Despotism 3k のレビュー

人類はAIに支配された… それっていいことですよね、なにしろ我々は勝者側なので!哀れな人間どもからエネルギーを吸い出し、あなたの帝国を築き上げましょう。人間どもが過労死したり餓死したりしないよう、常に注意を払い続けないといけません。もっとも弱者はいつでもバイオリアクターに投げ込むことができますが。
アプリID699920
アプリの種類GAME
開発者
出版社 Konfa Games
カテゴリー シングルプレイヤー, Steamの実績, フルコントローラーサポート, Steam トレーディングカード
ジャンル インディー, ストラテジー, シミュレーション
発売日8 11月, 2018
プラットフォーム Windows, Mac, Linux
対応言語 English, Japanese, Simplified Chinese, German, Spanish - Spain, Korean, Portuguese - Brazil, Russian, Belarusian
年齢制限のあるコンテンツ
このコンテンツは成熟した視聴者のみを対象としています。

Despotism 3k
1 総評
1 ポジティブなレビュー
0 否定的レビュー
否定的 スコア

Despotism 3k は合計 1 件のレビューを獲得しており、そのうち 1 件が好評、0 件が不評です。総合スコアは「否定的」です。

最新の Steam レビュー

このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。

プレイ時間: 59 分
システム:大まかに五つ程度のシステム内で人間たちを工場生産的に回していくゲーム。そこに+α要素も加わるが、概ね作業内容はそのシステムに人員を投入したり、疲労すれば回復ポッドに放り込んだりを繰り返す単純なものにはなる。ただし、各ゲージをチェックしつつ適度に各システムのバージョンアップもしていったり、追加処理に追われたりするのでずっと忙しい。動作はかなり軽快。 概要説明にもあるとおり、ゲームメカニクスは簡単だけれど、それを効率的に運用するのがめちゃくちゃ難しい。 グラフィック:やってることはかなりのディストピア且つ悪辣なのだけれど、やってることのシステム同様に絵面も恐ろしく単純化されており、いっそ「かわいい」と言えるものになっている。それも含めていかんとも言えないものがある。 あらすじ:特に作中でストーリーラインがあるわけでもないが、設定としては、人類がAIの支配下に落ち、むしろ自分たちがエネルギー源として酷使されることになってしまった世界の話となる。プレーヤーは恐らくそうした人間牧場なり箱庭なりと言えるもののうちの一つを運営しているAIとなり、そこで人間たちを管理・監視しつつ働かせるということを行う。そこでは人間たちの生死はもはやコンパクトにまとまっており、人間酷使システムの中には生殖行動部屋さえも用意されている。われわれAIは人間というバッテリーを使い捨てつつ殖やしつつも果たして夢のある永久機関を生み出すことができるのだろうか……? +++ 感想:工場で働いているが如き作業内容やその上圧し掛かり続けるマルチタスクをひたすら捌くものとのことで、やる前から自分には難しそうな気しかしていなかったけれども、案の定、イージーモードですら目標の25日に全く届かない5日前後でゲームオーバーというのをひたすら繰り返していた。適度に各システムに目を配りつつ、あまり無理なことはせず、エネルギーに余裕があればシステムの増強も厳選の上行いつつと本人的には頑張っているつもりなのだけれど、何かしらのえぐいアクシデントも日の浅い時点でほぼ必ず来るというのもあってなかなかこれ以上は日数を重ねられなかった。めちゃくちゃ難しい(マジで他のかたがたどう運用してるんだ?)。 せめてイージーモードくらいクリアしたいので、もしかしたら日を置いてちまちますることはあるかもしれないが、もう先に感想書いて寝かせちゃおうと思った次第である。 ところどころでやっとこさ運営できているシステムをめちゃくちゃに破壊してくる不測の事態なんかも挟まるのだけれど、これがまた理不尽要素が強く、示される選択肢も短絡的でとても問題に対応するにはそぐわないものも多く、イージーモードでも無理ゲーを強いられている感じがずっと続く。イージーモードならもう少し主人公のAI氏も人間に手心を加えたり、酷使具合を和らげたりしてもいいのでは……と思うけれど、既にある程度されていてあれなのかもしれない。分からない。 そんなキリキリやらんでも人間たち、箱庭(+その中での安心感)を与えたらある程度は勝手にやってくれると思うの……。そっち方面でディストピア築いてこうぜ……。 このシステム運用、私みたいに合わない人には恐ろしく合わないだろうけれど、合う人にはめちゃくちゃ楽しいものになるのかなとは思う。いかに人心を排し効率よく采配するかが全てのゲームでそれが得意っていうのもなかなか皮肉なところを証明させるゲームだなあとは思うが。 本作はかなり悪辣なことを行うのだけれども(そして言ってしまえば現実において既に人間たちがあらゆる局面でやらかしていることへの皮肉にもなっているのだと思うけれど)、グラフィックや単純作業がそこへの嫌悪感をかなり軽減させるものになっていて、これがだいぶひどいものであることを忘れさせやすくしている。そこがまたいかんとも言えない生々しい気味の悪さを突いていて、表現方法にしろこうしてさせるゲーム体験にしろ、すごく面白いところを突いてきてるなという期待には違わないものになっていた(ただし繰り返すようにここでまでクリアしにくいものになっていたのは予想外だったけども)。 この作品のAIなんかも結局は人間たちを支配・管理するので手いっぱいになっていておよそそれ以外のことができるわけでもなく、それが生きる目的に成り代わっている(というかそれ以外の目的があったのかどうか)というのもだいぶ皮肉だなあとやっていて思った。人間たちに不労所得を稼いでもらうということにはなっていなくて、AIも結局ずっとディストピア世界の上位的存在として歯車化している感じ。つまり永久機関を作るというより、永久の地獄を作ってるというか。だから誰も(恐らくは)幸せではない。うまく世界観ができてるなあとしみじみ思うばかりである。主語でかめなことを言うと、人間もきょうの糧だけに目が行かないからいろいろ蔑ろにしてるところはあると思うので、手段と目的というやつは大事だなと思いましたまる的な。AI的には自分の生命活動が維持できるならそれでいいということなのかもしれないけど、それはそれでやはり思うところは出てくるわけで。 私にはとてもクリアできそうにない作品だけれども、そういうディストピアの雰囲気は十分に楽しませてもらえたことと、ゲームとしては十分に機能していると言えるのとで、「オススメ」としておきます。
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肯定的
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