンディング。 でも未来を憂いていたナギくんから全てを投げ捨ててでも主人公のために戦うナギくんに変わっていく過程は見ごたえあり。 ハッピーエンドでも円満とは言えない終わりですが、 きっと解決方法が見つかるとわたしは信じてる。 「生まれ変わっても出会おう」だしね!
👍 : 2 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 1348 分
セールで購入し、実績をすべて解除しました。 読み物系のスマホゲームをフルボイス化した作品のようですが、スマホ版は未プレイです。 対象キャラは4人、恋人になるまでの前半でEDがノーマルとハッピーの2種類、 恋人編のEDがバッドとハッピーの2種類で計8つのEDがあります。 バッドエンドといっても所謂メリーバッド的なので、仲違いするエンドはありません。 この作品は恋愛描写がベタベタに甘いので、イケボに甘い言葉をたくさん囁かれたい方にはオススメです。 ちなみにシバ→レイ→ナツメ→ナギの順に攻略しました。 各キャラの感想 ・シバ:おバカワンコ。同じくおバカな主人公とおバカなストーリーが展開され、正直なところ途中で返品しようか悩みました。 ・レイ:面白れー女系。恋人編のハッピーエンドはご都合主義展開に感じました。 ・ナツメ:毒舌。スイッチが入ると怖い。私はバッドエンドの方が好きです。 ・ナギ:優等生。一番期待していたキャラで途中まではとても満足しながらプレイしていたのですが、 最後はえ?これでハッピーエンドなの!?とガッカリしました。 シバルートと比べると二人が背負われされているものが重すぎです。 脇キャラについて。 恋人編から登場するオリヴィアが、ルートによって立場や性格が違っていたりそもそも登場しなかったり、 ストーリーを引っ掻き回すアイテムのように使われているのが可哀そうでした。 親友のエリカは徹頭徹尾魅力的ないい子なので、彼女との友情EDがあれば良かったのにと思います。 主人公に共感できない場面が多かったりストーリー展開が唐突だったりでNot for meな作品ですが、 キャラクターは良いですし糖度高く恋愛しているので楽しめる要素はたくさんあると思います。
👍 : 5 | 😃 : 0
肯定的
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