Hearthlands のレビュー

基本は大体紹介動画の通りの町作りゲーム。 道路を敷設し、家を建て、各種生産設備を整え、街を発展させていく。定期的に敵国や怪物の襲来があるので、それに備えるために軍備を整える必要もある。人口が増えていけば、新設備の開放や税収アップ、配達効率向上等の技術開発が可能。また、戦闘を有利にすすめるための新魔法の開発も可能。簡素ではあるが、他国との外交も可能。 町作りのパートについては、可もなく不可もなく、といったところ。難易度、町作りの制限と自由度のバランス、設備のバリエーション等々、基本はしっかり抑えられており、安心して遊べる。特に物流の導線のシステムが独特で（後述）、よく考えて道路や建物を配置していかなければならない点がなかなか面白い。一方で戦闘パートは単純。細かな指示は出せないし、敵AIもかなり単純。慣れてくれば、敵AIの単純さを利用して少数で圧勝することも可能。 総合的にみて、戦闘パートに期待しすぎてはいけないが、町作りの部分はよくできている。このジャンルが好きな方は買っておいて間違いはないと思う。 参考情報　物流の導線について このゲームでは、原材料→生産設備→倉庫→住宅への物流は、全て人によって行われ、また物資の運搬はそれぞれ別々の作業員が担当する。それぞれの間をしっかり道路で繋いでおくことが必要。以下に物流の一例を示す。 農作物が住宅に届けられるまで 1. 農夫（Grower）が畑から農作業小屋に野菜を運搬する 2. 集荷人（Hauler）が、農作業小屋から倉庫（Strage Yard）に野菜を運搬する 3. 集荷人（Hauler）が、倉庫から配給小屋（Paddler's Tent）に野菜を運搬する 4. 配達人（Paddler）が、配給小屋から各住宅に野菜を供給する 倉庫がない場合は、2は省略される。また、生産が多段階に渡る場合でも、1～2が多段階になるだけである。2のHaulerはStrage Yard、3のHaulerはPaddler's Tent所属なので要注意。 街の規模が小さいうちはあまり気にする必要はないが、街をより大きく発展させていく場合には、この流れをよく理解し、建物の配置や倉庫の保管制限、Road Brockによる配達者の移動制限等をしっかり考えて設計していく必要がある。 なお、税金の徴収などもしっかり人が歩き回って行うので、税務署と住宅ともしっかり繋いでおく必要がある。

シーザー３を少しシンプルにした感じのゲーム。 他国をすべて制服するとクリアー。慣れるとベリーハードでも簡単に感じる。 ゲームのコツ 木材！木材！とにかく木材。 薬草、精肉、製材と各分野でとにかく木材を必要とする。種族によってはパン作り、漁業などにも使う。人口１０００につき80個程度の木材が常にあると安心。 木材確保ためには広大な土地が必要なので街づくりを始める場所はよく考えること。 防衛は弓兵と石壁 敵AIはアホなので、進行ルート上に壁を置いておくと壁を壊そうと殴りだす。 そこを弓兵で攻撃すると一方的に攻撃できるので楽。 石壁はかなり硬い上に戦闘が終わると勝手にHPが回復するので面倒ところがない。 これはクリーチャー達も一緒なので、土地からクリーチャーを掃討する際に役立つ。 さらに弓兵は初期に手に入りにくい鉄を消費せずに作れるので鉄の節約になる。 その他 ・ワールドマップの外交のAttackで他国を攻撃し、戦闘に勝つと臣下にできる。それらの国は国ごとに決まった種類の貢物を定期的にしてくる。 ・軍備が少ないと敵対的な国から極端に攻められやすい。初手で２部隊作成すると平和。 ・人口は移民でしか増やせない上に毎月来れる量の移民は決まっている。常に移民が来続けつつ、街を去る市民を出さないことがスピード発展の鍵。 ・ゴブリンの泥棒はゴブリンの村を木の壁でぐるりと覆うとやってこない。 ・人口に比例しランダムでできる下水溝からは定期的に敵が湧く。木の壁などで 囲んでしまうと良い。壁で囲んだ場所に門を作って出入りできるようにすると兵士が入れるので そこに兵士を置いておくと勝手に戦ってくれて訓練になる。 ・アリーナを作ると部隊の経験値が毎月勝手に貯まり、もりもりレベルアップする。 ・徴税の項目をオートにしておくと勝手に税率を調整してくれる。 このゲームでは職にあぶれる人が多ければ多いほど税率を高くできる。 ・食料、アルコール、鉄などの資源作成から敵への攻撃や味方の回復など魔法がかなり役に立つ。