The Quest for the BIG KEY のレビュー

[h1]ゼルダライクを期待すると痛い目に合う[/h1] ■追記 2018年6月某日に購入してクリア後"おすすめしない"レビューを書いた所、すぐに開発から以下のような抗議の返信が届きました。 "中身に関してはストアページに書いてあるんだからさ、分かって買ったのに文句言うのはおかしいよね？" "中身に比べて高すぎる？こちらもビジネスなんだよ？" "Negativeなレビューは開発者を傷つけるんだよ、分かってるの？" 確かに自分のレビューの書き方も問題点をうまく書けていなかったところはありますが、やはりどう考えても満足はできない内容なので"おすすめしない"とさせていただきます。 レビューは少し書き直しましたが。 このゲームのレビューを書く時は随時開発がチェックしてるようなので皆様も内容にはお気をつけください。 ■仕様 日本語非対応 オプション無し(タイトル画面でウィンドウモードに変更できるが保存できない) セーブとコンテニュー不可 実績あり ストアページのスクリーンショットを見る限りゼルダの伝説みたいですよね？ 開発はこのゲームにないものとして以下のように書いています。 戦闘(Random Battles) 敵(Enemies) ボス戦?(Fights) パズル(Puzzles) チェックポイント(Checkpoints) セーブ(Save Games) ボリューム(Long Gameplay) 高価格(A high price)←笑うところですか？ 戦闘がないのは別にいいんです。 ただし、アクションADVから謎解きとパズルは取ったらいけないでしょう。 NPCとの会話も謎解きもパズルもなかったらアドベンチャーゲームとして何が残るのですか？ 危惧していたとおり、最初から最後までアイテムを探すか隠し部屋を見つけるかで鍵を入手して…という単調な内容。 アイテムといってもハート(ダメージ床通過用)と爆弾とダメージ床無視用の石？と斧のみ。 終始「爆弾で壁壊します」「通れる壁があります」だけで最後まで来てしまう。 (終盤に一応斧で木を切るアクションが追加されますが…) 爆弾は数箇所のベッドで寝るしか回復できずいちいち戻らなくてはいけないのでテンポを阻害されます。 グラフィックが少し微妙でも内容が面白ければ良しと言うのは私のゲームに対する考えでした。 しかし、この作品で考えを改め直さなくてはいけません。 このゲーム、人間の認識能力の限界に挑むレベルでドット絵が荒いです。 タイトル画面からしてピクセルフォントがガビガビでメーカーの名前すら読めないという有様。 起動時等に表示されるメーカーロゴぐらいもっと綺麗にドット打ってくださいよと悲しくなります。 ゲーム内も分かるところは分かるけど分からないものは何だかわからないグラフィック。 プレイヤーキャラは何とか人に見える程度なのにマシな方なんですよね…。 木のドット絵が一番完成度高いんじゃないでしょうか？ ヒントをくれる謎の物体(未だに何なのかわからない)は隠し通路を塞いでいる岩にしか見えなくて爆弾をずっと仕掛けてました。 このATARI、初期ファミコンソフトなレトロなグラフィックを好きな人もいそうですが、私はなんだか手抜きに思えて好きになれませんでした。 リスペクトしたというファミコンのソフトにしたって木なら木、岩なら岩でそれっぽく見える努力はちゃんとしていたと思います。 ゲーム内のヒントや本の内容はでかでかと画面全体に表示され、テキストウィンドウはなし。 発売3ヶ月後に新しく作ったらしいピクセルフォントだそうですが、読みづらいです。 UIやインベントリはないので入手したアイテムは画面下部にでかでかとそのまま表示されて邪魔。 BGMは1種類と省エネ仕様。 パシーンパシーンとスパンキングのような音がやけに目立ちます。 パソコン側からオフにして別のBGMを流したほうがいいです。 エンディングは[spoiler]「あなたは滅びゆくこの星を脱出したけど、この先どうなるんだろうね。」[/spoiler]という「こっちが聞きたいわ！」と突っ込みたくなるほどの投げっぱなしなオチでした。 感動？達成感？ないです…。 [spoiler]星の危機[/spoiler]という物語の背景は途中立ち寄る図書館で軽く触れられますけど、それにしたって文字だけで廃墟や亡骸といった他の描写が一切ないから説得力なさすぎませんかね…？ 村や城が残ってて人がいないってことは人類は絶滅したんでしょうけど。 いくら抗議されようとも私にはプレイして300円払ってよかったと思える満足感はありませんでした。 意図的に要素を削ぎ落としてシンプルにしたのはいいんです。 いいんですけど、ちゃんと”楽しい！”って思わせる部分が欲しかったです。