Bride into the Cave
88 😀     142 😒
40,54%

評価

$4.99

Bride into the Cave のレビュー

『洞神の花嫁』は中華風ホラー推理アドベンチャーゲームです。舞台になったのは人里離れた湘西という風情あふれる古い町並である。ここでは古くから「洞神」の伝説が伝わっています。「洞神の花嫁」に選ばれたことは「落洞」という。選ばれた少女の魂は、世から永遠に消えてしまいます。主人公の「ミャオ・フェイ」は、その町に育ったミャオ族の少女。彼女はその伝統的な儀式の裏に潜んだ真相へ辿り着くことができるでしょうか?銀の鳥が鳴き始めた……全ての原点はどこにありますか?運命?それとも災難?時の流れを遡って、果たして、彼女はどこまで迫れるのか?
アプリID2604410
アプリの種類GAME
開発者
出版社 Erabit
カテゴリー シングルプレイヤー
ジャンル インディー, RPG, アドベンチャー
発売日25 4月, 2024
プラットフォーム Windows
対応言語 English, Traditional Chinese, Japanese, Simplified Chinese

Bride into the Cave
230 総評
88 ポジティブなレビュー
142 否定的レビュー
賛否両論 スコア

Bride into the Cave は合計 230 件のレビューを獲得しており、そのうち 88 件が好評、142 件が不評です。総合スコアは「賛否両論」です。

レビューのグラフ


上記のグラフは、Bride into the Cave のフィードバックの傾向を示しており、新しいアップデートや機能が導入された際のプレイヤーの意見の変化を視覚的に表しています。このデータを通じて、ゲームの評価の推移を理解できます。


最新の Steam レビュー

このセクションでは、{name} の最新 10 件の Steam レビューを表示し、さまざまなプレイヤーの体験や感想を紹介します。各レビューの概要には、総プレイ時間、肯定的・否定的な反応の数が含まれており、コミュニティのフィードバックを明確に示しています。

