One-Way Ticket / 单程票 のレビュー
本作はクロスプラットフォームのサスペンスタイプのアドベンチャーゲーム,同時にビジュアルノベルの要素を持っています。実際に起きた事件を題材にした物語
アプリID | 856370 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Light & Digital Technology |
出版社 | Zodiac Interactive |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績 |
ジャンル | カジュアル, インディー, RPG |
発売日 | 24 10月, 2018 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | English, Simplified Chinese, Traditional Chinese, Japanese |

1 総評
1 ポジティブなレビュー
0 否定的レビュー
否定的 スコア
One-Way Ticket / 单程票 は合計 1 件のレビューを獲得しており、そのうち 1 件が好評、0 件が不評です。総合スコアは「否定的」です。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
50 分
[strike]起動はしたもののゲームが始められなかった。気づくまでは何回もチケットを破った。
また、およそメモリを1.8GB近く使うようだ。
初起動時にウイルスバスターにランサムウェアの可能性ありということでブロックされた。[/strike]
起動しなおしたらゲームが始められた。評価はゲームプレイ後に改めて変更する。
👍 : 0 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
1023 分
すごく面白かった!他の人のレビューが結構赤色だったのでよっぽど面白くないのかと思ったけど、全くそんなことはない。
他の人のレビューで最低限の情報は出ているが、これはオススメできると思うので私も色々書いてみる。購入を迷っている人の参考になればと思う。
・ゲームについて
メインビジュアルがいかにも「嵐の海で孤立した船の中、謎の殺人鬼が犯行を繰り返す、乗員たちはなんとか犯人を見つけようとするが、次々に殺され…」みたいなのを想像してしまうようなものだが、本作はそういうミステリー要素はない。むしろ遠洋漁業要素がたっぷり入っている。
ややネタバレになるが、実在の事件を下敷きにしているので最初から犯人はわかっている、むしろ非常に距離の近い人間関係の中で(理由はあるとはいえ)凶行に及んでしまった人間がどんどん事態を悪化させていくのを基本的には追体験していくという流れ、ループを繰り返しても惨劇から抜け出したりはしない。
実際の事件を元にしているといっても、そもそも設定が中国イカ釣り漁船から日本のマグロ漁船へと大幅に変更されているし、海の上の孤立した凄惨な事件にさらにエンターテイメントの味付けがされているのが本作なので、ビジュアルから受ける印象を大事にして購入すればいいと思う。
つまりラノベのようなリアリティラインというか、漫画ならサンデーかガンガン、映画なら愛すべきB級といったところ。現実の社会を鋭く批判するような要素は期待するとがっかりする。ところどころ日本としても怪しいしwともすれば「めちゃくちゃ」にもなる設定てんこ盛りのキャラもいるが、結構ふさわしい描写がされていて興ざめすることもなかった。とても物語として完成度が高かったと思う。
・ビジュアル
また、イラストは今風でクオリティは十分にあるが、日本のノベルゲームに慣れていると「え、そこをスチルで出す!?」といったようなシーンがたまにある。ゲームのタグに「ゴア」と付いているのを後から納得したので注意してほしい、デスゲーム系の漫画やスプラッタ映画を愛好しているような人なら大丈夫だとは思う。
むしろ殺しっぷりの勢いの良さについ謎の笑いが巻き起こる始末で、本当に好きになってしまった。とてもお気に入りのキャラがいるので…いや、キャラという意味ではみんなとても良かった。こういう楽しみ方が正統派かどうかはさておき、ストーリーにもキャラクターにも非常に満足している。
・翻訳
かなりキャッチ―なキャラクターによるどんでん返しや伏線回収がおもしろくて、翻訳の粗さは気にならなかった。他の人は中国語体の漢字が気になると言っていたが、私のプレイ時には見当たらず。たしかに日本語ボイスとテキストは謎に嚙み合ってないが、そこも本作の魅力を損なうほどではない。
