Andarin Weppes のレビュー

ボリュームとしては1~2時間で終わるステージクリア型パズルゲーム。パズルが得意な人なら数十分でクリアできる人もいるかもしれません。 「進行性の認知症を患う男性の一人称パズル体験」とありますが、ストーリーが詳細に明示されるわけではなく、プレイヤーに解釈をゆだねられています。各ステージの名称や、本作で特に印象的にフィーチャーされている柱時計の文字盤の状態によって症状の進行が匂わされているものだと思われます。 [h3] おすすめポイント [/h3] ・プレイを妨げるような存在（敵など）は出てこず時間制限もないので落ち着いて遊ぶことができます。ステージのリスタートとは別に「巻き戻し」という機能があり、その名の通り時間を巻き戻してくれるのですが、回数制限が無く、遡る時間も任意なので、プレイングをかなり快適にしてくれています。 ・翻訳が少し拙くやや不自然な日本文になっていますが、逆にこのゲームのコンセプトとかみ合っている気がして個人的には好きです。 ・不安定な雰囲気のBGMも世界観と合致しており、没入感を高めてくれます。BGM音量・効果音量ともにオプションで調整あり。 [h3] 良くないポイント [/h3] ・一人称視点なのに加え、上下左右が移り変わるステージを見回しながら歩き回ることになるため、一般的なパズルゲームより酔いやすい作りになっていると思いますのでそこはご注意ください。