Mundaun のレビュー
『Mundaun』は、アルプスの人里離れた暗い谷間を舞台にしたホラーゲームだ。鉛筆画のタッチで細部まで丹念に描かれたこの世界には様々な秘密が隠されている。遭遇する敵から生き延びて、乗り物を運転し、アイテムを集めながら一つ一つ作り込まれたパズルを解き明かそう。
アプリID | 720350 |
アプリの種類 | GAME |
開発者 | Hidden Fields |
出版社 | Annapurna Interactive |
カテゴリー | シングルプレイヤー, Steamの実績, スチームクラウド, フルコントローラーサポート |
ジャンル | インディー, アクション, アドベンチャー |
発売日 | 16 3月, 2021 |
プラットフォーム | Windows |
対応言語 | English, Portuguese - Brazil, French, Italian, German, Spanish - Spain, Simplified Chinese, Traditional Chinese, Japanese, Russian, Korean, Turkish, Polish, Portuguese - Portugal |

1 240 総評
1 163 ポジティブなレビュー
77 否定的レビュー
非常に肯定的 スコア
Mundaun は合計 1 240 件のレビューを獲得しており、そのうち 1 163 件が好評、77 件が不評です。総合スコアは「非常に肯定的」です。
レビューのグラフ
上記のグラフは、Mundaun のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。
最新の Steam レビュー
このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。
プレイ時間:
461 分
悪くないゲームですが、Steamの評価が高すぎるのでNoにしました。
あくまでインディーゲームなので、その前提のSteam評価だと思った方がよいです。したがって作りは全体的に荒いです。
雰囲気は独特の気味悪さがあり、白黒鉛筆画でその雰囲気がさらにいい感じになっています。初期のサイレンやサイレントが好きであれば雰囲気はハマると思います。逆に探索はわかりづらいです(慣れてくればなんとなくアイテムとそれ以外はわかるようになりました)。
謎解きは少しわかりづらいものもあります。敵も出てきますが、超広範囲索敵で遠くからスローとダメージ与えてくるやつがいてかなりイライラします。戦闘はおまけなので難易度下げた方がよいです。
👍 : 1 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
795 分
まったくつまらんと言い捨てるほどでもなく、美術面もやや見づらいところがあって苦労するときもあるけれど雰囲気は抜群。ただ、「なのだが」を抱くことになるゲームだった。
破綻してると言えるほど破綻はしていないが、物事の道理を筋道立て切れられておらず、進行するためのパズル的な要素も不親切なところが多い(尚且つ、それをやる意味が分からないのにやらされる苦痛もある)。悪魔の掌ということなのかもしれないが、やらされている感をどうしても強く感じてしまったし、最後になぜか鍵を一つ残した状態でエンディングになるし、じいちゃんのプライベートルームはトップシークレットのままで、なんかとにかくモヤモヤが残る。やりたいことは扱われている道具も含めて察することはできるのだが、せめてシナリオがもう少し見直されたならオススメできたなあという惜しさがある作品だった。
とにかく全体的に物語面の作り込みが甘く、説明不足が目立つ。
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どこまで宣材のためのレビューの場で書いていいものかと思ってカットしてしまっていたが、結局、もう少し追記しておく。
! 下記は主にストーリー面の不満点をまとめて書いたものである。直接的なことは避けたつもり、なおかつ、伏字も駆使してますが、ネタバレ要素があるかもしれないです。 !