プレイ時間: 117 分
トロコンしました! 中華民族ホラーで大変良い雰囲気。 紙人形とか、神様と結婚とかにピンときたらやるべし。 日本語訳がちょっと不自然なところもあるが、理解するのに支障はない。 難点としてはオートセーブなどはなく、チャプターの途中で辞めると、そのチャプターの最初からやり直しになるので一気にやろう! なぜか最初からチャプターが解放されているぞ。 面白いゲームでした。
👍 : 1 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 343 分
デモ版をプレイしてからすごく好きになりました!雰囲気もいいし、ミャオ族という本当に存在してた民族の話の習慣をゲームにした感じです。ストーリーや出てくる文書も色々な意味で勉強になりました。たった今正式版クリアしました!このゲームのストーリーはとても良く、でも昔の世間の傾向や女性の立場、本当に思うようにいかなかったのだろうなと…このゲームを初めてみなさんで作ったこと、とても素晴らしいと思います!バグも1か所だけ文字化けしてただけであとは全然問題なかったです。それと実績解除するたびに書いてある一言が面白かったw これからも次回作、楽しみにしています!! ありがとうございました。
👍 : 4 | 😃 : 0
肯定的
プレイ時間: 192 分
以下、全体的に厳しめのレビューをしていますが、総合評価的に見て「オススメ」としておきます。 [hr][/hr] システム:バグも散見されるのでちょこちょこ詰んだ気になるところはあるけれど、ちゃんと最後までできます。横スクロール(往復可能)移動の探索型ゲーム。キーボードのみ対応(のはず)。基本的に数個のボタンを使いつつ、マウスクリックで何かアクションをしていくことになる。動作自体はかなりサクサクだけれど、操作性などはやや不便なところがある。探索ポイントは「?」で示されたりもするので分かりやすいが、特に鍵開け的な謎解き要素部分の記号解読もちょっと不親切だが、ゴリ押しで何とかなる。 ただ、本作、細かいバグが多い。一部テキストのバグ、操作説明書を開くと閉じれなくなるので強制終了するしかない、毎回立ち上げるたびに言語選択、音響の再設定をしなければならない、一部謎解き部分で一旦閉じて別の行動をすることができなくなる……など。一番最後のものは、「そこにあるこれを使えばいいんだろうけど、これが必要道具なわけがないよな……。なんでここにあらかじめあるのか意味分からんもん」と思って、そこでやるべきタスクはこなせるようになっているのに気付けずに強制的に再起動し直したりもしていた。つまりは微妙に動線が不親切でもある。 セーブはチャプタークリアごとに自動セーブされるため、そのチャプターが終わるまではゲームを終えることはできない。途中で終えた場合、直近のチャプターを最初からやり直しになる。 日本語訳も対応はしているがいわゆる機械翻訳的なものなので、ちょっと読みにくい。読めないというほどひどいわけでもないけれども、本作の民族にまつわるところとか、伝承にまつわるところとかに関して、多分、輪をかけて分かりにくいものにしてしまっていると思う。また、一部、自動的にテキスト送りされる箇所もあるのだが、そこのテキスト送りが早いため、何を言ってるのか考えながら読んでいるうちにさっさと次に行ってしまうことになるのがネックだった。 グラフィック:なんとなく陰鬱な雰囲気があって世界観に合っていました。内容の雰囲気もその傾向があるけど、ちょっと『返校』っぽさがずっとある。 あらすじ:アジア(の特に中国の辺り)に居住する苗族に取材した作品で、1930年代辺りのある苗族の村のできごとを描く。主人公は洞窟の神である洞神の元へ嫁入りすることになり、暗い洞窟の中で目が覚める。そしてその場所を彷徨いながら、かつて同じようにこの神の元へ嫁ぐことになった、姉のように慕っていた女性の魂を求めて時空を移動していくことになる。そうした中で彼女はこの村のこと、自分のこと、その姉のような人のことなどについて思いを馳せてゆき、鳥のように羽ばたこうとする。 +++ 感想:あらすじでも触れたように、本作は苗族と洞神にまつわる民間伝承(=落洞)に取材したものであるのだが、だいぶその辺の説明はかなり端折られてしまっているため、多分、中国語圏外の人にはもともとその辺に興味がないと何が何やらなことになっているような気はする(言いたいことが全く分からないということはないだろうが)。落洞にしても、現代では苗族と重ねた上でいわゆる創作上で好んで用いられる伝承という要素が強いところがあるのだけれど、そういう前提とか全部ぶっ飛ばされてるので、そういう意味でだいぶ不親切だと思う。苗族の扱い方といい、結構、偏見的な内容になってしまっているところがあるような気がするというか、あえて苗族にした上でこの題材でこれをやるということに対する説得力はかなり薄いままEDを迎えてしまったという感はあった。もしかしたらそういう創作物に慣れがあるのだろう中国語圏では特にもろもろ引っ掛かりは生じないのかもしれないけれど、ストーリーをどっしり構え直してやるということをもう少ししてほしかったなと私は思った。題材自体は面白いと思うし、テーマも分かるけれど、現状だと、民俗ホラー的なものに乗っかっているというところが悪目立ちしているというか、都会なりメジャーからは隔たったところにある民族という壁を差別的な立ち位置で利用してしまっているところがあるというか(制作陣に苗族出身者でもいるならそうも言えなくなるのだろうが)、もう少し慎重にやりましょうよと正直思ったところがかなりある。 本作では苗族が持つとされる世界観なども落とし込まれてはいるのだけれど、これは日本語訳の機械翻訳ぶりもあってかなりちぐはぐで不親切なものになっていた。それでも最低限言いたいことは分かると思うので、それでもいいのかもしれないが。ここにしてもそうだけれど、世界観に対してストーリーでちゃんとテーマと合致させつつ描いていくということをもっと丁寧にしていたらもっと面白い内容になったと思う。シナリオが全くわけわからんとか形になってないということはないのだけれど、そこがとにかく残念に思うくらいには急ぎ足というか、何となくはぐらかされた表現で突っ切られているところはあった。 本作はいわゆる[spoiler]女性の不自由[/spoiler]を描いたものである。主人公たちは民族の中に、村の中に閉じ込められ、籠の中の鳥として愛でられるものであり、そこからはみ出ようともはみ出なくともこの世界の中で羽をもがれるしかない存在である(※作中で説明されてなかったように思うが、洞神の嫁になる=[spoiler]発狂および死亡するものだ[/spoiler]という前提がある)。ここには[spoiler]押しつけられた女性観があり、彼女たちには学も許されず、村の男と結婚するしか生き延びる術はないような世界、固定観念に囚われ続け抑えつけられ、項垂れるしかない世界[/spoiler]がある。そこに自由はない。それでも自由に憧れた主人公は、過去を手繰り寄せ、足掻き、[spoiler]それでも結局はどうにもできないものとして、死んで鳥となることで自由を得る[/spoiler]のである。ここに救いはないし、自由への憧れ方もかなり後ろ向きなものしかない息苦しさがある。ゲームプレイ中もそれが何を意図しているのかは分かるが、ED後、改めて現代に視座を向けてこのテーマを問い直すところに本髄があったのだと思う。われわれの生きている今はどうであるのか、自由だと言えるのか。 そういう意味で、民族というものを利用してそれをエキゾチックな娯楽の対象として距離を取ったところにもまた現代の息苦しさが反映されているようにも思う。これが中国語圏のゲームであるという視点から見ると、なおさらそう思うところがある。この点、かなり挑戦的な内容になっているのだろう。 ただ、繰り返しになるけれども、[spoiler]苗族と女性社会っていう着眼点は実際可能なものなのだけれど(女性を排外していくことだとか)[/spoiler]、そこを扱うならもっとちゃんと説得力を持たせてほしかった。 作品概要にもあるように、制作陣はみんなで集まってゲームを作ってみよう!ということで本作を作ったとのことで、そういう意味でもチャレンジングな精神に好感を持っているので、今後も応援したい気持ちはある。
👍 : 4 | 😃 : 0
肯定的
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