River City Saga: Three Kingdoms Next のレビュー

１周目。 配役不足とはいえ新キャラ女多すぎ。 まだドッジボールとかサッカーとかホッケーに男キャラいただろとか、悪役にもケンとかよしひろいるだろとか言いたくなります。 あと、史実を半端に意識したせいか、味方の離脱の茶番劇がひどいです。 メガネが壊れただの、こむら返りだの、実にくだらない理由で茶番が挟まり話の腰が折れる。だるいことこの上ありません。 足を引っ張るだけのNPCなんて必要ないんですよ。 ていうかストーリーだけでなく戦闘でも役に立ってないんですよね。 NPC相手に発動された超必殺技をもらい事故して死んだときは、さすがにイラっとしてしまいました。 おまけに、これまた史実を意識して不仲設定（割とどうでもいい）とかつけてきてるのがダメ。 どこで地雷が爆発するんだろ、と意識しだすと話が楽しめません。 あっち行け～、こっち行け～も多すぎ。別にやばくもないのに何度も撤退するくにおが違和感だらけ。 もうね、くにおなんだから、関羽（くにお）が突っ込んでフルボッコでいいんですよ。 関羽（本物）さんは怒るかもですけど。 で、２周目です。 前作やった人ならくにお三国志は周回要素があり、３周で全部の話を楽しめる作りになってることはご存じだと思いますが……。 はい、全然改善されてませんでした。 １周目は史実とか無視できなかったんだな、２周目でストレスフリーな話にしてくれるんだろうなって期待したんです。 別にそんなことありませんでした！ それどころか周回要素も前作に比べてパワーダウン。 基本的に分岐の裏側を見せてくれる形なのですが、まあ、その……最初から見せろと言いたくなるような展開ばかり。 おまけに実質２ルート（前作は３ルート）しかない分岐でした。 あと終盤にかけて火力のバランスがおかしくなってきて、ボス戦が一瞬で倒すか一瞬で死ぬかのどっちかになりがちなのもバランス悪かったですね。 前作みたいにボスの必殺技でしか死なない難易度とどっちがいいのかと言われると、まあ微妙なのですが。 ただ前作からやってきたプレイヤーとしては、三国志やり切ってくれたというのは大きな評価ポイント。 三国志といえば赤壁の戦い以降はぱっとしない（失礼）のもあり、赤壁までしか扱ってない作品も多い中、本作はくにお君として綺麗に走り抜けてくれました。 真ルートの最後に出て来るラスボスさんのお言葉は、そのままこの作品への評価になっていると思います。 決して歴史をないがしろにしたわけではない、というのは賛も否もひっくるめて良い点だと思いました。 これがくにお三国志、これでいいのだ。はい、その通りでした。 ちなみにBGMは今回も当たりでした。終盤にかけては怒涛の名曲揃いで素敵。 地味に挽歌からボス戦のBGMアレンジが来てたのはうれしかったです。

こちらが動けない戦闘開始前に一方的に殴られるのは高難易度ではなくて理不尽と言います

前作と比較して ・3Dアクション面が減っているため、それで挫折した人は安心。 ・周回モードについて、分岐する章の途中からやり直すことができる。 ・三国英雄録モードがない。 ・主要キャラクターがほぼ前作で出切っており、くにおくん的な新鮮味はあまりない。 ・前作みたいな大胆なストーリー分岐がないのがとても残念。 ・あっさりクリアできてちょっと物足りない。