Tails Noir のレビュー
『Tails Noir』はポスト・ノワール風の冒険物語です。あなたはアライグマの私立探偵、ハワード・ローターとなり、動物たちが住むディストピアのバンクーバーを探索しながら、変化と変容に関わる一匹の物語の深淵を明らかにしていきます。
アプリID | 865610 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Eggnut |
出版社 | Raw Fury |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, フルコントローラーサポート |
ジャンル | インディー, アドベンチャー |
発売日 | 8 6月, 2021 |
プラットフォーム | Windows, Mac |
対応言語 | Portuguese - Brazil, French, German, Spanish - Spain, Japanese, Russian, English, Polish |
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148 総評
108 ポジティブなレビュー
40 否定的レビュー
賛否両論 スコア
Tails Noir は合計 148 件のレビューを獲得しており、そのうち 108 件が好評、40 件が不評です。総合スコアは「賛否両論」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Tails Noir のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
869 分
少し暗めのハードボイルド探偵SF物語です。
この物語にはヒーローもヒロインもいません。
ただただこの街・国の中にいる住人達が、それぞれの立場から毎日を生き続ける・動き続ける、そういう物語です。
アライグマのハードボイルド探偵ハワードが、とある依頼から権力者達の暗部を垣間見てしまい、巻き込まれ、自身で出来ることを行っていく・・というお話です。
物語は一つだけで分岐はありません。一本道のビジュアルノベルです。
ゲームと言うよりは映画ですね。少しお高めの映画を一本見たという感じです。
圧巻の美しいドット絵、ジャズテイストのBGM、美しい劇中歌、場面場面にピタリと一致した環境音及び効果音は素晴らしいです。
惜しむらくは物語です。
もっとプレイヤー側に情報を提供して欲しかった。
あまりに情報が少なすぎて物語をちゃんと理解できませんでした。
キャラクター同士の会話が起きるたびに、選択肢が出るたびに、「あれ?なぜこういう会話になっているの?」とか「あれ?どうしてこんな選択肢がでているの?」となってしまい、「これは恐らくこれこれこういう背景があって、このキャラクターの設定がこうなっているから、この会話・選択肢になっているのかな?」と頭をフル回転させて推理・推察(妄想)しながら会話を続けていくことになってしまって、そこが辛かったです。
情報がないのでどの選択肢が正解か?というのも推理すらできないので当てずっぽうになってしまって、更にはオートセーブ方式なので後戻りしてやり直すこともできません。そこも辛かったです。
少なくとも主要人物達の背景・キャラクター設定はゲーム内でわかるようにして欲しかったです。
暗めのSFハードボイルド探偵ものでヒーローもヒロインもいない、ハワードが動き続けて最後はバッド・エンド?の物語です。
私はラストのシーンを見て、「どうしてこうなったの?」と思いました。
割引セールのときに購入をしたので、圧巻の美しいドット絵と美しいBGMと美しい劇中歌を堪能できただけで満足しましたが、定価では少しお高いかもしれません。
割引セールのときならばお勧めします。定価では・・・美しいドット絵を見たい!という方にはお勧めです。
👍 : 1 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
833 分
グラフィックに全振りのアドベンチャーゲームです。
サンプルのグラフィックにぐっとくる方は買いかもしれません。
ストーリーは後半で難解な文章もありますが、もとより理解させる気がないような内容に感じます。
ちゃんと文章を読めばそれなりのボリュームになります。
ゲームはいわゆる「最初から」と「続きから」しかなく、複数のセーブデータは作れません。またチャプター選択などもありませんでした。
最後までプレイするとこれマルチエンディングなんでしょ?と思うかもしれませんが、私が確認できたエンディングは一つで、おそらく万人が納得いくものではないように感じました。つまり、作品説明の直線的で映画的な物語体験というのは言葉通りとなります。
👍 : 0 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
608 分
設定から日本語と英語をLキーで切り替えられるようになる。英語学習におすすめ。
エンディングは割と希望がある感じで終わったし、後編にめっちゃ期待。
👍 : 0 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
280 分
序盤から王道の探偵ノワールな雰囲気と、王道の事件の発生の流れ、そして協力者の女と協力者のとぼけた仲間、私立探偵ものはこうでなくちゃと言わんばかりの、王道てんこ盛り。途中のハトおばさんの件なんかイカしてる。しかし・・・・・・どんな選択肢を選んでも、物語的に正しい方向に話しが強制的に転がる。JAZZの流れるなか、相棒と敵地へ潜入し、謎を解こうとしてピンチになるが・・・・・・。選択肢を間違える(物語の進行には関係ないが、情報を取り漏らすという意味で)と情報がある程度端折られてしまうので、内容の繋がりが困難に感じる会話となりちぐはぐとなる場合がある。最終的な終わり方は、物語の表層で飛びつく層にはあまり刺さらないんじゃないかと思った。[spoiler]ノワールっぽい探偵物語を、ディストピアSFに繋げても、両者の良さはかけ算にはならないという印象だった。SFパートに入ってから駆け足で哲学的な「SEED」への集約だとか回帰だとか、壁だとかそう言った流れとなり、レジスタンス的な存在さえ現れるが、消化不良を起こしてラストに向かってしまう。[/spoiler]グラフィックと音楽と雰囲気で最後までやりきったが、物語はあまりおすすめできない。
👍 : 2 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
312 分
[spoiler] 何もわからず終わったの[/spoiler]は、そういう開発側の戦略なのかな?
