Defense of the Oasis のレビュー

[h1]マインスイーパー + シビライゼーション[/h1] 海外レビューサイトなどでよく「マインスイーパーとシビライゼーションを合わせたゲーム」と紹介されている有名な作品。 ターン制の探索、都市開発シミュレーションゲームでありながら、パズル的な要素が色濃い。 少し古いゲームだが数多くの受賞歴が示す通り、たいへん面白く、個人的にも非常に気に入っているゲーム。しかし正直なところ、PVを見ただけではどんなゲームか全然分からないので、買うのを躊躇っている方も多いかも知れない。 本作は、実際にはマインスイーパのように爆弾の数が表示されたりはせず、畑の数や配置状況から、隣接する都市の場所を予測するとか、といったイメージであり、ロジカルにパズルを解く要素はそこまで強く無いので、そこはご注意を。どちらかと言えば、盤面探索に重きを置いた超簡略版のCIV、といった感じ。 マップを探索し都市、鉱山、オアシス等を発見、労働者を配置して都市間の道路建設や鉱山での作業をさせて、人口拡大や兵器ほか技術研究を進めて富国強兵を図り、85ターン経過したら攻めてくる蛮族と戦い勝利すれば、彫像を獲得出来る。これを毎ラウンド繰り返し、12個の彫像をコンプしたら一つのストーリーが完了。 ストーリーは全部で8つで、それぞれのお話に沿った、特徴ある面で構成されている。 ８つを全てクリアしたら、今度はランダム面ばかりで構成された追加シナリオが遊べる。 結果として1ラウンドは85ターンだが、慣れればほんの数分でサクッと１ラウンドをクリアすることも出来るようになる。 何も見えないマップの探索から始めて、都市開発、兵器技術研究、蛮族との戦争による決着まで、一応ちゃんとした都市発展を数分で体験できるところが、なんとも楽しい。 肩の凝らないお手軽シミュレーションゲームを探している方は、是非どうぞ。