そもそも何に興味を持ったかというと、スイスが舞台というので釣られてやった。ぼんやり何となくモデルになってるところは見出せるというだけで、別に現実のグラウビュルデン州にあるMundaunとイコールというわけではないと思われる。あくまでスイスの中でも(話者が一番少数となる)ロマンシュ語を公用語としている山奥の地方を舞台にしましたよ程度のものだったし、それ以上の意味付けも作品の中に落とし込めていなかったとも思う。
あらすじは、その田舎に住む祖父が亡くなった報せの手紙を当地の神父からもらい、その文面には暗に主人公には来てほしくないニュアンスが多分に含まれていたものの、主人公はバスに乗って幼い頃の思い出の詰まるかの地へと発ち、そこで祖父が異常な死に方をして葬られることもないまま放置され、村の様子も何やらおかしいことに気が付くのだった。主人公は祖父をきちんと葬るため、一人、脅威に立ち向かうことになる……というもの。
主人公がめちゃくちゃタフで、何があっても動じず、アルプスの冷たい湖に突っ込むことも躊躇わず、人間が浮いていようが平常心でいたりと何でも受け入れてわけわかんない村でわけわかんないことしていく。もう少し主人公に人間味をというか、進行上の自然さを工夫してくれていたらなと思った。
いわゆるfolk horrorと言えるもので、全体的に不気味な雰囲気が漂っている。スイス(ないしその言語圏)と言えば……でプレイ前から想像がつく大体の民俗学的要素やら祭祀の類、民話の類が取り込まれている(※ただしこれらの知識を前もってプレーヤーが持っていない限りは何となくfolk horrorな雰囲気を楽しむ程度のものとなる)。だが、そうしたものもざっくばらんとした「スイス」という括りの中で扱われているだけなので、あんまりここまで局地的な舞台を整えたことの意味が昇華できていないところがある。だから、採用されている題材の一つ一つがライトな範囲に留まり、切り離すことも容易そうなパーツとして扱われていた。また、ロマンシュ語活用なんかも、多分、田舎イメージをより補強するための道具として使ってる感じで、目新しい程度のものにしかなっていないのが残念だった。つまりそこまで地域性が重視されておらず、「folk horror(仮)」みたいなものになっている。
本作においてはあらゆる道具立てをして[spoiler] 「冬」のイメージを跋扈させつつ、それに「春」などの光のイメージが対置されている[/spoiler] もので、何をやりたいのかは分かるけれど、物語としての質の高さには残念さがある。この風呂敷の広げ方にしてもそれぞれの道具がもっと発揮できるポテンシャルあるよなあと思いながら延々プレイしていた。両極に位置するそれぞれのものが表すところもちゃんと表現できていないので、そこも物語を曖昧にしている。
製作者いわく[spoiler] いわゆる「ぼんやりとした不安」的なものを目指したとのことだったり、主人公は村の外側の人間として異物として存在しているのだろうし、その疎外がゲーム中ではああした表現として表れていたのだと思われるが、そういう村社会の「社会」を表現することは放棄しているし、いうて主人公そこまで外野の人間でもないのにあそこまで排斥される理由付けが曖昧で、底に関しては祖父の描写をもっとどうにかすることで解決できたのではないか[/spoiler] とも思ったりする。(※このへんについてはWEBで公開されている英語の記事である『Rock Paper Shotgun』-「Unearthing the folk horror of Mundaun──Scary as folk」(Sept. 25, 2018)は必読となる。)
[spoiler] 過去に埋もれさせたはずのものは、しかし埋もれたままなかったことにはできないし、そんなことは許さない[/spoiler] というテーマは本当に好きで、それを語るための道具立てもすごく好き。なのにここもちゃんと心を刺してこないので歯がゆい。
[spoiler] この過去への干渉の否定についても、最後は絵画周りについては雑にそれはそれとしてOKですって処理されていたのも何でやねんであった。呪いを解くこと自体はあっていいと思うけれど、なんか、こう、他にやりようもあっただろうと思う程度にはちゃぶ台返しな感じがした。[/spoiler]
主人公がラストにフリューリナに[spoiler] 「きみも外の世界を見たほうがいいよ」と話し掛けるのも、そこが本作にとって大事な部分だろうに物語を通してのその発言の重さを表現できてない上での発言なので、かっっっるいものになっていた。[/spoiler]
👍 : 0 |
😃 : 0
否定的
プレイ時間:
482 分
とても良いゲームでした!
ウォーキングシュミレーターですが戦闘(ステルス)要素があります。
大体は走り抜けたらOKなのでそこまで難しくはないと思います!敵の強さを変えることもできます!
操作性も気になりませんでしたし、エンディングは恐らく4つありますがロード機能があるので比較的コンプリートしやすいかと思います!
👍 : 0 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
239 分
鉛筆画の雰囲気はとてもよい。
、、が、それに慣れるとゲーム性の悪さが本当にしんどい。
とにかく精神的苦痛を味わうゲーム性で、4種類あるエンディングのすべてを見る気力は、とてもじゃないが残らなかった。
雰囲気づくりはよくできたゲームで、言語の珍しさもゲームの空気を飾るひとつとなっていてgood
操作性や、戦闘要素、セーブシステムなどなど、あらゆるゲーム性に耐えがたい苦痛を伴うが、
言うて数時間でエンディングにたどり着くと思えば、まあ許容できるか?