次回作が日本語化されてないので、正当なレビューできる状態ではないのです。
登場人物の憤りや生々しさの描き方は大変良いと思います。
やってて楽しかったけど、これ単品だけだと正直おススメとは言えないかもしれない。
👍 : 2 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
500 分
ピクセルアートがとても美しいので惚れて購入しました。
街並みや部屋の様子、光と影、遠近感などとても描写が細かくて見入ってしまいました。
とても素敵です。
お勧めできない理由は、
・しゃがんだ状態で方向転換するとその場でクルクルと主人公が回転し始め移動できず進行不可となるバグのせいで
何度も再起動が必要になった。
ほかにこの現象についてのレビューがないので私だけかな?動作環境や設定が悪かったのでしょうか・・・
不明ですがバグがストレスでした。
・謎解き要素はほとんどなし。
冒頭以外はただ探索とテキスト読むだけです。ストーリー展開は面白く感じたのですが、刺激が少なく大量のテキストを
読むのが苦痛になってしまった。
・ストーリーが悪い意味で期待するものと違った。
結末は[spoiler]気持ちの良いものではありません。せっかく苦して捜査していたのに結末が救われないんじゃこちらも
プレイした甲斐がないな[/spoiler]、という気持ち。クリア後「楽しい」という感情が湧かなかった。達成感も無し。
映像は良い。その点だけ評価できる。
👍 : 5 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
311 分
一言でいうと思ってたんと違う!!
もっと探偵パートでコソコソ嗅ぎ回ったりしたかった!
プロローグ(序盤体験版)遊んでみて面白いなって思った人ほど買うべきではない 裏切られた気持ちになるから
幾らか選択肢はあれど重大な分岐は無い
一般市民から見た世界はブレずに最後まで一貫しててそれは良いが 中盤以降プレイヤー視点で何もかも滅茶苦茶になる
[spoiler] 寄生型エイリアンに侵食されて結局砂漠で野垂れ死ぬとか何考えてそんなシナリオ作ったの…?[/spoiler]
[spoiler] Night in the woodsはラストがオカルトでげんなりしたけどこれはそれ以前の段階でもうストーリーやる気ねえなってなった[/spoiler]
絶対におすすめしない
👍 : 13 |
😃 : 2
否定的
プレイ時間:
793 分
日本語に対応したとのことで、もともと気になっていたのでやってみました。
難解ながらもディストピア特有の寂寞感、狭苦しさ、恐ろしさをたっぷり味わえる良作だったと思います。
何よりピクセルアートの美しさです!びっくりしました。インディーゲーでこれは素晴らしいです。
ところどころ理解が難しい箇所があったので2周目もやってみたいです。
👍 : 7 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
3083 分
久々に突き刺さりました。Prologueからすでに神ゲー確定してましたので予想してましたが完全に上回られました。
まず、批判されているとおりPrologue(本編のACT 1のみに該当)以外にパズルは存在しません。それ以外はフラグのみです。このため、お話を楽しみたい人が ”えーまたパズル……だるい……早く先が知りたいのに” ということがありません。思い切った英断です。選択肢によって即死したり、やり直しが必要だったりすることもありません。初見6時間かかりましたが、2回目は20分以下でクリアできました。セーブファイルが作れないのはちょっと不親切かも知れませんが、結局その場所に行くまでにたいして時間はかかりません。
Prologueですでに、設計が基礎をしっかり抑えていて、プレイヤーが”どうなってんだこれ?”と感じる事がないと思います。特にスタート時の事務所のチュートリアルは必要な分だけ必要な物がある感じです。地図によって素早く世界観における一般常識、後に行くことになるであろうステージ、さらには主人公の人となりも理解でき、かつ読みたくない人は無視出来るようになっていました。
主人公のハワード・ロートルは一般的に敬意を持ってもらえない"Striper(縞模様野郎)"アライグマの私立探偵。Prologueだけで彼がいわゆるタフガイではなく、ときにみっともなく、臆病で、母親を煩わしく思ったり虚勢を張って”おれはちゃんと仕事をして一人で生きてる”と主張したがったりする、それでもわずかに気のおけない友人もいる普通の人物であることがわかります。スーパーマンではない彼の人となりは魅力的で、ハードボイルドに立ち回ろうとしてもどことなく頼りない感じがリアルに感じられます。
選択肢によって全体のシナリオが大きく変化することは(5周ほどした限りでは)なく、あなたの選択肢と与えられるダイアローグの組み合わせによってシナリオが形成される感じです。少なくとも選択肢による即死や分岐は今の所確認できませんでした。シナリオ途中にやり直しを何度も要求されたりせず、没頭できます。
いわゆる私立探偵モノで、スラム街に、タクシードライバに友人がいて、助けられながら都市の中での昏く深い陰謀に巻き込まれ、やむを得ず、また同時に自分に初めて訪れた大きな機会と感じてそれを暴き出そうとする主人公を見ている間に少しづつ、話がおかしな方向に進んでいきます。
エンディングはおそらく、予想から大きく外れることになると思います。調査の進行度によって、各登場人物が実際には何を行い、何を望んでいたのかがわかるようになるでしょう。個人的には続編制作に相応しくない、完成された終わり方に思います。
グラフィックは全編を通して素晴らしい精度で、3つの大きな演出も非常に効果的でした。町並みも音楽も、効果音も常に美しく、世界観にのめり込むのに十分なクオリティを提供してくれました。
英語は若干スラングや訛り表現があり、単純に翻訳できない事も多いです。ただ一応本筋を理解するのが大変というほどではなかったと思います。ちなみに前述の通り、詰まるということはないので全く読まなくても全体を見ることはできます。
文句なく素晴らしい作品でした。私は普段あまりADVをしないのでわかりませんが、ADVとしてはセーブファイルを作れないのは論外、などの不満はあるかもしれません。全クリするとContinueがなくなってNewgameのみ可能になります。
ハードボイルドが好きで、でも弱い主人公もいい、サスペンスとSFに美しい風景と音楽、物悲しくも美しい物語を求める方におすすめです。
👍 : 20 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
1034 分
ピクセルアート好きには大変お勧めです!
