Inverted Angel のレビュー

夜の不思議な訪問者。

言えぬ

黙って全エンディングを見れば良いことが起こります。けっこう大変なので攻略は見て良いと思います。

主人公ですら知らされていない、弟の公開前機密情報を知る自称恋人なんて怪しいにも程があると思い、 恋人としてきちんと警察へ通報しておきました。

　

残念： 思うがまま自由に回答を書いても、「それはちょっと違うな」と弾かれてしまう。回答入力前の、会話の文章をよく読んで、ゲームが認めている回答をしないと弾かれる。そのゲームが認めている回答を見つけるのがめちゃくちゃ難しい。個人的にはいつも同じエンドになってしまうから、選択肢で色々進めるほうが良かった。 良い： 絵が良い。絵が動く動作も良い。音楽と効果音が良い。文章の内容が良い。

推理ゲームと書かれてはいるが、会話のほとんどが哲学や自分の考えに対する討論などで推理する箇所が10分の１もなく長いです。最初はしっかりと読んでいたのですが、中身のない会話に途中から速読の如くクリック連打していました。肝心の操作も推理を回答➝中身のない長い会話➝回答➝また中身のない長い会話…とゲームとしてはつまらないです。 ゲームの説明文に“ちょっとヤンデレな感じだけど、まるで本当の知り合いだったみたいに話の辻褄が合う。”とは書いてありましたがお互いの個を持った会話の掛け合いというよりはヒロインと主人公が1つの考えについて説いてくだけなので、プレイしている側は何を見せられているんだ…？と置いてけぼりになると思います。

Vaporwaveな背景に浮かぶ可愛い女の子という非常に好みなアートワーク見て、どのようなゲームかも知らずに即購入しました。 実際にプレイしてみたところ、どうやらこの女の子とドアホン越しに会話をするという中々に奇妙なゲームでした。少し変わった恋愛シミュレーションみたいなものだろうか？ この女の子は自称主人公の恋人で最初から好感度MAX状態に見えるのですが、主人公にとっては全く記憶にない存在らしいです。当然ながらプレイヤーにも全く謎だらけで、分かるのはやたらと可愛いという事だけ。しかし自称恋人というだけあって向こうは主人公の事をよく知っている模様。 どうも彼女は[strike] 見た目に似合わず [/strike]哲学的な思考がお好きなようで、主人公とやたらと難解な禅問答を繰り広げています。 正直何がなんだかよく分かりません。でもとりあえず僕は僕の事が好きな女の子が好きだ(主人公は僕ではないが)それが可愛ければ尚更というもの。 こちらの事をよく知っているようだし、彼女が恋人だというのならそうなのでしょう。そして自称恋人から暫定恋人という事にして進めていった所、彼女は部屋に入れて欲しいと可愛らしくお願いしてきました。 …なるほど、こんな夜に部屋に入れて欲しいとは、つまりはそう言う事だな。と、僕は迷いなくそれを了承しました。女性からの誘いを無下にする訳にはいきません。主人公もどうやらその気らしく、わざわざベッドに消臭スプレーをして彼女を出迎えに行ったのです。 ……刺されました。挿すつもりが逆にブッ刺されました。当然ながらバッドエンドのよう。一体何がいけなかったのでしょうか？まるで分かりません。 その謎を解明すべくリプレイを繰り返し、懲りずにまた刺されたりしながら漸くこのゲームの趣旨を理解しました。 つまるところこのゲームは、謎の自称彼女の正体と主人公との関係性を明らかにするべく、この可愛い不審者との会話の中に散在する疑問や疑惑を見つけ出し、その答えを追求していく推理ゲームのようなもの、のようです。 特徴的なのは、彼女の正体と主人公との関係性、更には主人公の素性までもがプレイヤーの選択によって変化すると言う点と、その分岐点における選択肢は基本的に可視化されておらず、プレイヤーの自由記述によって明確化させる必要がある、と言う点でしょうか。 マルチエンドで様々なルートがありますが、それぞれのルートに進む為にはプレイヤー自らが彼女との会話の中に潜むヒントを見つけ、そこから推察した結果を言葉として入力しなければなりません。そして進んだルートによって彼女と主人公の設定は別人のように変化していくので、推理の正解は各ルート毎に異なる訳です。 このような長文になってもイマイチしっかりと解説できてはいない気がしますが、とりあえずビジュアルが好みで哲学的なお話が嫌いでなければプレイしてみてはいかがしょうか。雰囲気が似ている某マルチ破滅エンドなゲームとは違い、スッキリと綺麗なエンドもあります。 全ての真相を明らかにしたその最後にはエンディングムービーが流れるので、そこまでは是非やってみて下さい。 なんとなくこの作品が伝えたいことが分かるような気がして、でもやっぱりよく分からないなって、そんな感じです。

アドベンチャーゲームと言うよりはミステリーゲームに近いかも。 回答は選択式ではなく、こちらが書いた文章をAIが判断するので難易度は高め。ニュアンスが合っていても正解にならない場合があったが、それでも正解を導き出せた時の嬉しさは一入。ついつい考え込んで朝焼けを迎えることも… 小気味よい会話も相まってどのエンディングも心に残るのでオススメです。

大体4時間で全GoodEnd？は回収できて面白かった。 一部のルートは腹を抱えて笑ったけど感受性高いとおぞましく感じるかもしれない。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ AI判定で入力させられるテキストボックスに「こんなの作者とAIのさじ加減やんけ！」とレビューで憤る気持ちはすごいわかる。 単語でゲージの伸びを探っていって真相にたどり着くカタルシスもこのゲームの楽しみ方だけど、 「あなたの推理で物語が変わる」って触れ込みでやったのに、推理が外れてたら考えを矯正させられる体感はある。 でも、それでやめるくらいだったら、 ただの短編オムニバスだと思って手書きでもいいから簡単なフローチャートを起こして攻略してみてほしい。 このゲームの分岐は殆どがとても単純にできている。 ”なに”が因果律を確定させる情報だったか、因果律が確定してから”なに”が提示されたかで推理可能で 丁寧かつ難しくない作りになってるからクリア出来るよ。