雰囲気がよさそうだと感じたなら、セール時にでも買えば、後悔はしないだろう(していません。
ちなみにパズル的歯ごたえはないので、そこは期待しないように。
👍 : 8 |
😃 : 0
肯定的
プレイ時間:
368 分
[b]2021.5.27 日本語追加後のレビュー (ver.1.0.444)[/b]
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ジャンルは一人称視点の探索型ホラー・アドベンチャー。
手帳にその時点での目的が表示されているので、基本はそれを目指して村内を探索していくことになる。
ただし、目的を達成するまでの過程でなにをすれば良いかは示してはくれない。例えば「じいちゃんの墓を見に行く」という目的に対して、墓場の前にカギのかかった扉があるが、それを開けるためにどうすればいいのかは示されない。
時間がかかってもノーヒントで自力で探し出すしかないため、いわゆる「親切なゲーム」ではないことは注意しておこう。
[code]任意の目標が表示されることもあるが、主に実績解除用となっている。[/code]
また探索寄りのゲームではあるものの、武器を扱った戦闘やステルス的な要素もある。
[h1]気になるポイント[/h1]
鉛筆画風のタッチ且つ、モノクロームなトーンで描かれているため、画面内でインタラクトできるオブジェクトが見つけにくい。
またレティクルの表示もないため、画面中央に捉えていると意識しなければインタラクトする(アクションを起こす)ためのボタン自体が表示されない。これは仕様だと割り切ってプレイするしかないが、ユーザビリティの観点からは不親切な部分だろう。
注意深い観察と探索を心がけよう。
[h1]日本語翻訳/ローカライズ[/h1]
本作は2021.3.16にリリースされているが、国内コンシューマ版のリリースに合わせる形で、2021.5.27に日本語が追加された。ローカライズサポートは "[b]架け橋ゲームズ[/b]" が担当している。
なお、登場人物の会話はフルボイス化されているが英語ではない。本作の舞台であるスイスでは4つの公用語が存在するが、これはそのひとつ、アルプス地方で使われている「[b]ロマンシュ語 (Romansh)[/b]」だ。今や扱える人は多くない。
筆者はいまだかつてロマンシュ語で収録されたゲームなど聞いたことがない。開発スタジオの強いこだわりが伺える部分だろう。
[code]redditのロマンシュ語コミュニティでも取り上げられている。
https://www.reddit.com/r/romansh/comments/maiu2t/mundaun_a_handdrawn_horror_game_in_romansh/[/code]
[h1]TIPS[/h1]
説明がないため判りにくいが、村の祖父の家にある壁掛け時計を調べると任意で「セーブ」することができる。オートセーブもあるようだがタイミングの予測がつきにくいため、ゲームを終了する際には注意しよう。
また、どうしても本作の攻略に詰まった場合には、有志の方が公開してくれている、ロケーション内のアイテムの所在が書き込まれたマップガイドを参考にするといい。十分な手助けにはなるはずだ。
https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2444275560
[h1]総評[/h1]
登場人物や風景といったそのすべてが鉛筆画風のタッチで描かれているのはユニークで、単純にすごいビジュアルだという感想が漏れる。
しかし落ち着いてみればゲーム性そのものは目新しいものではないため、やがてこのビジュアルに慣れてくると、先述のとおりシステムの不親切さが気になってしまう。
ゲーム側の手助けがなくとも、自分の力だけで丁寧に探索していくことが苦ではないプレイヤーに向けた作品と言えるだろう。
もちろん、ロマンシュ語という非常にユニークな言語に魅力を感じるコミュニティに向けてもおすすめしたい。
[hr][/hr]
[h1]序盤のヒント[/h1]
村にたどり着いて最初の目標である「じいちゃんの墓を見に行く」でいきなり詰まった人へ、このゲームをどう進めれば良いかのヒントを書いておく。
[spoiler]まず墓場の手前にはカギのかかった扉があり、カギを管理している牧師に会うため近くの教会へ向かうことになる。しかし教会の扉は閉ざされているので、ここでどうすれば良いのか詰まるプレイヤーもいるだろう。
教会の前でそのまま後ろを振り向いて頭上の崖上を見ると、少女とヤギの姿が見える。視線を合わせるとアクションを起こすボタンが表示されるので押下すると、少女が紙ヒコーキを投げる。
たどり着いた紙ヒコーキを拾うと地図になっており、その示す場所へ行けば墓場のカギが手に入るという流れだ。[/spoiler]
先に書いたとおり、ゲーム内でこうした過程についてのヒントは一切表示されないので、じっくりと考えて進もう。検討を祈る。
👍 : 37 |
😃 : 1
肯定的