Brigand: Panama DLC

本編終了から四年後。オアハカでの戦いののち、多くのEleggua海賊は別天地を求め海を渡ってパナマへと向かったが、敵対するKalfu海賊の攻撃を受けてほとんどが壊滅してしまう。プレイヤーは元Elegguaの犯罪者として、地元の治安維持組織FSPの前哨地に漂着したところからゲームは始まる。FSPとともにKalfuの襲撃を退け、ボートでガンボア港へと向かおう。 ガンボアではかつてElegguaの首領Mr. Mungoの右腕であったOzzy（本編で主人公の隣の独房に捕らえられていた男）の所有する攻撃艇Flying Squirrelが停泊している。クルーの話によれば、何者かに爆弾を仕掛けられ立ち往生しているらしい…犯人捜しをすれば、彼らの仲間として認めてもらえるかもしれない。 本編で壊滅したと思われていたBaroqueの残党Roninを率いる暗殺者Cooper、本編の重要NPCの一人Dr. Leeなど、個性的な人物がそれぞれの思惑を胸に駆け引きを繰り広げる。決戦の地、ハイテクの眠る都市シウダー・デル・サベルであなたは何を目撃するのか。謎の衛星シルバー・アイリスを巡り、世界の存亡を賭けた戦いがふたたび南米で繰り広げられる！ 本編のネタバレが数多く含まれるため、本編より先にプレイすることは推奨されない単独の追加シナリオ（わざわざ金を払ってこちらを先にプレイする理由はないが）。キャラクタービルドや攻略の自由度は健在であり、サブクエストも数多く用意されているため、完璧な攻略を目指すとかなりのプレイ時間を費やすことになる。 ストーリーも面白い…が、追加シナリオにありがちな蛇足感は否めず、「本編終了後の世界の趨勢を確認する」という目的には不適格であり、本編に登場した人物を本編以上に好きになれるか、というと首を横に振らざるを得ない。ややメタ的なオチも含め、わりと好みの分かれるところではある。 同梱のBrigand: Squirellは本編に含まれているBrigand: Fortressと同じく、「単一のMAPで敵の襲撃を凌ぐ」というタワーディフェンス風のミニシナリオ。キャラクタービルドによる攻略法の変化はあるが（ハッキングでタレットを有効にする、武器修理スキルで破損しているロケットランチャーを修理する等）、Brigandのシステムで遊んで面白いかどうかは疑問がある。 本編クリア済のプレイヤーに向けたファンアイテム。