Steeplejack のレビュー

80年代前～中盤のアーケードアクションゲーム ド直球という感じなので、このワードでピンとくる人は買って損しないと思います。 音楽も当時の雰囲気を醸し出すのに一役買っています。 フルスクリーンだとゲームを終了できない？のと、コンティニューが無いのはちょっと残念。 説明には書いてないですが、各ステージに触ると隠しアイテムが出るポイントがあるみたいですね。

クリアまでプレイしました。 Steamの表示だと「コントローラはサポートされていません」となっていましたが実際は対応しており、XInputパッドで問題なく操作できました。 敵やトラップを回避しながらゴールを目指して登っていく縦スクロール2Dアクションゲームです。 横にはスクロールしませんが、序盤以外のステージは複数の中間ポイントがあってそこそこ縦に広い作り。 十字キーと２ボタン操作で、80年代前半のアーケードゲームを意識したと思われる内容。 レトロゲー風に整ったグラフィックやサウンドに、ゲームとしてもシンプルながらツボを押さえた作りで、ちゃんと見た目通りの楽しさを提供してくれます。 武器の爆弾は持っている分しか投げられず（ステージ開始時の所持数３）、その上敵を倒すには[手に持つ→投げる→起爆]で３回ボタンを押す必要があるのでとっさの対応はしづらく、必然的に敵を避けて進む場面が多くなります。 その代わり爆弾自体は高性能で、爆風の当たり判定は見た目以上に広く・長く残り、一見ただのトラップっぽい落下物や炎弾も消すことができるので、使いどころが分かってくると大いに役に立ちます。 ギミックは動く足場や落ちる足場が中心で、総じてアスレチック色の強い内容。 ゴールまでに複数のルートがあるステージが多く、ちょっと寄り道すれば取れるところに得点アイテムがあったりもして、欲張ってアイテムを集めるもよし、さっさとゴールに直行してもよしで、幅のあるプレイが楽しめます。 一発死の残機制かつコンティニュー不可という厳しめの仕様ですが、総合的にはそれほど難しくない印象。さすがに後半は難易度も上がってきますが、敵やトラップの速度は全体的に遅めで、見てから対処可能な場面がほとんどなので、この手のアクションに慣れてる人ならクリアまで行けるはずです。 全12面で、慣れるとクリアまで20分程度。 楽しませていただきました。