あ…いや、唯一ナイフのことをテキストが執拗に「マキリ」と呼んでいたのはめちゃくちゃ気になったな…それは日本語というよりアイヌ文化の用語なのでは…非常に訂正したかったwつい面白さで忘れてしまうところだった。
・ボリューム
また、私のプレイ時間が17時間になっているがこのうち10時間くらいは寝落ちしてしまった分なので、バッド、ノーマル、トゥルーのそれぞれのエンドを読むだけなら6時間くらいかと思う。
ルートの選択によっては描写不足のところが出て、気になってモヤモヤしてしまったが一通りプレイすると満足できた。これについては日本語でも攻略情報は必要だろうなと思う。
・ゲーム機能とシステム
どうやらニコニコ動画のようなコメントを弾幕にする機能も備わっているようだったが、読み込みに失敗するので結局私は見ることなく最後まで遊んだ。他にあまり見ることのないシステムなので、味わってみたかった。
システム面で言えば、テキスト早送りはCtrlキーを長押しすればスキップのようになるので参考にしてほしい。しかし未読の部分になっても止まらなかったので注意。また、クリア後にチャプター別で読むことができるような機能はない。
価格の割にはとても満足できる作品だと思う、そしてトゥルーエンドでのあの驚異のスチルを…いや、これを語りだすとここでは足りないな…非常におもしろかったので、是非、遊んでみて欲しい。
👍 : 1 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
177 分
■プレイ状況
プレイ時間:約3時間、一旦EDまでプレイ。
■いい所
・綺麗な背景美術
・とっつきやすいアニメチックなキャラデザイン
・ムービーを多用した演出
・良識が崩壊して極限状態に至る臨場感
■悪い所
・漢字フォントが中文の為違和感がある
・音声は日本語だが、テキストが一致していない
・一部シーンでのキャラ口調ブレなど、翻訳が不安定
・スキップが存在しない(倍速オートが遅い)
・シリアスな空気に全くそぐわない弾幕システム(しかも未翻訳)
・上記弾幕システムの切り替え時等に稀にフリーズする
・ギャラリーが無い(おそらく別売りのデジタルアートブックで補完する形だろうが)
・一部実績が条件を満たしても開放されない
総じて美麗な美術と割と凝った演出、閉鎖空間で極限状態に陥った人間の絡み合う思惑と凄惨な事件という内容はしっかり楽しめるものになっており、値段相応の価値はあるかとは思う。
気になるのは、本作が中国で2011年に中国で発生した実在の事件に着想を得ていると明らかにしている点。
その割には登場人物のノリが軽く、ほぼ全員に何らかの漫画チックな属性([spoiler] 幼き日に友情を誓った船長と航海士、孤児院で虐待されていた子供を連れて脱出した敏腕女性記者、ミステリー小説を書くために実際にそのトリックで殺人を犯すサイコキラーetcetc.[/spoiler])が付与されているのは、被害者が存在する近年の事件に着想したと公言するのであれば配慮が足りないように個人的には思う。その上、そうして(恐らく)独自に付与された各人のバックボーンは、事件に関係なければ全く回収されずに終わってしまうため、そこからの広がりを期待していると肩透かしを食らう事は間違いない。
また、その風当たりを避ける為なのか、舞台が現代日本、登場人物も全て日本人となっているのが理解の妨げとなっているきらいもある。大学を卒業後も就活が上手くいかず悩んでいる主人公を気遣うかつてクラスメートだったらしき恋人の女性が、何故かセーラー服姿である事をはじめ、どうも日本であれば不自然な描写、考え方が目立つ為、中国で起きた事件の翻案である事を肝に銘じた上でないと違和感を感じる事も多い。
(そもそも就活が上手くいかず悩んでいる人間が友人の勧めで一念発起しマグロ漁船へ、という流れは中国人も頷ける自然な流れなのだろうか…)
ゲームとしても、上述の通りスキップが無くテキスト送りも遅いため、クリア後の再プレイ時などはどうしても退屈に感じてしまったり、稀にだが弾幕システムやオートテキストのON/OFFのタイミングでフリーズを起こしたこともあった為、作りがしっかりしているとは言い難い。
選択肢を選んでも展開に変化が無い事が多い点も、徒労に感じるマイナスポイントだろう。
とはいえ、閉鎖空間でのサスペンスものとしては動機や行動も理解できないものではなく、水準程度のクオリティは有していると思うので、この価格であれば買って損をした、とまで言うことは無いだろう。
2019/5/28まではセール期間で半額なので、今のうちに確保しておいた方が気に入らなかった時の傷も浅く済むかも知れない。
しかし、このままswitch版出す気なのか…?
