Tormenture のレビュー

ストアページの説明を読んで「現実世界でのホラー要素に対処しつつゲームを進める」的なものを期待していましたが、2:8くらいの比率で圧倒的にパズルアクションがメインでした。 ここまでなら「ちょっと難易度が高めなレトロ風アクションで遊んでるんだ」で割り切れたんですが… [list] [*]謎解きやボス戦中に出てくる特定の操作（リモコンでTVの入力切替）が瞬時にできず面倒 [*]ゲーム内でのアイテム周りの使用が不親切（インベントリの概念が無く、自機とアイテムが接触したら自動的に持った判定になる） [*]アクション要素の難易度が高く、ラスボス戦に至っては死にゲー化している [/list] 等やる気をそぐ要素が多く、現状バットエンドを見届けた以降のやり込みは進めてません。 その他、裏で説明書がずっと開いた状態になって左右に移動する度にページをめくる音が鳴ったり、BGMが不自然な場所で消えたり再開したりとバグの疑いがある挙動があったので最終的に「オススメ出来ない」という評価になりました。 ただ、大半が子供の頃に経験したことがある「夜中にゲームを遊ぶ背徳感」と「親フラ以外の何かに怯える非日常」が混然一体となった独特な雰囲気が素晴らしく、ゲーム外のエリアを見回しているだけでも緊張感があって楽しいです。 ※謎解きについて 　日本では馴染みのない玩具やアナログゲームが謎解きに絡んできます。遊び方を知らないと、どのヒントがどの謎と関連しているのか分かりにくい場合があるので見慣れないものがあったらググッてみるのがおススメです。（恥ずかしながらこのゲームで初めてGuessWho?を知りました）

呪われたゲームを遊ぶ80年代の子供となり、ゲーム内とゲーム外で相互に作用し合う謎を解きながらクリアを目指すパズルアドベンチャーゲームです。 カセットに息を吹きかける、マップをノートに書き写すなど、レトロゲームを遊ぶことのノスタルジーをよく表現できている上に、豊富なチェックポイントなどの現代的な遊びやすさを兼ね備えているところが素晴らしいです。 ゲーム内外を股に掛けたホラー演出も秀逸で、ゲームに集中していたら自分の周りで何かが起こっている、といった背筋がゾクッとするような体験が得られます。 [strike]2024年10月現在、若干のバグが残っていたり日本語対応がアナウンスされているので、アップデートを待ってからプレイするのもアリかと思います。[/strike] [2024/11/19追記] 日本語対応されました。