発売直後からいままでずっと賛否両論になっていますが、短所を補って余りあるぐらいグラフィックが素晴らしいと思うのでおすすめにします。
プロローグが無料なので、まずはそれをプレイしてから購入を検討してみて…と言いたいのですが、プロローグと2章以降とで魅力となるポイントが異なるので、なんとも勧めにくくなっています…。
以下、個人的な各項目の感想と、楽しめそうな人、楽しめなさそうな人、を書いてみます。
◇ストーリー
夫が失踪したというクライアントの依頼を受け調査を開始するアライグマ探偵の主人公。町で聞きこみをしつつ、とある高級バーに潜入することに。いかにも怪しいことが行われていそうな雰囲気を感じつつ奥まで進んでいくうち、最後に衝撃的な現場を目撃することに…!
というのがプロローグのストーリーです。この引きがうまくて、発売を心待ちにしていた勢です。
2章以降は、事件の核心を暴こうと色んな地域や人に対して調査を続けるのですが、どんどん危険な匂いが立ち込めてきて…。
個人的にはミステリー要素は薄くて、サスペンスかSF感が強いかなと思いました。
◇システム
会話(選択肢を選ぶことで相手のセリフも進んでいくのでまさに会話)をし、ポイント&クリックのようにオブジェクトを調べ、しゃがみ動作でステルス行動をし、(プロローグにしかないが)パズルを解いて、入手した書類を読んで情報を集めていく…という感じです。
選択肢によって相手のセリフは変わりますが、たぶんストーリーに分岐はなく、得られる情報が変わるだけかなと思います。
◇セーブデータ
個人的にちょっと困ったのが自動セーブのタイミングの少なさ。それなりに進めないとセーブされないので、気軽にプレイしづらいなと思いました。
セーブデータを分けられないのも少し不便…かな。
◇言語
英語のみです。そしてちょっと勉強しているだけの身では難しかった~!!
スラング多めでくだけた表現が多く、そこに動物の種族名や固有名詞が入ってくるので、かなりハードでした…。たぶんあまり理解できていない気がします。
文字送りは章の終わりごとに流れるムービー以外は手動なので、ゆっくり読むことはできます。
◇グラフィック
超いいです。マップが変わるたびにうわ~って声にでちゃうぐらいわくわくしました。
ドットなのに細かい動きもよく伝わるし、水の表現は滑らかでそれが背景とうまく合っていて本当に綺麗です。
◇音楽
お洒落で雰囲気があります。映画みたい!
でも私にはたまにちょっと怖くて緊張しました…!
ここまでが、私の感想です。
以下、向いてそうな人、向いてなさそうな人。
●向いてそうな人
・ピクセルアートが好き
・語られ過ぎない物語と、それを考察したり深淵に思いを馳せるのが好き
・雰囲気を楽しむのが好き
●向いてなさそうな人
・プロローグの雰囲気のまま最後まで遊びたい
・カジュアルな探偵ものを遊びたい
・サスペンスが苦手
・大量の会話を読むのが苦手
・すべての説明が欲しい
正直、私は英語が得意ではないうえに、得られていない情報もたくさんあると思うので、もしかしたらすべてにちゃんと細かく説明がなされていたのかもしれません。
ただなんとなくスルーされている事柄がちょこちょこあるように感じられて、あの件はなんだったの、もうちょっと誰か言及したりその後の経過を教えてくれたりしないの?、と思わされることがありました。人によるかもしれませんが…!
以上、個人的な意見ではありますが、参考になれば幸いです。
👍 : 28 |
😃 : 0
肯定的