👍 : 10 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
564 分
就職浪人の主人公が怪しいけれど高給という触れ込みのマグロ漁船に乗り込んだが、高給というのは嘘だったことが切欠で起きた反乱に巻き込まれて次々に周りの人たちが殺されていくのを眺め続けるアドベンチャーゲーム。
このゲームは中国で起きた魯栄漁2682号事件という実在の事件をもとにしていてお話の流れも大枠は実際に起きたことをなぞる形で進んでいくのだが、実のところこのお話はこの事件ではなく全く別の架空の事件が根本にあり、その因縁により状況がエスカレートしていくという構造になっている。なので中国における労働問題とか不当な労働を監禁状態で強いられたとき人はどう行動するのかとかそういう社会派な展開には全くならないため、このゲームにはそういうものを期待してはいけない。私は期待した。
ではモデルの事件を離れて純粋にこの話は面白いのかというと、とっ散らかった感はあるもののサクサク人が死んでいく様は何というか爽快感があるし、死んでいく人が出るたびに挟まれるその人がどういう人間だったかを語るシーンも短いながらなかなかいいと思う。ただ分岐条件がよくわからずまだ完全クリアしてないので全体的なシナリオの感想については書けない。
日本語訳は文は日本語にはなっているが時々意味が取れない文章が混ざるというレベルで、フォントも日本の漢字を使っていないので読めない文字が混ざることもある。ダイアログが訳し忘れていたりもした。
音声は稀に声が入ることがあるというぐらいで、しかも文章と音声で微妙に違う内容になっているのでこれはない方がよかったのではないかと思う。
グラフィックは質にばらつきがあるものの気合が入っているものはかなり綺麗。
システムはテキスト表示速度などの設定やクイックセーブ・メッセージスキップ(左Ctrl)など必要なものは一応そろってはいるが、動作が粘つく感じで快適とは言えない。私が再プレイした時は加速ツールに手を出してしまった。
特筆したいのは弾幕機能でこれはニコニコ動画などで使われているユーザのコメントを垂れ流すアレだ。このおかげでゲーム単体で実況が楽しめるようになっており、ドッキリポイントが多いゲーム内容とマッチしてなかなか良いと思う。まぁコメントがほぼ中国語なので何となくしかわからなかったけれど。
結論としてはこのゲームならではの魅力というものがあまり感じられなかったためお勧めできない。
弾幕機能を体験してみたい人ならお勧めと言えるだろうか?
[h1] トゥルーエンドを見れたので追記[/h1]
このゲームはトゥルーエンドで全ての伏線を回収していた。
あいつが結局来なかった理由も、序盤にしか出番がなかったあの人の立ち位置も、あの人が気にしていた彼の素性も全部わかるようになっていたのでプレイするなら頑張って最後まで見てほしい。
正直このゲームを見くびっていたと思う。こんなにきれいに終わるとは思っていなかった。
お勧めするほどではないけれど嫌いじゃない、そういうゲームになった。
なおトゥルーエンドは姉弟に肩入れし続ける感じでプレイしたら見れた事を書いておく。
👍 : 23 |
😃 : 2
否定的