The Ebbing - A Coastal Tale Steam統計とチャート

[h1]RPG 風の推理ゲーム[/h1] 19世紀の終わり。北ドイツの小さな港町。 建物の壁に意味不明なシンボルが書かれ、 町はずれの荒地で化物が出没するという噂が流れる。 この町に休暇に訪れたシュミットは、 町の電信局員の殺人事件に出くわす・・・ という流れで始まる、 一人称視点のロールプレイングゲーム風の推理ゲーム。 INSPECTOR SCHMIDT シリーズの2作めになります。 ロールプレイングゲーム風ということで、 ダイス判定があったり、町を歩き回ったり、 素材を集めてクラフトしたり、 敵に姿を見せないように目的地まで移動したり、 といったことがあります。 しかし、物語を楽しむことだけを望み、 これらの要素を面倒に感じる人のために、 「ダイス判定全成功」オプションや （クラフトできるアイテムはひとつ以外はダイス判定に関わるもののため 　全成功オプションを有効にすればクラフトの必要ほぼなし） 「イージースニークモード」オプションや （そもそも小さな町ですが）ファストトラベルが用意されています。 それでも、迷路のようなところを探索する必要はありますが・・・ ゲームは、いくつかのメインクエストといえる事件と、 付随するサブクエストといったもので構成され、 （ほか、手を付けなくともメインストーリーの進行には影響ない、 　ミニクエスト的な謎解きもあります） 　第一章『宿屋の幽霊』 　第二章『壁に描かれたシンボル』 　第三章『消えた恋人』 　第四章『姉妹』 　第五章『荒地の化物』 といった感じで進行し、 第一章の最初で発生する電信局員殺人事件が 五章の最後で解決するという流れです。 各章の事件の解決にはボス敵（笑）への推理の披露がありますが、 これがポイント制のため、正しい選択肢を選んでいれば、 証拠をすべて集めていなくとも解決に持ち込めるのは良い点だと思います。 途中の謎解き/パズルも、ほとんどが周辺に手がかりがあるものでした。 ただし、シンボルに関する事柄についての謎解きは、 もしかしたらドイツ文化の感性がないと解けないものかもしれません。 ドイツの会社の制作で、推理ゲーム好きでなくとも、 19世紀初頭の北ドイツの小さな港町というものの 雰囲気が好きな人なら楽しめるかも。 なお、初回起動時に、 メニューがすべてドイツ語でびっくりしましたが、 定番の位置に設定メニューがあるので、 言語変更は容易でした(笑)